■ほな・いこかボーカル曲「シアワセ林檎」では、indigo la Endの佐藤栄太郎(Dr)が登場!
ゲスの極み乙女が、4月21日に東京・中野サンプラザにて『ツアー2023「歌舞伎乙女」』のファイナル公演を行った。
幕が開けるとツアータイトルにちなみ黒・萌葱・柿色の歌舞伎を連想させる幕と提灯が飾られた舞台に隈取りのお面をつけた4人が登場し、観客が声援で迎える。
ゲスの極み乙女のライブの定番である「キラーボール」でスタートし、川谷絵音(Vo&Gu)も「声出せるよ」と観客を煽りオーディエンスが応え会場はいきなりヒートアップ。盛り上がりそのままに「星降る夜に花束を」になだれ込む。続いて「ガッタンゴットン」という声から、ちゃんMARI(Key)のピアノが堪能できる「列車クラシックさん」を披露。
「猟奇的なキスを私にして」に続いては、川谷絵音がギターをかき鳴らした「イメージセンリャク」、拍子木と笛が印象的な歌舞伎を連想させるSEから演奏された「心歌舞く」、ほな・いこか(Dr)と、ちゃんMARIの掛け合いがユニークな「ゲスな三角関係」とたたみ掛けた。
そしてライブではお馴染みの「crying march」のあとは、最新オリジナルアルバム『ストリーミング、CD、レコード』の収録曲から「密と遠吠え」「人生の針」を披露。
一度ステージからメンバーが降り衣装をチェンジ。すると、ステージ後方から川谷絵音が登場するサプライズ。客席を練り歩きながらの「某東京」で後半がスタート。「中野いけますか?」という煽りと共に川谷絵音の歪んだギターが唸る「Ink」、メンバー全員が激しくグルーヴする「song3」と続く。
そして休日課長(Ba)がマイクを持ちステージ前方に出てくるとコールアンドレスポンスを煽り初期の人気ナンバー「ドレスを脱げ」で会場は最高潮の盛り上がりを見せた。
ここで川谷絵音が「本当に楽しいです」とMCで語る。「気がおかしくなる曲をやります」とはじまったのは、2022年にリリースされたベストアルバムに収録された複雑な構成とポップさが同居する「発生中」。
ほな・いこかがボーカルを務める「シアワセ林檎」では、indigo la Endの佐藤栄太郎(Dr)が登場するひと幕も。「皆さんが声を出してくれることでこんなに盛り上がるんだな。ゲスの極み乙女のライブはお客さんの力にこんなに支えられていたんだなって、ありがたいと思いました。そして、最後に中野サンプラザでできてよかった」とMCをして、本編最後は「ずっとこの気持ちがゲスの極み乙女の根幹にあるなという曲」と紹介された「だけど僕は」で締めくくった。
アンコールではこのツアーで披露してきた未発表の新曲からスタート。川谷自身が歌詞がとても暗いと語った哀愁を感じるサウンドの楽曲だ。その後「両成敗でいいじゃない」「アソビ」と続けてツアーは大団円を迎えた。
<セットリスト>
1. キラーボール
2. 星降る夜に花束を
3. 列車クラシックさん
4. 猟奇的なキスを私にして
5. イメージセンリャク
6. 心歌舞く
7. ゲスな三角関係
8. crying march
9. 蜜と遠吠え
10. 人生の針
11. 某東京
12. Ink
13. song3
14. ドレスを脱げ
15. 発生中
16. シアワセ林檎
17. だけど僕は
En. 新曲
En. 両成敗でいいじゃない
En. アソビ
PHOTO BY 横山マサト
ゲスの極み乙女 OFFICIAL SITE
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