■「いよいよ公開を迎えて、皆さんにどう届くのか楽しみです」(高橋恭平)
高橋恭平(なにわ男子)が主演する映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』の公開を祝し、公開前夜祭舞台挨拶が開催。高橋をはじめ、ヒロインを演じた畑芽育、板垣李光人、莉子が登壇し、映画公開を控えた喜びを語った。
客席からの拍手と歓声に迎えられながら、なにわ男子初の映画主題歌「Special Kiss」とともに登壇したキャストたち。
本作で主演を務めた高橋は「明日公開となりますが、ドキドキもしてますけど、今日はこの30分間を楽しんでいきたいと思います」と挨拶。ヒロインを演じた畑は「本当に感極まりそうなんですが、自分がヒロインとしてこんな素敵な役で出演させていただいて、皆さんにその作品を届けられることがうれしくて、本当に夢みたいな気持ちでいます」と喜びを伝えた。
続く板垣は「手塚は10代らしいというか、思春期の不安定な気持ちをもった子。そこらへん共感していただけたらなと思いますし、映画全体としても胸キュンシーンがたくさんありますが、そこだけでなく、それぞれの人間の心の揺れ動きなど、共感しながら楽しんでいただけたらと思います」と作品の魅力もアピール。莉子は「いよいよ明日公開ということで、撮影から今日まであっという間でした! 今日は楽しみながら作品の魅力を伝えられれば」と挨拶した。
2022年初夏の撮影から今日に至るまで様々なプロモーション活動を行ってきた登壇者たち。これまでを振り返った高橋は「初主演ということで、番宣などたくさんのことやらせていただきました。全てが初めての体験で、皆で全力で作品を盛り上げようとやってきて、すごく楽しかったです。いよいよ公開を迎えて、皆さんにどう届くのか楽しみです」と語った。
座長としての気持ちを聞かれると「全員が座長です! 横並びです! ワンフォーオール・オールフォーワンという感じで!」と話す高橋に「(高橋が引っ張ってくれていたのは)みんな感じています」と板垣がフォローする場面も。
畑は「撮影期間中から、今日に至るまで莉子とはずっと会っていたんです。莉子と遊んでいたらもう公開だと。映画で出会ったお友達と、映画のことを考えていたらあっという間に今日が来てしまったという感じです。高橋さんも仰っていたように、番宣などたくさんの経験をさせていただいて、新鮮な気持ちと、作品を背負っているんだなという、今までに感じることのなかった責任感も感じることができました」と今日までの日々を振り返った。
ここでトークのテーマは本作に登場する「秘密の片想いごっこ」にちなみ、キャストのヒミツを告白してもらうコーナーに。
トップバッターに指名された莉子は「芽育しか知らないエピソードなんですが」と前置きをしつつ「『真綾』と呼びかける少しシリアスなシーンで、ちょっと疲れていたんですかね? 本番で見事に(畑の本名の)『芽育』って言っちゃって。本当に自分で言っていた感覚はなかったんですが、芽育がツボにハマっちゃって、謝りたいなと。芽育が好きすぎて出てしまいました」と可愛らしい失敗談を明かした。畑も「こんな大事なシーンで『芽育』って言いながら駆け寄ってくる莉子ちゃんがツボにハマっちゃって、役が作りづらかったです」と笑いながら撮影を振り返った。
続く板垣も、撮影初日の失敗談を披露。「現場に初めて入って、撮るぞという場面で、恭平くんと一緒に歩いてたんですよ。僕は日傘をさしていたんですが、日傘を恭平くんに刺してしまって。なんて幸先が悪いスタートなんだろうと」と申し訳なさそうに明かすも、高橋からは「そこから僕たちの絆が始まりましたからね、そのコミュニケーションから絆が作れた気がします」とすかさずフォローが。
人見知りを自称するふたりだが、「行き過ぎるとダメなんですよ」と話す高橋に呼応するように「そこか心地良い。(高橋は)すごい周り見てるんだろうなと思いました」と板垣が返す微笑ましい一面も。
畑は、撮影も終盤に差し掛かった頃に起こった出来事を告白。「朝起きたときに左に違和感を感じまして。ものもらいになってしまっていて病院に駆け込みました。ヒロインのくせにものもらいになりやがってと…。目立たないようになっているんですが、ちょっとだけ目が腫れてるシーンがチラっとあります」と話した。
高橋は「俺、撮影中に足の毛を剃ったんですよね」と大胆発言。板垣から「少女漫画原作映画でこんなに毛の話しますか?」とツッコミが入る一幕も。
イベントは終盤となり、2月28日に23歳の誕生日を迎えたばかりの高橋へのサプライズプレゼントとして、ハートがたくさんあしらわれた特製の誕生ケーキが登場。
さらに、観客からは「おめでとう」と書かれたハートのカードを掲げられ、ケーキを覗き込みながら「嬉しいですね、ちょっとびっくりしてます。皆さんに祝ってもらうことがあまりなかったので、嬉しいです」と喜びをあらわにした。
23歳の抱負を聞かれると「初主演映画もやらせていただいて、こっからいろんな役だったり、グループとしても、もっとメンバーに還元できるような、23歳らしいしっかりした高橋恭平を。知的キャラで、賢い面もそろそろ見せたほうがいいかなと思っています」と力強く語った。
そして、イベントの最後には高橋から「明日から全国公開されます。この作品は本当に老若男女皆さんに楽しんでいただける、胸キュンも青春も楽しんでいただけますし、新しいラブストーリーを楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。あとは、なにわ男子の映画初主題歌「Special Kiss」もよろしくお願いします。映画も主題歌もどちらも最高ですので楽しんでください!」と熱いメッセージでイベントは幕を閉じた。
『なのに、千輝くんが甘すぎる。』
3月3日(金)全国公開
出演:高橋恭平(なにわ男子) 畑 芽育 板垣李光人 / 莉子 曽田陵介 中島瑠菜 箭内夢菜 鈴木美羽
原作:亜南くじら 「なのに、千輝くんが甘すぎる。」(講談社「月刊デザート」連載)
監督:新城毅彦
脚本:大北はるか
製作:「なのに、千輝くんが甘すぎる。」製作委員会
制作プロダクション:松竹撮影所
制作協力:松竹映像センター
企画・配給:松竹
(c)2023「なのに、千輝くんが甘すぎる。」製作委員会 (C)亜南くじら/講談社
映画サイト
https://movies.shochiku.co.jp/chigirakun-movie/