■ショーケースではアルバムのタイトル曲「#menow」のパフォーマンスを披露&MVも公開
SEVENTEENと同じく、BTS、 TOMORROW X TOGETHER、ENHYPEN、NewJeansなどのグローバルアーティストを多数輩出しているレーベルを擁するHYBEの傘下にあるPLEDIS Entertainmentに在籍し、華麗なルックスと季節を彩る多様な音楽性で多くの人気を集めている韓国のグループ、fromis_9(プロミスナイン)が、6月5日にリリースした1stフルアルバム『Unlock My World』の発売を記念して同日、韓国でメディアショーケースを開催した。
14時、fromis_9のメンバーがステージに登場し、メディアショーケースは会場に訪れた記者たちに向けたフォトセッションからスタート。カーキをベースにした個性的な衣装で、親指と小指を立てたシグネチャーポーズなど様々なポーズを披露し全員がビジュアルセンターとも言われる美貌をアピールした。
『Unlock My World』は昨年6月にリリースし、韓国音楽番組5冠を達成したミニアルバム『From our Memento Box』以来約1年ぶり、そして再び夏の季節のカムバックということでMZ世代の憧れであるサマークイーンの新作に期待が高まっていた。
そんな1stアルバム『Unlock My World』についてROH JISUNは「“自分の世界をアンロック(unlock)”して、より広い世界に進むというメッセージを込めています。理想的な姿を捨て、正直で堂々とした“本当の自分”の姿で世界と向き合う、という私たちの勇気と意志を込めたアルバムです」と説明。
タイトル曲「#menow」については「歌詞のなかに『전부 나야 이대로 좋아(全部私よ、このままでいい)』という歌詞があり、自信を示しています」と語った。
また、6月1日にTikTokでサプライズ公開されて大きな反響があった振り付けについて、SONG HAYOUNGとLEE CHAEYOUNGは、完全に自分に集中する姿を見せるために目を閉じて両手でウェーブを作るというポイントダンスと、シグネチャーポーズにもなっている親指と小指を立てた“UNLOCK”ダンスを披露。
その後、会場にこの曲のMVが先行公開され、romis_9はそのまま「#menow」をパフォーマンス。このn楽曲はメンバーの繊細なボーカルと洗練されたコンテンポラリーなリズムが重厚に調和し耳に残るメロディ、額から膝まで順番に指差していく柔らかな振り付けとUNLOCKダンスが印象的だ。
メンバーがステージへ戻り、アルバムでそれぞれが作詞や作曲にも参加している4曲のユニット曲についての話題に。LEE SEOYEON は「メンバーも作詞・作曲に参加しながら、様々なジャンルにチャレンジしながら多彩な音楽をお届けしようと本当にたくさん努力しました。四季のように様々な雰囲気と感性を感じることができると思いますので、ユニット曲もたくさん期待してください」と意気込みを語った。心地よいメロディでイージーリスニングができる名曲が揃うと定評のあるfromis_9なだけに、メンバーが語る収録曲10曲での新しいチャレンジに注目したい。
続く質疑応答では、日本の記者からの質問にも回答。昨年リリースしたミニアルバムのタイトル曲「Stay This Way」と「#menow」の違いと、初めて聴いた時ときの感想を聞かれると、BAEK JIHEONは「2曲とも夏のカムバックアルバムのタイトル曲という共通点があります。『Stay This Way』は夏の軽快な雰囲気を盛り込んだサマーソングですが、『#menow』には、より繊細なメロディに“自分”というテーマを盛り込んでいます。『#menow』は軽快なだけのサマーソングではなく、より繊細なメロディのなかに自分の話を取り上げたところが違うと思います」と答えた。
また、今作では初めてfromis_9の作品にHYBEの統括プロデューサー パン・シヒョクが携わったことも話題となっているが、楽曲の感想を聞かれるとLEE NAGYUNは「シヒョクさんが今回のアルバム7曲目の『Bring It On』という曲をプレゼントしてくれました。最初に聴いたとき、私たちのやったことのない雰囲気だったので、素敵な表現ができるように努力しました」と話し、ROH JISUNは「いつもと違うスタイルですが、私たちの幅を広げられる、うまく表現できるスタイルだと思い、さらに頑張りました。多くの応援をお願いします」と笑顔でアピールした。
現地にいる記者からの質問も受け付け、今回のアルバム制作を通してチームワークが強くなったと感じるエピソードを聞かれると、PARK JIWONは「MV撮影で道路を疾走するシーンを思い出します。笑い声をあげて楽しんで撮影に臨んだことでチームワークを感じました」、BAEK JIHEONは「ご飯を一緒に食べたり、会話の場をたくさん設けました。練習をしながら今回のアルバムをどんな表現をしたらいいのか表情や歌詞など会話をたくさん交わし、さらに1段階アップグレードしたチームになったと思います」と答えた。
ユニット曲の組み合わせは「声やビジュアルを見たときに、曲のコンセプトに合うメンバーを選んだ」とし、またfromis_9の強みを「メンバー8人のカラーがそれぞれ違うが、それがひとつつになったときのシナジーや、歌詞の世界が目の前に広がると言ってもらえることが強みだと思います」とLEE CHAEYOUNGが回答。
MV撮影エピソードを聞かれると、SONG HAYOUNGは「踊るシーンがあったが、明け方までダンスの練習をして撮影した映像を観たときに、思った以上に満足しました。いろんなことに挑戦できる自分に成長したと思います」、LEE NAGYUNGは「最後のシーンを見ると、家のなかで踊りながら楽しむシーンがあるが、ダンスバトルをやってみたらどうか? と監督から提案もありやってみたらすごく楽しかったことを思い出しました」と仲の良さが伝わるエピソードを披露した。
また、キャリアハイを更新した前作の成績が今回プレッシャーになっていないかと聞かれると、LEE SAEROMは「前作で素晴らしい成果をあげることができて感謝しています。プレッシャーもありますが1stアルバムも責任感を持って準備しました。私たちは自身と野望を持っているので一生懸命活動して、いい結果がついてくることを期待しています」と自信を見せた。
最後にLEE SAEROMから「すべての花は咲く時期が違いますが、fromis_9の花が咲くのは今だと思います。1stアルバム『Unlock My World」』に心血をこめて準備しました。私たちの率直な気持ちと、新しいドアを開いて前に進むという気持ちが多くの方に届くことを願っています」と挨拶し、メディアショーケースは幕を閉じた。
なお、「#menow」のMVはYouTubeでも公開された。ぜひチェックしてみよう。
(P)&(C) PLEDIS Entertainment
リリース情報
2023.06.05 ON SALE
ALBUM『Unlock My World』
※日本お届け日は06.07予定
fromis_9 OFFICIAL SITE
https://fromis9.jp/