■「終わりを迎える瞬間は悲しさとか辛さとは少し違う、非常に切ないもの」(木村拓哉)
織田信長を木村拓哉、信長の正室・濃姫を綾瀬はるかが演じる映画『レジェンド&バタフライ』のクライマックス、本能寺の変を捉えた場面写真が解禁された。
1582年6月2日。信長が信頼を置いていた家臣・明智光秀が一万三千もの大軍を率いて、京都にある本能寺に宿泊中の信長を急襲、対抗しきれないと悟った信長が寺に火を放ち自害したのは、あまりにも有名であり、多くの作品で映像化されてきた。
敵兵が攻め込んでくるところから信長の最期まで、撮影は丸4日間かけて行われた。その4日間、日を追うごとに木村の衣装の血のりが増え、本能寺のセットは炎に包まれて焼け落ちていく。
本番一発勝負のシーンも多く、緊張感に包まれた4日間。大友監督は「(濃姫との約束を果たすために)泥まみれになりながらも生きる活路を探し、最後まで足掻くアクションにしたい」と、オーダーを出した。
また、信長を演じた木村拓哉は「撮影が進んでいくことで、表現する身として彼の一面がまたひとつ終わってしまうという感覚がありました。終わりを迎える瞬間は悲しさとか辛さとは少し違う、非常に切ないものがありました」と撮影を振り返った。
脚本を担当した古沢も、本能寺の変について、「やはりクライマックスは一番楽しみです。何度も描かれてきた本能寺の変を、どう見せたら新しくなるのか、この作品らしくなるのかを悩みながら作りました。自分としてはなかなか良い終わり方ができたんじゃないかと思っていますし、何より木村さんと綾瀬さんが魂を込めた二人の最後は、必見だと思います」と、自信を見せた。
製作陣が全身全霊で臨んだ「本能寺の変」。織田信長は、最愛の人・濃姫との約束を守ることができたのか。優秀な家臣であった明智光秀はなぜ謀反を起こしたのか。そして、美しき小姓・森蘭丸の美しき死に様は。そのすべての答えが詰まった映画ラスト20分となっている。
また、2月15日の19時15分からは、ファンの熱いレジェバタ熱に応えて、主演・木村拓哉と監督の大友啓史が公式SNS上で実施している期待・感想投稿キャンペーンの参加者たちとオンラインでトークする、オンラインファンセッションが開催される。その模様は、東映映画公式Youtubeで生配信予定だ。
映画情報
『レジェンド&バタフライ』
1月27日(金)より全国公開中
配給:東映
(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
映画『レジェンド&バタフライ』作品サイト
http://legend-butterfly.com/