■「『ぴーすおぶけーき』ワールドを観て、少しでも元気になっていただけたらうれしいです!」(日向坂46・佐々木美玲)
2022年に日本テレビにてTVドラマ化され、ゆる〜くお悩みを解決してきた固定観念破りの青春コメディ『ぴーすおぶけーき』。地方の新興住宅地・虹見ヶ丘団地群を舞台に、刺激を求めているユルユルな幼馴染み=下田くん、中村氏、上原先輩が、次々に(なんとなく?)住人たちのお悩みを解決していく。
そんなユルっとしつつも、心に響くメッセージを届けてくれると話題になった『ぴーすおぶけーき』が舞台化。1月20日~29日に行われる公演に先立ち、1月19日に、ゲネプロが天王洲銀河劇場にて実施された。
ドラマ『ぴーすおぶけーき』と同じく、舞台『ぴーすおぶけーき』でも、基俊介(IMPACTors/ジャニーズJr.)、佐々木美玲(日向坂46)、落合モトキが演じるユルユルな幼馴染みたちによるお悩み相談所が設けられ、日々、恋愛から人間関係、哲学的なことまでと、幅広い悩みを持った人々が新興住宅地・虹見ヶ丘団地群を訪れる。
全編にわたってユルいトーク劇を繰り広げながら、数々のお悩みを独自の視点から解決。花柳のぞみ演じる竹野内が“上司との関係性”に関する相談で相談所を訪れた際には、「他人の気持ちをわかりきることはできないのだから、自分の都合の良いように考えたほうが楽しいんじゃない?」と、彼ららしくユルっとしつつも核心的な解決策を提案していた。
また、ドラマでも話題になった、3人の大好物のアメリカンドッグを仲良く食べるシーンもあり、会場はほっこり。
基が演じた、とにかく真面目なおバカ・下田くんは公務員だけれど練馬最強の不良を目指している。劇中では人生初の取っ組みあいの喧嘩に挑んでいたが、へっぴり腰でまだまだ最強のヤンキーには程遠いようである。
とにかく自信溢れるおバカ・中村氏を演じた佐々木は、突如踊り出したり、看板を振り回したりと、ムードメーカーとして見事に演じきる。
とにかくカッコつけなおバカ・上原先輩役の落合は、下田くんと中村氏のおバカっぷりに的確なツッコミをいれつつも、時には一緒にふざけるというバランスが難しい役どころを巧みに演じる。
数々の舞台経験がある基と落合は安定の芝居を見せていたが、佐々木もアドリブを入れるほどに確かな演技力を見せた。
舞台版の新キャストとして登場した松平役を演じたジャニーズJrの高田翔は、若い起業家という設定でしっかりとしていそうにみえるけれども、石川翔鈴演じるハマデビナミとTikTokに投稿するダンス動画を撮るなど、振り幅の広いキャラを演じ存在感を発揮した。
ゲネプロ後に実施された囲み取材には、下田くん役の基俊介(IMPACTors/ジャニーズjr.)、中村氏役の佐々木美玲(日向坂46)、上原先輩役の落合モトキが出席。今回のゲネプロを終えて、上原先輩役の落合モトキは「緊張したけれど、思ったより笑いがとれて安心した」と安堵の表情を浮かべていた。
下田くんを演じた基俊介は、ドラマ版と比べて舞台版の良いところについて「舞台は生モノでもあるので、お客さんの反応を見てどんどん進化していける」とコメント。
中村氏役の佐々木美玲は、劇中で行うモノマネのレパートリーに関して聞かれると「100通りくらいはあります!」と笑顔で答えた。そして「舞台を楽しみにしてくださっているすべての皆様が、『ぴーすおぶけーき』ワールドを観て、少しでも元気になっていただけたらうれしいです!」と本公演への意気込みを語った。
舞台情報
『ぴーすおぶけーき』
01/20(金)~01/29(日) 東京・天王洲 銀河劇場
舞台『ぴーすおぶけーき』公式サイト
https://www.ntv.co.jp/poc/