■「MUZEの皆さん、今日を楽しみにしてくれましたよね?」(KAIRYU)
MAZZELが6月1日、初のショーケースライブ『MAZZEL DEBUT SHOWCASE “Vivid”』を東京・LINE CUBE Shibuyaで開催した。
MAZZELのメンバーが選出されたオーディション番組『MISSIONx2』のダイジェスト映像がビジョンに映し出されるなか、客電が消えると、割れんばかりの拍手と歓声が客席から上がる。
流麗な旋律が流れ、ビジョンにKAIRYU、NAOYA、RAN、SEITO、RYUKI、TAKUTO、HAYATO、 EIKIというMAZZEL8人それぞれの姿と名前が映し出されたあと、ステージ上に掲げられたMAZZELのロゴのオブジェが上昇し、その下に8人のシルエットが浮かび上がる。
煌びやかなイントロから、デビュー曲「Vivid」のパフォーマンスに突入。ファンキーなダンスナンバーをパワフルかつ華麗なダンスと歌声で披露していく8人。RYUKIとSEITOのラップリレーもばっちり決まり、場内は興奮に包まれる。8人のカラフルな個性によって、唯一無二の星座が築かれていく。
華々しくハピネスに溢れてはいるが、ここから高みに上っていくための並々とした覚悟がこめられた楽曲を、実に堂々たるパフォーマンスで体現する。
メロウな旋律が流れ、徐々に早くなるテンポに合わせ、MUZE(MAZZELファンの呼称)のハンドクラップもスピードアップ。「Vivid」のカップリング曲、「CAME TO DANCE」だ。TAKUTO、SEITO、RYUKIというラップラインのラップリレーが痛快に響き、RANが「だってルールなんていらないじゃん」と歌い、あらたな道を切り開いていくことを約束。そして、HAYATOとKAIRYUが伸びやかなボーカルを流麗に繋いでいく。
大きな拍手のなか、KAIRYUの「会場にお越しの皆さん!」という号令を皮切りに、8人全員で元気よく「MAZZELです!」と挨拶。ひとりずつ元気よく自己紹介をしていくのだが、その都度他のメンバーがわいわいと囃し立てるのが、賑やかなMAZZELらしい。場内にこみ上げる熱気に対し、メンバーは口々に「すごいな!」「夢みたい!」と興奮を隠さない。KAIRYUが「MUZEの皆さん、今日を楽しみにしてくれましたよね?」と呼び掛けると、大歓声が上がる。
合宿一次審査の課題曲であるメロウなラブソング「Fantasy」で、大人っぽく艶やかな歌声を披露し、振れ幅を見せつけたあとは、8人それぞれが真剣な表情で、いつも支えてくれるMUZEや家族、友人たちへの思いを口にし、これからの活動をもって恩返しをするという決意を熱く吐露した。
最後は、『MISSIONx2』の課題曲であり、MAZZELのプレデビュー曲でもある「MISSION」のパフォーマンスで締め。真っ赤な照明のなか、決意を滾らせるかのような、すごみのある歌声とダンスを展開した8人。MUZEに向けて長いおじぎをしたあと、RANの口から、8月に東名阪福の4ヵ所を回るZeppでのファンミーティングツアーを行うことが発表された。
MAZZELの迷いながらも幸福に向かって情熱を燃やし続ける旅は、まだ始まったばかりだ。
TEXT BY 小松香里
ライブ情報
MAZZEL 1st Fan Meeting -Play at the MUZEUM-
08/14(月)東京・Zepp Haneda
08/24(木)愛知・Zepp Nagoya
08/30(水)大阪・Zepp Osaka Bayside
08/31(木)福岡・Zepp Fukuoka
リリース情報
2023.05.17 ON SALE
SINGLE「Vivid」
MAZZEL OFFICIAL SITE
https://mazzel.tokyo/