■「いつでも辞めてやる」と思っていたなかで出会ったふたりの先輩が、末澤を大きく変えた
Aぇ! group(関西ジャニーズJr.)の末澤誠也が3月3日発売のエンタメ専門誌『日経エンタテインメント!』2023年4月号(日経BP)のロングインタビューにソロで初登場。「次は俺らの番」というタイトルで、入所10年目にして初めてつかめたチャンスや、デビュー間近と言われるなかでの率直な心境を語っている。
Aぇ! groupは、今や関西ジャニーズJr.のみならず、ジャニーズJr.全体の代表格として活躍するようになった。末澤誠也は、もうすぐ入所15年目になるグループ最年長。苦労人が多いジャニーズJr.の中でも“超”が付くどん底から這い上がってきたという点で、興味深い経歴を持つ。
いわゆる“ユニット”に属していなかった彼のJr.活動は、「たまーにする程度」(末澤)。当時の関西Jr.は今ほど仕事がなかった上、末澤は雑誌にもほとんど出ておらず、“仕事ほぼゼロのJr.”だった。「関西Jr.のファンの子でも、僕を認識してる人はほとんどいなかったと思う」と言う。
やがてジャニーズWESTがデビューし、のちにKing & Princeメンバーとなる平野紫耀や永瀬廉が東京に移り…と、関西Jr.に空席ができていったが、「それでも自分には声が掛からなかった」(末澤)。その理由について「僕は性格的に“みんなに好かれたい”って思ってないタイプやし、変だなと思うことはすぐ口に出してしまう。Jr.を取りまとめる立場からすれば、面倒臭い奴だったんやと思います」と自己分析する。
大人たちに認めてもらえず、「いつでも辞めてやる」と思っていたなかで出会ったふたりの先輩が、末澤を大きく変えた。その屋良朝幸と浜中文一は、ジャニーズの舞台班として外部作品を中心に活動。彼らと関わることによって、宙ぶらりんだった心が変化していく様子を語っている。
「Aぇ! group」は、末澤にとって入所10年目にしてようやく手に入れた居場所だ。そのなかで、なにわ男子がデビューした時によぎった思いも明かす。また、激化するボーイズグループ市場で自分たちの武器と言えるものは何かについても、飾らない言葉で述べている。
また、ロングインタビュー恒例のプライベートQ&Aは、「小腹がすいたときに何食べる?」「玉子焼きは甘め? だし系?」など10問。その玉子焼きや好きなパスタから、末澤家のご飯事情も見えてくる。
書籍情報
2023.03.03 ON SALE
『日経エンタテインメント!』2023年4月号