■「この仲間たちが集まって作品を作れたことは“運命”だと思う」(北村匠海)
映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』の初日舞台挨拶が4月21日に東京・丸の内ピカデリー・スクリーン2で行われ、キャストの北村匠海、山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、高杉真宙、間宮祥太朗、吉沢亮、そして勉監督が登壇した。
本編上映後、まもなく登壇するキャスト陣をいまかいまかと待ちわびる観客で場内は超満員。MCからの呼びかけで会場後方からキャスト陣が登場すると、割れんばかりの歓声が響き、キャスト陣は歓声を浴びながら手を振ってファンの呼びかけに応えるなどファンサービスを行った。
会場の興奮が高まり続けるなか、英監督も登壇し、トークセッションがスタート。
「本日は皆様ありがとうございます! ついに公開することができました。待ちに待ったこの日を皆様と迎えられてうれしく思っています」と感謝の言葉とともに、「たくさんの反響をいただいています。現場はなかなかスムーズとは言えなかったですが、第一線を張る仲間たちが集まって、汗水流して作った作品が伝わっているんだなと皆さんの顔を見て感じることができました。改めてこの作品で出会えてよかったなと感じています」と北村から万感の思いが語られた。
映画『東京リベンジャーズ』はタケミチが過去に戻り、仲間を救うために奮闘する物語であることにちなみ、いちばん“仲間”を感じたシーンについて問われると、山田は「毎シーンそう感じますが、東卍結成メンバーのバイクシーンですかね」とシリアスな劇中でも青春を感じることができる数少ない名シーンをチョイス。
タイムリープしたタケミチが高校でアッくんをはじめとした溝高メンバーとの再会を喜び、胸に飛び込んでいくシーンを挙げた吉沢が「アッくんがかわいいんだよな」としみじみ語ると、「俺も言いたかったな…」と磯村が寂しそうな反応を見せ、会場は笑いに包まれた。
また裏話として吉沢が眞栄田から鍛えぬいた上半身が映るシーンの前に「甘いもの食べたほうがいいですよ」と言われたことを明かされ、眞栄田の優しさに吉沢は「めっちゃいい奴だなと思いました」と感動していた。
続いて自分だったら「この人と仲間・親友になれそう!」と思うキャラクターについてトーク。「三ツ谷が好き。一本気な感じが、友達になりたいなと思いました。でもあとみんなヤンキーですからね(笑)。性格的にいうと三ツ谷ですね」と杉野の元も子もない発言に思わず笑いが。
今田は千冬をチョイス。「ヤンキーだけど、ピュアでかわいらしい」と普通のヤンキーとは違うタイプである千冬の魅力を語った。
高杉が選んだのは劇中で相棒のタケミチ。「間違いなくタケミっちですね! 一緒のバカやりたい」とコメントするも、北村からは「お断りです(笑)」とまさかのフラれる形に。
続けて「こんなに“相棒”って言葉を感じられる人はいない。本当に相棒だと思った。この前一緒にゲームもさせてもらって」と役柄だけでなく、プライベートでも“相棒”と呼べる関係性であることも明かした。
ドラケンをチョイスした間宮は「最後の最後まで裏切らずにそばにいてくれそう」とドラケンの男らしさに溢れた魅力をポイントに挙げた。それに山田は「うわぁ! やった! いるいる。そばにいるよ」とうれしさを爆発させるも、「ドラケンだからね?」と間宮から補足が入り、「俺じゃないのか…」と落ち込む場面も見られた。
前作と負けず劣らず、数々の名言がある本作。ここで「かっこいいな!」と思う台詞がフリップで一斉に発表された。
一虎の「アカン、パンチはアカン」を挙げた監督は「場地と一虎の仲の良さが撮った瞬間に分かった」と語り、実はアドリブであることも明かされた。
半間の「ダリィ」を選んだ北村が「前作で出番があまりなかった尋也がこのひと言にすべてをかけてた」と昔から共演している清水の活躍を労うと、清水は「こんないっぱい人がいるところで言われると、“だりぃ”っすね」と名言を決めるも「作中のほうがいい(笑)」「おいしいとか思わない方がいいよ(笑)」など総ツッコミが入った。
山田が上げたのも同じく半間の「ガードしててこれかよ…。ダリィ」。「相手の強さを感じられる、相手のためにある“だりぃ”で印象に残っている」と同じ台詞でも意味合いが変わると“だりぃ”に隠された魅力を語った。
清水と磯村は揃って、千冬の「よろしくな! 相棒!」をチョイス。「ここからタケミチとの相棒関係が始まる。金髪の真宙がかわいい」と清水が魅力を語ると、「あごの角度がよかった。真宙くんにしかだせない」と磯村からはマニアックなポイントが挙がった。
その後も続々と名言が発表されるが、杉野は場地の「一人一人がみんなのために命を張れる。そんなチームにしたい」、今田はタケミチ&ヒナタの「行ってきます。行ってらっしゃい」、眞栄田はマイキーの「俺、ガキになっていーか?」、高杉は場地の「半分コな」と後編のの台詞が大半を占めることが判明。これに北村は「後編もね、面白いっす!(笑)」と早くも後編「-決戦-」をアピールした。
そして最後の発表となる吉沢はタケミチの「右っていいよね」をチョイス。
「冷静に考えたら、深い台詞。しかもアドリブ。人類の進歩を感じた! ここがいちばん泣いた!」とまさかのチョイスに沸く会場とキャスト陣。「これ好き!」というキャストもいるなか、主人公であるタケミチの台詞が出てくるのを期待していた北村は「これか!? ほんとに!? ほんとに!?」と場内の反応を戸惑いながら窺っていた。
そして最後に北村が「前作が始まったときは、まさかキャストたちがまた集まって2が作れるとは思っていませんでした。常に第一線を張る仲間たちが集まって作品を作り上げたことは運命だと思う。今日ここにいない(永山)絢斗くんや(村上)虹郎も含めて、みんなものすごい熱量でぶつかってきてくれた。これから続いていく役者人生のなかでかけがえのない出会いとなりました。後編を楽しみにしている方もたくさんいらっしゃるとは思いますが、まずは前編を噛み締めて、余韻に浸ってほしいなと思います」と熱い想いを語り、「よろしくお願いします!!」とタケミチを彷彿とさせるエネルギッシュな声で宣言すると、キャスト・監督一同とともに深く一礼。
前作以上の大ヒットを予感させる、会場の冷めやらぬ熱気と大歓声とともにイベントは終了した。
映画情報
『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』
4月21日(金)公開
『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』
6月30日(金)公開
原作:和久井健『東京卍リベンジャーズ』(講談社『週刊少年マガジン』連載中)
監督:英勉
脚本:高橋泉(「高」は、はしごだかが正式表記)
出演:北村匠海 山田裕貴 杉野遥亮 今田美桜 眞栄田郷敦 清水尋也 磯村勇斗/永山絢斗 村上虹郎 高杉真宙/間宮祥太朗/吉沢亮
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)和久井健/講談社
(C)2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会
『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命- / -決戦-』作品サイト
https://wwws.warnerbros.co.jp/tokyo-revengersjp/