■脚本家の古沢良太は、織田信長と木村拓哉の存在を「孤独」というキーワードで結び付けた
木村拓哉が主演する映画『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)より、織田信長と木村拓哉を繋ぐ、「孤独」というキーワードにフォーカスした場面写真が解禁された。
公開を目前に控えた『レジェンド&バタフライ』。今回は劇中の織田信長と、それを演じた木村拓哉、ふたりの共通点を紐解いていく。
令和の時代にふさわしい作品として新しい信長像を描くために、脚本の古沢良太が重要視したのは信長が背負っている「孤独」であり、その孤独を誰よりも理解していたのが濃姫ということだった。
天下統一を志し、戦いに明け暮れ、“魔王”として恐れられた男・織田信長が他の者には感じさせなかった、トップにいるものにしかわからない「孤独」。この孤独は何十年もの間、芸能界の最前線で活躍し続け、スターとしてトップを走り続けてきた木村拓哉が背負った孤独と重なった。
他の人には到底想像できないほど多くのものを背負い、誰にも理解できない「孤独」がふたりにはあるのではないかと古沢はとらえ、織田信長と木村の存在を「孤独」というキーワードで結び付けた。この発想が、本作で描かれる、孤独ゆえに時に弱さすらも見せる「ひとりの人間としての信長」に繋がる。信長が抱える孤独や弱さまでもが描かれる点、そんな信長を誰よりも理解する濃姫の存在、そしてふたりの生き様が紡ぐ切ない物語が、この作品ならではの、唯一無二の大きな魅力になっている。
木村は、信長が“うつけ者”と呼ばれた16歳から、本能寺の変を迎える49歳まで、激動の人生の33年間を見事に演じきった。信長が常に抱えていたであろう、誰にも見せることのなかった「孤独」という感情を知り、その胸に秘めた想いを知るとき、本作で描かれる信長のさらなる魅力に気づき、この物語が描く濃姫とのドラマチックな結末に涙するはずだ。
映画情報
『レジェンド&バタフライ』
1月27日(金)全国公開
(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会
『レジェンド&バタフライ』作品サイト
http://legend-butterfly.com/