■「帯の写真は淡い光のなかで花と共に撮っていただけて、この本の雰囲気に合っている気がして嬉しいです」(宮田愛萌)
日向坂46を2023年1月末に卒業した宮田愛萌の初小説集『きらきらし』(2023年2月28日発売・新潮社)の表紙が公開となった。
カバーは『きらきらし』のタイトルが箔押し加工されていて、タイトル通り“きらきら”として目を引くデザインとなっている。
帯には、今回の小説のモチーフである万葉集にゆかりのある、藤原京の跡地で撮影した写真を使用。幻想的な光の中、微笑む宮田の姿が印象的な一枚だ。宮田本人も「帯の写真は淡い光のなかで花と共に撮っていただけて、この本の雰囲気に合っている気がして嬉しいです。是非お手に取って、実際に見ていただけたらと思います」と語っている。
書籍『きらきらし』は、月刊小説誌『小説新潮』2月号(1月20日発売)に収録作品の一篇が先行掲載され話題となった。
書籍公式Twitterには宮田本人からもコメントが届き、ファンからは歓迎の声も。万葉集にちなんで宮田が短歌の付け句を呼びかけ、お気に入りを発表するなど、小説と連動した試みも好評だ。日向坂46の「ぶりっ子」キャラとして名を馳せた宮田の「ぶりっ子」な姿も、人気を博している。
宮田が高校生のときに出会い、その自由さ・面白さ・奥深さに魅了され、大学でも学んだのが、大好きな万葉集。本書は、その万葉集から好きな和歌を5首選んで、歌から自由に想像を膨らませていった連作短編小説集だ。執筆にあたってはすでに自宅に大量にある資料の他、あらたに20冊以上も揃えた宮田。「普段はこれ以上本を増やさないで、と家族に言われますが、今回万葉集の資料が堂々とたくさん買えちゃうのが嬉しくて。ついつい読みふけってしまいました」ともコメントしている。
小説を元に、万葉集の舞台・奈良で行われた撮影は、宮田がやりたいことを思いきり詰め込んだ。特に、万葉集の資料がたくさん揃った万葉文化館は真っ先に名前があがったほど。小説を元に「奈良への旅」をテーマとして撮影した写真では、まるで宮田と一緒に旅したような気分を味わえる。
花畑で無邪気にはしゃぐ姿や、ネイルを塗る大人びた表情、メンバーともよく行くアフタヌーンティーでケーキをほおばる様子など、日向坂462期生の中でも姉的立ち位置で「綺麗なお姉さん」の印象が強かった宮田の、くるくる変わる豊かな表情が見どころだ。
今回は宮田たっての希望で、2年前の大学の卒業式でも着た、両親に買ってもらったという思い出の振袖でレアな袴姿も再現。アイドルとしての卒業を記念した一冊となっている。
PHOTO BY 熊木優
書籍情報
2023.02.28 ON SALE
『きらきらし』
書籍サイト
https://www.shinchosha.co.jp/book/354941/
書籍Twitter
https://twitter.com/manamo_manyo