■「原作を読んだ時から清澄に自分に似ている部分があるなと感じていて、自分が出来るならやってみたいという想いがあったので、この作品に参加できることがとても光栄です」(川西拓実)
映画『バジーノイズ』の製作が決定。主演キャスト、監督が発表された。
原作は『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で2020年まで連載されていたむつき潤による同名青春音楽コミック。
むつき潤の長編デビュー作になる『バジーノイズ』は、連載開始直後からその登場人物たちの心理描写のリアルさ、DTM(デスクトップミュージック)を題材に誌面を飛び越えてくるかのような独特な音楽表現とタイムリーなテーマ性でSNSを中心に熱い支持と共感を集め、デジタルネイティブ世代における新しい音楽コミックスとして大きな話題を呼んだ。
作家の燃え殻やKing Gnuの井口理、SKY-HI、漫画家の浅野いにおらからも大絶賛を浴びたこのコミックを、昨年末、日本中に社会現象とも言える人気を巻き起こしたドラマ『silent』で監督を務めた風間太樹が実写映画化。
主演は、これまで発売した7枚のシングルがすべて主要音楽チャートで1位を獲得、昨年大晦日には『第73回NHK 紅白歌合戦』への初出場を果たし、アジア最大級音楽授賞式『2022 MAMA AWARDS』での受賞や、世界最大のKカルチャー祭典『KCON JAPAN2023』への出演など、国内外からの熱い声援を集め続けるグローバルボーイズグループ・JO1の川西拓実。
川西は単独でテレビドラマ『クールドジ男子』(テレビ東京)への出演を果たすなど活躍は多岐にわたり、その端正な顔立ちから女性誌『ViVi』による「国宝級イケメンランキング」では常に上位にランクインするなど、いま最も注目を浴びる存在。なお、川西は本作が映画初主演となる。
そしてもうひとりの主演は、俳優・モデルとして着実にキャリアを重ね、この夏公開の『交換ウソ日記』のヒロイン役に抜擢。昨年大きな話題となった『silent』では、目黒蓮(Snow Man)演じる兄を優しく見守る妹を演じて注目を浴び、風間監督とは『silent』に続き2回目のタッグを組むことになる、最注目の若手女優、桜田ひより。
川西が演じるのは、マンション管理人をしながら住み込みでひとり暮らしをしている清澄(きよすみ)。人とかかわることを必要とせず、たったひとつの“すきなもの”である音楽をPCで作り、ひとり奏でるだけのシンプルな生活を送っているが、桜田演じる潮と出会ってしまったことによって、閉じた世界に強烈なノイズが流れ込んでくる…。
静かな葛藤を続ける清澄というキャラクターを、川西がどのように演じるかに期待が集まる。
桜田は、清澄の自宅マンションの上の階に住む女子、潮(うしお)を演じる。毎日音漏れしていた清澄の音楽を秘かに楽しみにしていた彼女は、自身の失恋によって清澄と出会い、やがて「清澄の音楽を広める」と宣言、SNSに清澄の動画を発信していくが…。
自分の気持ちに素直に生きる潮という存在を、近年の躍進が著しい桜田がどう魅せていくのか、注目だ。
監督の風間太樹は「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(2020年)ではBLの枠に留まらない人間ドラマとして反響を呼び、アジアから世界へ発信され大人気となり、ドラマシリーズから劇場版まで担当。
その他、ドラマ『うきわー友達以上、不倫未満―』(2021年)、『脚本芸人』(2022年)など、その繊細かつドラマティックな描写で高い評価を得て、昨年末放送のドラマ『silent』はSNSや口コミで大きな話題に。全話の見逃し配信再生数は驚異の6191万再生を記録、ギャラクシー賞やエランドール賞などを総ナメにし、幅広い層に支持され社会現象とも言える広がりを見せた。
そんないま最も注目を集める気鋭のクリエイターが、ドラマ『silent』の次に手掛ける作品が、この『バジーノイズ』となる。
映画『バジーノイズ』はこの夏、約1ヵ月をかけて撮影を実施。2024年初夏に公開される予定だ。
■風間太樹監督 コメント
むつき潤さんが描く「音」の表現に魅了され、4年前「バジーノイズ」を手に取りました。シンプルな線で可視化された音楽が心地よく、ふわふわ漂って、確かに耳に届いたのです。主人公・清澄が作る音楽には、暮らしの原風景や日々の願いのようなものが込められています。誰かに届けるのではなく、あくまで自分のためのチルい音楽。その音楽が、知らず知らず、誰かの心の助けになっていて-その“誰か”である潮との出会いによって、清澄の他者との向き合いの物語がはじまっていきます。
清澄を演じる川西拓実君とは初めてご一緒します。ひとり、音楽作りに目を輝かせる彼は、きっと清澄の心の良き理解者になれるはず。潮を演じる桜田ひよりさんとは僕が懇願した再会です。破天荒な役どころを愛おしく演じてくれると思っています。楽しみにお待ち頂けたら幸いです。■川西拓実(JO1)コメント
初めまして。清澄役を演じさせていただきます、川西拓実です。
原作を読んだ時から清澄に自分に似ている部分があるなと感じていて、自分が出来るならやってみたいという想いがあったので、この作品に参加できることがとても光栄です。
誰しもが、生きてく上で恋愛と音楽には必ず触れるものだと思っているので、観てくださる方に少しでも良い影響を与えられるように全力で頑張ります。絶賛稽古中です。■桜田ひより コメント
潮を演じます、桜田ひよりです。今回お話をいただいて原作を読んだ時、破天荒で周りを巻き込む自由な性格で、目が離せなくなるような潮に自然と惹かれていく自分がいました。風間監督が作り出す空気感が私自身とても居心地が良く、全力で役と向き合いながら演技ができるので、撮影がとても楽しみです。
方言での演技は少し不安もありますが、川西さんや風間監督、スタッフの方々とこのバジーノイズという作品を1から作り上げていきたいと思っています。■原作者・むつき潤 コメント
絵で音を描いてみたら、本当に音が鳴ることになりました。
ひとえに読者のみなさまのおかげです。
原作をご存じの方も、映画がお好きな方も、音楽を愛する方も、完成を楽しみにしていただけると幸いです。
僕もみなさんと同じように、風間太樹監督ならではの『バジーノイズ』を楽しみにしています。
映画情報
『バジーノイズ』
2024年初夏 全国ロードショー
原作:むつき潤『バジーノイズ』(小学館『ビッグスピリッツコミックス』刊)
出演:川西拓実(JO1)、桜田ひより
監督:風間太樹
製作:映画『バジーノイズ』製作委員会
制作プロダクション:AOI Pro.
製作幹事・配給:ギャガ
(C)むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会
【ストーリー】
頭の中に流れる音を形に出来れば、他に何も要らない――。
マンションの住み込み管理人をしながら、「音楽を奏でること」だけを生きがいにしている清澄。
人と関わることを必要とせずシンプルな生活を送っていた彼に、上の部屋に住む女性・潮が挨拶を交わしてきた。その日失恋をしたと言う彼女は、毎日音漏れしていた清澄の音楽を楽しみに聞いていたと打ち明ける。
やがて潮が投稿した何気ない演奏動画によって、自分の音楽を誰かに聴かせようなどと思ってもいなかった清澄の世界が大きく変わっていく――。
リリース情報
2023.04.05 ON SALE
JO1
SINGLE「TROPICAL NIGHT」
『バジーノイズ』作品サイト
https://gaga.ne.jp/buzzynoise_movie/
JO1 OFFICIAL SITE
https://jo1.jp/