■「ペンライトの光が小さく見えるから、ここがどれだけ大きいかわかる。こんなに多くの方が来てくださってうれしい」
「私が急に参加できなくても、もっと頑張ってステージパフォーマンスしてくれるメンバーたちの大きな応援と力になってください!」
BLACKPINKのJISOO(ジス)が自身のInstagramにアップした言葉に応えるように、6月3日の京セラドームは熱気に包まれていた。
同月1日に公式発表されたとおり、JISOOは新型コロナウィルスへの罹患により3日・4日に開催される『BLACKPINK WORLD TOUR [BORN PINK] JAPAN』京セラドーム公演への不参加を余儀なくされた。
メンバーと所属事務所・YGエンターテインメントの意向により、ライブ中JISOOは幾度か録画映像で登場し、その度に観客から“JISOOコール”が。
メンバーのROSE(「E」はアキュートアクセント付きが正式表記)は「みんなで日本のBLINK(BLACKPINKのファンの愛称)に会いたいと言っていたのですが、JISOOお姉さんの分まで一生懸命がんばります!」と、意気込みを見せた。
今日舞台に立ったメンバーたちは、JISOOの不在を埋めるように「How You Like That」「DDU-DU DDU-DU」などおなじみのヒットソングや「Pink Venom」「Shut Down」といった最新の楽曲まで、エネルギッシュに魅せた。
約3年半ぶりの大阪でのコンサート。待ちわびたファンも、メンバーの熱いパフォーマンスを目の当たりにしてまさに”熱狂”。
そして、このような不慮の事態の中でもファンのことを思い、そしてメンバーがお互いを思い合う4人の固い絆を再確認したことで、会場にはあたたかい応援が満ちていた。
また、アンコール「AS IF IT’S YOUR LAST」に合わせてJISOOのソロ曲「FLOWER」を3人で披露する一幕も。一夜限りのスペシャルな演出にファンは大盛り上がりだった。
終盤のMCでは「ペンライトの光が小さく見えるから、ここがどれだけ大きいかわかる。こんなに多くの方が来てくださってうれしい」と、目の前に広がる無数のピンクの光に感無量な様子で、約2時間のパフォーマンスを終えた。
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