■「まだまだ、映画、キャスト、そして鑑賞してくださった皆さんとの繋がりが続きますので、仲間として一緒に盛り上げてほしいです」(北村匠海)
映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』の大ヒット御礼舞台挨拶が、4月29日に実施された。
公開からの3日間で興行収入約6億円、4月22日・23日の週末2日間では、2023年公開実写作品の中で動員、興行収入ともに1位を記録するなど、まさに『東リベ2』の圧倒的熱量は日本中を席巻している。
【舞台挨拶レポート】
本編上映後の場内は、まもなく登壇するキャスト陣を今か今かと待ちわびる観客で超満員! MCからの呼びかけで高杉真宙と吉沢亮が登場すると、割れんばかりの歓声が。しかし、もうひとりの登壇者である北村匠海が姿を現さず、会場がざわつくなか、吉沢は「寝坊かな?」と会場を笑わせるも「呼んでみましょうか!」と北村の名を叫ぶと、会場後方の客席から北村が姿を現した。
悲鳴にも近い歓声が起こると、「みんな気づかないね!(笑) 実はここで一緒に映画を観ていました!」とサプライズでお客さんと一緒に鑑賞していたことを報告。会場の熱気やお客さんの熱量を間近で感じながら、ステージへ登壇した。
北村は改めて舞台上で集まったファンに感謝の言葉を伝え、「今日は大ヒット舞台挨拶ということで、皆さんと一緒に観させていただきました。上映後には拍手も起きていて、本当にうれしかったです」と感慨深く語り、「面白いですよね」と観客に投げかけながら「最高の原作があって、この原作を心から愛せるきっかけとなった『血のハロウィン編』を実写化できたのは本当に光栄です」と何度も頭を下げた。
公開から約1週間が経ち、すでに10回以上鑑賞している人もいるなど、日本中を席巻している“東リベ祭り”について北村は、「本当に多くの反響をいただいていて、2部作ということでこの前編『-運命-』についてどういった声が届くか気になっていました。前編だけでは完結しないので、もどかしいと思う人が多いのかなと思っていたのですが、本当に面白いと言ってくださる方が多くて。こうして繰り返し観ていただける作品に携わることができたのは本当にうれしいです」と笑顔を見せた。
また、吉沢も「最近連絡をとっていなかった知人や友達からも“観たよ”と連絡をいただいて、お子さんから大人まで、世代を問わず本当に幅広い層の方から支持していただけているのかなと」と分析。北村も自身が所属するバンドのライブ会場での話を持ち出し、「ライブ会場のホールの右側の席が全員子どもだったんです。これって『東リベ』効果なのかなとそのとき思いましたね」とコメントした。そして、高杉も「撮影中の現場のスタッフさんが“観に行ったよ”と声をかけてくださって、撮影のない休みの日にわざわざ劇場まで行ってくださる方が多くて、本当にうれしいですね」と喜びを語った。
また、本作を何度も楽しめるポイントを聞かれた吉沢は、「出演者全員が魅力的で、フルスペックなお芝居をされているので、今日は誰の演技を観ようかなという感じで観るのは面白いかもしれないですね」と提案。北村と高杉も頷きながら「今日は後ろに映るエキストラさんを見てようかなとか、結構レギュラーで出ている方もいるので楽しいかもしれないですね」と、『東リベ』ならではの楽しみ方を語った。
そして、前作を観なくても楽しめる作品として、原作『血のハロウィン編』が描かれる本作について「前作の振り返りをふんだんに盛り込んでいますので、今作から観る人も面白いと感じることができる作品になっています。前編『-運命-』は、もう一度『1』が観たくなる作品だと思うので、何度でも観てほしいですね」とコメント。高杉も「それぞれの出会いが『1』でしっかり描かれていると思うので、キャラクターの関係性を改めて確認して、『血のハロウィン編』を観るとよりキャラクター同士の絆というものが深く理解できるのかなと思います」と振り返った。
6月30日に公開を控える、後編『-決戦-』。『血のハロウィン編』完結となる物語の見どころを聞かれた北村は、「『1』と近い、駆け抜ける構成になっています。前編『-運命-』は緻密にキャラクターの心情が描かれていますが、後編『-決戦-』は汗、涙といった熱いものが描かれています。とくに後編『-決戦-』は、マイキーが物語の中心にいて、タケミチの横には千冬がいて、よりいろいろなキャラクターにフォーカスが当たるので、“10リベ” “20リベ”と観ても楽しめる作品になっていると思います」と力強くコメント。吉沢も「これまで描かれてないマイキーの感情の爆発が描かれています。『1』も完成された映画でしたが、後編『-決戦-』を観て、ようやく『1』を超える作品だと言えると思うので、本当に楽しみにしていただきたいです」と自信たっぷりにコメントした。
ここで、公式SNSにて募集された、ファンからの質問コーナーを実施。「自分にとって運命の分かれ道だと感じた瞬間はありますか?」という質問に対し、北村は「芸能界に入ったのが8歳。そこが圧倒的に運命の分かれ道ですね。今17〜18年芸能界にいて、流石にベテランの域に入ってきましたね。芸能界を知らないのが8年しかないってすごいことだなと感じます」と述懐。吉沢も芸能界に入った瞬間が運命の分かれ道だと語り、「15歳のときに芸能界に入って、来年で15周年。人生の半分は役者という仕事をさせていただいて、出会う人のおかげで生き方が変わってきた気もしますし、皆さんのおかげでこうして舞台挨拶に登壇できるのは本当にありがたいことです」と振り返りながら感謝。高杉も「13〜14歳で芸能界に入って、こうして共演した方と再会したり、こうして役者を続けられることや一つひとつの巡り合わせに運命を感じますね」と感慨深く語った。
最後に北村から最後の挨拶が行われ、「『血のハロウィン編』は2部作ということで、普通、映画というものは、完成披露があって、公開記念の舞台挨拶があって、公開後の舞台挨拶があって、本来こういった舞台挨拶で関係はいったん切れてしまうのですが、『東京リベンジャーズ』は6月まで続きます。まだまだ、映画、キャスト、そして鑑賞してくださった皆さんとの繋がりが続きますので、仲間として一緒に盛り上げてほしいです。2部作を通して、本当に最高な作品が出来たと自負していますし、全員が素晴らしくてカッコイイです。そんな僕らの仲間と共に、皆さんも一緒に歩いてくれたらうれしいです」と大ヒットへの、会場にいるファンへの感謝、そして、後編『-決戦-』に向けての想いを述べ、それに応える会場の大歓声と共にイベントは終了した。
映画情報
『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』
04/21(金)公開
『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』
06/30(金)公開
原作:和久井健『東京卍リベンジャーズ』(講談社『週刊少年マガジン』KC)
監督:英勉
脚本:高橋泉(「高」は、はしごだかが正式表記)
出演:北村匠海 山田裕貴 杉野遥亮 今田美桜 鈴木伸之 眞栄田郷敦 清水尋也 磯村勇斗/永山絢斗 村上虹郎 高杉真宙/間宮祥太朗/吉沢亮
(C)和久井健/講談社
(C)2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会
『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』作品サイト
tokyo-revengers.jp