■「“だいち”という名前で本当に良かったなと思いました」(三浦大知)
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2023年2月12日に先進光学衛星“だいち3号”(ALOS-3)を載せたH3ロケット試験機1号機の打ち上げを予定。このたび、2006年に打ち上げられた陸域観測技術衛星“だいち”(ALOS)から続く“だいち”シリーズ衛星のさらなる認知向上を目的として、三浦大知が“だいち”シリーズ衛星の応援アンバサダーに就任した。
アーティストを地球観測衛星のアンバサダーとして起用するのは、JAXAとしては初となる。
就任に伴い、三浦が“だいち”シリーズ衛星のために書き下ろした新曲「ALOS」(エイロス)が、“だいち”シリーズ衛星のイメージソングとして使用されることが決定。また、JAXA筑波宇宙センターでの撮影の模様も盛り込まれたMVも制作された。
新曲「ALOS」は2月1日より各種音楽配信サイトにて配信予定となっている。
さらに、三浦が地球観測衛星について学ぶためにJAXA筑波宇宙センターを訪れた際の様子や、これから宇宙で活躍する“だいち3号”にエールを送るためにJAXA種子島宇宙センターを訪問した様子等を収録した動画が、1月26日にJAXA公式YouTubeチャンネル「JAXA Channel」にて公開。こちらも要チェックだ。
■三浦大知 応援アンバサダー就任コメント
この度は「だいち」シリーズ衛星の応援アンバサダーのお話をいただき、とても光栄です。楽曲制作をするにあたり、筑波宇宙センター、そして種子島宇宙センターにて、このプロジェクトに関わっているスタッフの皆さんのお話を聞かせていただき、また「だいち3号」の実機や「だいち3号」の打ち上げを支える様々な施設を見学させていただきました。「だいち」シリーズ衛星に込められた想い、そしてこのプロジェクトに人生をかけて携わっているスタッフの皆さんの願い、情熱、魂。皆さんのお話や見せていただいた風景を通して受け取ったその全てを詰め込んだ一曲を作りたいと思い制作しました。この楽曲が、聴いてくださった皆さんと「だいち」シリーズ衛星を繋ぐ一つの橋になれば幸いです。「だいち3号」が宇宙に到達し活躍することを心から楽しみにしています。■三浦大知 種子島宇宙センター訪問インタビュー
<種子島に到着して>
Q1:アンバサダーのオファーを聞いたときの感想、そして何を今後伝えていきたいか教えてください。
まずは、“だいち”という名前で本当に良かったなと思いました(笑)。このようなお話をいただけることはすごく光栄なこと。事前に筑波宇宙センターでもいろいろお話を聞かせていただき、人工衛星にいかに生活を支えてもらっているのか知ることができました。天気予報やナビゲーション、そして災害発生時などいろいろなところで活躍しており、自分たちの生活は人工衛星抜きでは語れない部分もあると思います。今後、「だいち3号」「だいち4号」が皆さんにとって身近に感じられるような、届け方・伝え方が出来たら良いなと思っています。Q2:「だいち」シリーズ衛星のイメージソングにはどんな想いを込めたいですか。
今日、種子島宇宙センターでいろいろな場所を見学させてもらい、話を聞かせていただいたうえで楽曲制作を最終段階に持って行こうかなと思っています。本当にいろいろな問題や困難を乗り越えながら、たくさんの方々がこの地球の安全や平和を見守るために、「だいち3号」「だいち4号」を宇宙に打ち上げる。皆さんを応援できる楽曲を作りたいと思います。<種子島宇宙センターへの訪問を終えて>
Q3:今回、種子島宇宙センターを見学した感想を教えてください。
本当にいろいろな場所を見学させていただき、その規模やスケールがすべてすごかったです。たくさんの方々の想いが繋がり、打ち上げロケットや「だいち3号」があると思うと、感動しました。Q4:実際に打ち上げられる「だいち 3 号」を見た感想を教えてください。
先日筑波宇宙センターでいろいろな話を聞かせていただいてから、ようやく本日「だいち3号」についに会うことができました。これだけたくさんの方々がバトンを繋いできたからこそ、ここに「だいち3号」がいると感じています。皆さんの情熱と技術の結晶だと思いました。Q5:「だいち」シリーズ衛星のイメージソング制作のヒントはありましたか。
たくさんのキーワードがあったと思います。そのキーワードをもとに、最終的に音楽を通して、皆さんの心に届くような、そして「だいち3号」も喜んでくれるようなそういう曲を作れたらなと思いました。Q6:アンバサダーとして伝えたいことを改めてお聞かせください。
このプロジェクトを、想い、情熱で繋いでいるのが、人です。スタッフの皆さんの話を聞いて、とても感動しました。そういう想いを、音楽を通して伝えていきたいです。また、自分が人工衛星について勉強する前は、「こんなに(人工衛星に)」お世話になっているんだ」と意識して生活していなかったと思います。人工衛星なしでは、生活の安全、地球の平和は守られていなくて、つねに人工衛星が見守ってくれているということ。そしてとても身近なものとして、宇宙や人工衛星を感じていただけたら良いなと思います。もっと身近に感じてもらえるように、自分自身も勉強しながら、人工衛星やロケットのこと、そして宇宙のことを、皆さんと一緒に考えていけたらと思います。また、(本プロジェクトに関わった)皆さんが抱えている想いには自分は程遠いと思うんですけど、想いや情熱、ここまでどんな工程を経て、道のりを越えて、ここにきたか。というところを、たくさん話を聞かせていただいて、一部に触れさせていただいたような気持ちになっています。なので、「いよいよ打ち上げます」と決まる際の気持ちは…想像できないというか。打ち上がる前から、自分もちょっと泣きそうな気持ちになりそうだなと、とても思います。今日、一つひとつ丁寧に想いをこめて作業している話を聞かせていただいて、その想いが繋がって宇宙に「だいち3号」が到達するということを、一個人として本当に応援していますし、楽しみにしています。
リリース情報
2023.02.01 ON SALE
DIGITAL SINGLE「ALOS」
JAXA公式YouTube「JAXAChannel」
https://www.youtube.com/channel/UCfMIdADo6FQayQCOkLYGhrQ
三浦大知 OFFICIAL YouTube
https://youtube.com/@DaichiMiuraCh
三浦大知 OFFICIAL SITE
https://avex.jp/daichi/