■「また一緒に共演したいと思うくらい、彼は一流だ」(グレン・マトロック)
布袋寅泰が、元セックス・ピストルズのグレン・マトロック最新曲「Something ‘Bout The Weekend(feat.HOTEI)」にリードギターで参加していることがわかった。
元セックス・ピストルズのオリジナルベーシストであり、ロックの殿堂入りを果たしたグレン・マトロックが、ソロアルバム『Consequences Coming』を4月28日にデジタルリリースする。4月12日、アルバムから先行配信されたシングル「Something ‘Bout The Weekend(feat.HOTEI)」へ、デヴィッド・ボウイ・バンドへの参加で知られるレジェンダリーなギタリスト、アール・スリックと共に、布袋寅泰がグレンの声かけによってリードギターで参加。楽曲はギターリフが耳に残るミディアムに高揚するメロディアスなロックチューンだ。
グレン・マトロックといえば、セックス・ピストルズの楽曲の半数以上を作曲し、「アナーキー・イン・ザ・U.K.」(1976年11月26日発売)、「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」(1977年5月27日発売)、「プリティ・ヴェイカント」(1977年7月1日発売)など歴史的名曲生み出したロック史へ名を刻む稀代のメロディーメーカー。最新アルバム『Consequences Coming』は、現代の混沌とした世相を描いた、タイムリーかつ政治的メッセージ性を持つロックアルバムだ。
布袋は、BOØWY時代にセックス・ピストルズの代表曲である「アナーキー・イン・ザ・U.K.」を新宿ロフトなど、ライブハウス時代にカバーしており、近年にはロンドンでのグレンのライブへ布袋が訪れた際、共通の友人であるジグ・ジグ・スパトニックのニールXの紹介によって意気投合することとなった。
なお、ギタリストとして参加するアール・スリックは、デヴィッド・ボウイ・バンドのギタリストとしてミック・ロンソンの後任として『ダイアモンド・ドッグス・ツアー』(1974年6月14日〜1974年12月1日)へギタリストとして参加した、布袋が敬愛するギタリストのひとり。
布袋はこれまで、日本武道館にてデヴィッド・ボウイ、東京ドームにてローリング・ストーンズ、フジロック・フェスティバルにてロキシー・ミュージックらと共演してきた。今回は、元セックス・ピストルズのメンバーとの作品での共演となる。
グレンは、セックス・ピストルズ脱退後、テクノ/エレクトリック・ポップ・ムーブメントの先駆として知られるウルトラヴォックスのボーカリスト&ギタリストとして知られるミッジ・ユーロとバンド、リッチ・キッズを結成。その後も、イギー・ポップやプライマル・スクリームなどのアーティストとの共演、フェイセズの再結成ライブへの参加など、現在進行形で活躍中。直近では伝説的パンク/ニューウェーブ・バンドであるブロンディーのベーシストとして『コーチェラ・フェスティバル』へ参加する。
■グレン・マトロック コメント
ロンドンで行なった僕のライブでジグ・ジグ・スパトニックのニールXに紹介されて、そのままその夜ライヴに参加してくれていた伝説のギタリストのアール・スリックと一緒にツルんだのがHOTEIと知り合ったきっかけだ。第一印象は、イカしていて愛想がある、そしてとても背の高い奴だと思ったよ!彼の経歴や背景は詳しく知らなかったけど、その後、ロンドンのシェパーズ・ブッシュ・エンパイアで行われた彼のコンサートにニールを介して、招待してもらった。観てすぐに彼の演奏の巧みさ、楽曲、ステージでの存在感、ショーマンシップに感銘を受け、彼が本物であることがわかった。
今作のアルバムのレコーディングを始めて間もない頃、共通の友人のマーク・ガーフィールドを通じて共作した曲でHOTEIには単にギターではなく、リードギターで参加してもらった。
このような形で彼に参加してもらえたことは、とても光栄なことであると同時に、今後も機会があれば、是非また一緒に共演したいと思うくらい、彼は一流だ。
リリース情報
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ALBUM『Consequences Coming』
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