■世界中でライブをするスカパラにとっても、メキシコはいちばん想い入れの深い特別な国
東京スカパラダイスオーケストラが中南米最大のフェス『Vive Latino(ヴィヴェ・ラティーノ)』のメインステージに出演することが決定した。
3月18日、19日の2日間開催され、スカパラは3月19日に出演する。『Vive Latino』へは2011年以来12年ぶりの出演となるが、1989年のデビューから、これまで31ヵ国でライブを繰り広げてきたスカパラにとっても、メキシコはいちばん想い入れが深く、特別な国となっている。
前回出演時は開催の1ヵ月前の3月11日に東日本大震災が発生。国内では様々なイベントやライブなどのエンタメが自粛されるなか、「はじめてメキシコからライブに呼ばれたからといって呑気にメキシコに行っていいのか……」と後ろ髪を引かれる想いを抱きながらメキシコへ向かうこととなった。
ところが、会場となったスタジアムでは、数万人の観客が大歓声でスカパラを迎え入れ、「ハポン!(日本)、ハポン!(日本)」と日の丸を振って、地震で傷ついた日本へ会場中から声援を送ってくれる光景が広がる。何度となく声援を送ってくれると同時に、熱狂的に盛り上がってスカパラのライブを心底楽しんでくれたことから、スカパラメンバーは一瞬にしてメキシコのことが大好きになった。
2011年の『Vive Latino』への出演以降、何度となくメキシコの地でライブを重ね、メキシコの人々を熱狂させてきたライブパフォーマンスが認められ、2019年にはメキシコ最大の音楽アワード『Las Lunas del Auditorio 2019』(読み:ラス・ルナス・デル・アウディトリオ)において、オルタナティブ部門で優れたライブパフォーマンスを披露しているミュージシャンに贈られる『Espectaculo alternativo』(読み:エスペクタクロ・オルタナティボ)にノミネート。7組のアーティストがノミネートされるなか見事スカパラが受賞する快挙となった。
これを機に海外展開を一気に加速させようとした矢先、全世界を襲った新型コロナウイルスのパンデミックにより、スカパラの海外展開も完全にストップしてしまったが、約3年半ぶりに海外でのライブを実施できることとなった。
スカパラが出演する同日のメインステージにはレッド・ホット・チリ・ペッパーズの出演も決定している。海外の大型フェスでレッチリと同じメインステージに出演できることに、スカパラメンバーは並々ならぬ気合が入っているという。
さらに、メキシコにはスカパラとともにハナレグミが帯同することも発表された。これまでずっと「チャンスがあればメキシコでスカパラと一緒に同じステージに立ちたい」と願っていたことが実現することとなった。日本を代表するシンガーのハナレグミがメキシコの地でスカパラサウンドにのせてどんな歌声を響かせるのかも注目だ。
リリース情報
2023.03.06 ON SALE
DIGITAL SINGLE「青い春のエチュード feat.長屋晴子(緑黄色社会)」
2023.03.15 ON SALE
MINI ALBUM『JUNK or GEM』
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