■「素敵なトラック。自分もこれでまたライブで演れます」(山下達郎)
1996年にミスタードーナツのCMソングとして書き下ろされた、山下達郎の「ドーナツ・ソング」を菅田将暉がカバー。菅田将暉が出演するミスタードーナツ新TVCM「今年のミスドはワッ!」篇で起用されることがわかった。
CMでは、その曲に合わせて、周年を迎えたポン・デ・リングの20周年企画「白いポン・デ・リング」やフレンチクルーラー、飲茶の記念商品が発売されることが紹介。菅田の「ワッ!」と驚く表情にも注目だ。
なお、新TVCMは3月22日より放映される。また、「ドーナツ・ソング covered by 菅田将暉」はミスタードーナツショップの店内BGMとしても放送予定。
■山下達郎 コメント
「ドーナツ・ソング」は、ミスタードーナツのキャンペーン・ソングとして1996年に制作されました。あれから四半世紀あまり、時代は移り、この歌の舞台だった渋谷公園通りのミスドは残念なことにもうありませんが、歌の中では美しい想い出となって生き続けています。そしてまた今回は、菅田将暉さんの歌唱によって「ドーナツ・ソング」に新しい命が吹き込まれ、よみがえりました。素敵なトラック。自分もこれでまたライブで演れます。
■菅田将暉インタビュー
Q.20周年の「ポン・デ・リング」、30周年の「飲茶」、50周年の「フレンチクルーラー」にまつわる思い出やエピソードがありましたらお聞かせください。
「ポン・デ・リング」が20周年なんですね。それは、僕も“世代”なわけですね。(発売当初)10歳ですもん。地元にある1号店によく行っていて、「ポン・デ・リング」ばかり食べていた時期がありました。その後、沢山バリエーションが出ましたけど、なんだかんだで、やっぱりシンプルなポン・デ・リングを一番食べている気がします。Q.「飲茶」についてはいかがでしょうか?
「飲茶」はよくセットで食べていました。学生の頃は担々麺が好きだったので、それとドーナツ3個、もしくは「D-ポップ(※)」を学校終わりに食べたり、休みの日に家族で出かけたりする時に食べていました。担々麵がすごく好きな時期があって、ポン・デ・リングがすごく好きな時期もあったし、オールドファッションの時期もありました。ちょっとお茶というノリで店内に入って、ドーナツと飲み物を頼むんですけど、誰かが担々麵や飲茶系を頼むと、つられて「僕も!」って追加する感じでしたね(笑)。
※現在は「ドーナツポップ」という名称で販売Q.「フレンチクルーラー」がすごく好きな時期もありましたか?
「フレンチクルーラー」期か「オールドファッション」期のどっちかが最初だったと思います。そこが2強のイメージでしたね。食感も好きで、子供心をくすぐるというか。あの食感、他にないですよね。ホント、あっという間になくなるじゃないですか。溶けていく感じというか。50年売られているって本当にすごいですよね。Q.ラストシーンの、菅田さんの驚きの表情にも注目してほしい今回のCMですが、普段の生活の中で、最近“ワッ!”と驚かれたエピソードがありましたらお聞かせください。
武道館のライブでステージに立った時の気持ちは、まさに驚き、の感覚だったかもしれません。客席の上の方がせり出ていて急なので、お客さんの視線や声が降ってくるような感覚なんですよ。あんなにたくさんの視線が、上から降ってくるみたいなのは初めてだったので、不思議だったというか。ワッというか、ワーッという感じでしたね。Q.テーマの「周年」になぞらえて、菅田さんが今年「〇周年」を迎えるような出来事・趣味は?
音楽は5周年を超えて、俳優業は、そろそろ15周年ですね。16歳からこの仕事を始めたので、もう少しで人生の半分になるんだなと、30歳になった時に思いました。菅田将暉業というか、菅田将暉になってからの人生の方が⾧くなるんだなと。さっきスタイリストさんから現場で「関西弁は出そうと思って出るの?」と聞かれて。あんまり考えたことなかったんですけど、標準語のイメージがあると言われることもあるので、友達と関西弁で喋ることもありますし、たまにセリフで標準語を喋っている時も、未だに『イントネーションが関西になっています』と注意されることがあるんです。だから、その辺はちょっとファジーなんですけど、関西と東京の半々でミックスされ始めている感覚はあります。Q.CMリリース日の前日3月14日は「ホワイトデー」ですが、学生時代などもふくめて、「ホワイトデー」の思い出はありますか?
もらった方には、お返ししています。学生時代に、手作りチョコをもらった時は、ちょっと頑張って手作りのお菓子をあげたこともあります。作るのが好きなので、最近もガトーショコラが食べたくなって作りました。Q.お菓子作りは難しくないですか?
難しいですよね。オリジナルとかは無理ですけど、今は調べたらいろいろ出てきますし、分量通り、時間通りやれば、それなりにうまくできるので、たまに自分でも作ることがあります。Q.実際に「ドーナツ・ソング」を歌ってみての心境の変化や感想を教えてください。
まず、歌詞がすごいです。本当にミスタードーナツのための歌詞というか。そこを訪れる人たちのムードだったり、人とドーナツとの距離感みたいなものが書かれていて。それは今回歌ってみて初めて気付きました。Q.歌ってみて苦労されたところはありましたか?
全部難しかったです。今までの自分の歌には無い歌い方で、見当もつかない感じでした。仮歌を歌ってくださった方が山下達郎さん風に歌うのがうまくて。さらっとしているけど、明るくハッピーな感じも漂う歌い方をされていて。自分の声だと、重い話のようになってしまうので、すごく苦労しました。ポップに歌えるようにというのを心掛けました。Q.完成した「ドーナツ・ソング」を聴いてみていかがでしたか?
楽しみですね。ほどよいBGMになっていたらいいなと思います。しっかり聴いてもらうというよりは、ちゃんと溶け込んで、なじんでくれることを願っています。
リリース情報
2023.02.15 ON SALE
DIGITAL SINGLE「美しい生き物」
菅田将暉 OFFICIAL SITE
https://www.topcoat.co.jp/artist/suda-masaki/
https://sudamasaki-music.com/