■「私の合図でクルクル回ってね!」詩羽の合図と歌唱に合わせてサークルモッシュを起こし会場全体をひとつに
水曜日のカンパネラ、2代目の主演歌唱担当が詩羽となって2度目のツアーであり、初のワンマン全国ツアー『RABBIT STAR ★ TOUR』が5月17日に札幌PENNY LANE24で開幕。本稿ではそのオフィシャルレポートを掲載する。
初日の札幌は満員御礼で、開場前から多くのファンが駆けつけ、長蛇の列ができていた。開演前に副操縦士と名乗るウサギの仮面の男から場内アナウンスが届けられる。会場は準備万端だ。
いよいよライブがスタート。「ティンカーベル」のイントロで客席から登場する詩羽にライトが照らされる。大歓声のファンの間を練り歩く詩羽。そして間髪入れず続く曲は、やはり北海道といえばこの曲、「シャクシャイン」。札幌公演では、毎回セットリストに入っている“北海道の自称ご当地ソング“でもあるこの曲で、会場のボルテージは一気に加速する。「この楽曲は北海道でしかやらないんですよ!!」という詩羽のMCはさらに会場を熱くさせた。
5曲目の「シャドウ」では、忍者が段ボールでできた車持って突如登場するという一幕があり、歌詞に合わせた演出でサラリと歌詞の伏線を回収する。8曲目の「鍋奉行」では、「私の合図でクルクル回ってね!」と鍋で具材を混ぜるように、詩羽の合図と歌唱に合わせて会場にサークルモッシュを起こし、会場全体をひとつにしていく。そして、今作のEPの1曲目でもある「赤ずきん」は、おばあちゃんに扮したオオカミダンサーを迎え、可愛らしい踊りを披露し観客を魅了していった。
「金剛力士像」では詩羽の力強い歌唱とダンスでMVとはまた違った表情を見せ、「七福神」のサビではパラパラのような手振りでファンのコールを煽った。観客のコールも加わり、会場の熱もどんどん加速していく。
ファンとの近い距離のMC、歌が始まると一気に水曜日のカンパネラの世界観を魅せつける。「エジソン」「招き猫」と前作『ネオン』の人気曲も披露し、大歓声の中、初日の幕を閉じた。
会場には本当に幅広い層ファンが集まっているのが特徴的で、家族で来場しているファンの姿が非常に多く見られた。小さい子は詩羽と同じ髪型をして、同じような格好をしてきてくれている姿が見られ、暖かい空間に包まれていた。今回のツアーではキッズエリアを用意し、子供も来場しやすくなっている。
前作のEP『ネオン』から、さらに変幻自在な詩羽のスタイルが強調されるツアー初日となった。本ツアーは7月19日まで続き、チケットが残りわずかな公演も多数あるので、早めのチェックを。
PHOTO BY 横山マサト
【セットリスト】
M1.ティンカーベル
M2.シャクシャイン
M3.バッキンガム
M4.ディアブロ
M5.シャドウ
M6.卑弥呼
M7.モヤイ
M8.鍋奉行
M9.赤ずきん
M10.一寸法師
M11.金剛力士像
M12桃太郎
M13.エジソン
M14.七福神
M15.招き猫
リリース情報
2023.04.26 ON SALE
DIGITAL EP『RABBIT STAR ★』
2023.05.03 ON SALE
EP『RABBIT STAR ★』
2023.05.03 ON SALE
EP『ネオン』
水曜日のカンパネラ OFFICIAL SITE
http://www.wed-camp.com/