■「私はずっと=LOVEが大好きです。本当にアイドルになれて、楽しくて幸せでした」(齊藤なぎさ)
指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ・=LOVE(イコールラブ)が、齊藤なぎさの卒業コンサート『~齊藤なぎさ卒業コンサート~ 現役アイドルちゅ~ みんなのこと大好きだよ▽』(▽は、ハートマーク)を1月13日にパシフィコ横浜 国立大ホールにて開催した。
2017年9月にシングル「=LOVE」でメジャーデビューしてから精力的な活動を続け、2022年9月には=LOVE史上最大規模となる5周年記念コンサート『=LOVE 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT』(国立代々木競技場 第一体育館)を開催。コンサート内にて、齊藤なぎさの卒業が発表されたのは記憶に新しいが、ついにメンバー11名での最後の公演を迎えた。
当公演は、新型コロナ感染予防対策を徹底のうえで開催。齊藤なぎさの新たな門出をお祝いしようと、プラチナチケットを手に入れた約5000人のファンが来場し、さらにライブ配信も併せて実施された。ステージに設置されたモニターでは、過去映像を取り入れた、卒業コンサートのために制作されたスペシャルな映像やガーリーでキュートなステージセット、トロッコ演出、恒例のカメコ撮影パートなど、卒業をお祝いするための盛りだくさんな演出が続き、全編を通してメモリアルで感動的なコンサートとなった。
カラフルなペンライトが会場を埋め尽くすなか、ライブスタートを告げる「Overture」が流れると、卒業を名残惜しむ来場者からの大きな拍手に包まれた。1曲目は1stアルバム『全部、内緒。』収録曲で、当コンサートのサブタイトルにもなっている齊藤なぎさのソロ曲「現役アイドルちゅ~」。ピンクの華やかなアイドル衣装を身に纏った本人が登場し、彼女の=LOVEでの全活動を象徴するような楽曲の世界観に、会場のボルテージは早くも最高潮に達した。
続いて全メンバーがステージに登場し、「Want you!Want you!」「Be Selfish」「Oh!Darling」「CAMEO」と疾走感のあるアップテンポなナンバーを披露。最新曲「Be Selfish」でのキレのあるダンスパフォーマンス、「Oh!Darling」ではお客さんと一体となりタオルを振り回し、トロッコに乗った齊藤なぎさが会場を移動しながら来場者と近い距離でパフォーマンス。=LOVEのファンを大切に想う気持ちと現在の勢いを象徴する迫力ある演出が、コンサートの幕開けに花を添えた。序盤でのMCで、齊藤なぎさは「さっきまで実感がなかったんですが、ステージに出てきた時に、ピンク一色のペンライトの光景を見て、改めて今日卒業するんだと実感しました」と卒業を迎えた今の心境を語った。
中盤では、齊藤なぎさ本人がやりたいことを形にしたコーナーとして、カバー曲の披露も織り交ぜながら、彼女を中心としたソロ曲、ユニット曲が続く。プロデューサー・指原莉乃のソロデビューシングル曲「それでも好きだよ」のカバーをソロでパフォーマンス。 齋藤樹愛羅とのユニットでは、SKE48「狼とプライド」のカバーを、大谷映美里・野口衣織・諸橋沙夏・山本杏奈とのユニット曲「推しのいる世界」では、ステージ上のメンバーと客席が一体となり、ピンク色のペンライトを振りながら、齊藤なぎさへ声援を送り、会場が圧巻のピンク一色に染められた。さらに、大場花菜・音嶋莉沙・佐々木舞香・瀧脇笙古のユニットでAKB48「言い訳Maybe」のカバー、大谷映美里とのユニット曲「わたし、魔法使い」に続き、高松瞳とのユニット曲「流星群」では、サプライズで齊藤なぎさから高松瞳への手紙メッセージが朗読されるなど、感動的な一幕も。
ステージ上モニターでは、過去の彼女の懐かしい映像も映し出されながら、本人が「かわいいをいっぱい詰め込みました」という“なーたんワールド”がたっぷり詰まったハートフルなステージングに、卒業を祝福する来場者から大きな拍手が贈られた。
さらに、=LOVEでのオーディションやライブなどの回想インタビュー映像を挟み、彼女がセンターを務めた失恋曲「ズルいよ ズルいね」を切なくエモーショナルに歌い上げた。改めて=LOVEの唯一無二の迫力あるパフォーマンスを垣間見られた瞬間だった。
その後のMCでは、ユニット曲パートや=LOVEメンバーとの思い出を振り返りながら「イコラブの思い出は全て素敵なものばかりです。今日もみなさんにとって最高の思い出になれるようにラストまで全力で愛を届けたいと思います!」と、会場に響きわたる齊藤なぎさのMCとともに本編は終盤へと向かっていく。
5年間の集大成とも言える息の合った全力パフォーマンスで「僕らの制服クリスマス」「The 5th」に続けて、代表曲「青春“サブリミナル”」を披露し、会場を大いに沸かせた。
「アイドルとして必死に駆け抜けてきた5年間、皆さんと作れた思い出をずっとずっと大切にしていきます。本日はありがとうございました」と齊藤なぎさからの感謝のメッセージとともに、本編ラストは別れをテーマにした「探せ ダイヤモンドリリー」を披露。齊藤なぎさと=LOVE、それぞれが別の道へ進む未来に向けて歌詞を噛みしめながら、希望とともに温かい雰囲気のなか、本編を締め括った。
アンコールの拍手が冷めやらぬなか、齊藤なぎさはこの日初お披露目となるドレス姿で登場。「この5年間長いようで、やっぱり短かったです。私はずっと=LOVEが大好きです。本当にアイドルになれて、楽しくて幸せでした。本当に一人一人の皆さんが大好きです」のメッセージとともに、この記念すべき卒業のために制作されたソロの新曲「君だけの花道」を、ファンとメンバーへの精一杯の感謝の気持ちを込めて、涙ながらに歌い上げた。“遠くにいたって 心は隣よ”というサビの歌詞が彼女の=LOVEへの想いと重なり、この日いちばんの感動的なシーンとなった。
「11人で東京ドームに立つという夢を叶える前に卒業を決めてしまったこと、本当に申し訳ないと思っています。でも絶対にその夢を叶えてほしいし、絶対に叶えられるグループだと私は思っています」と齊藤なぎさがメンバーへ綴った手紙を読み上げ心残りを伝えると、リーダーの山本杏奈は「なぎさの想いは、私たち10人も、ここにいる皆さんもみんなわかってるつもりです。卒業後もなぎさが誇れるグループになるためにも、必ずその夢叶えてみせます!」と宣言。さらに、彼女の母親より心温まる手紙もサプライズで披露。会場は温かい拍手に包まれた。
その後は、メンバーとファンへの感謝と絆を綴ったイコラブからの決意表明ソング「笑顔のレシピ」を披露し、改めて=LOVE11人、そして会場のファンとの絆を確かめた。
「こんなにも温かくて美しい景色を見せてくれた、みんなのことが本当に本当に大好きです! 最後はこの曲を贈ります」と、本日のコンサートラスト曲であり、2017年12月に発表され初のセンターを務めた思い入れのある楽曲「届いてLOVE YOU▽」を披露。最後はステージスクリーンに、「私のことを見つけて 好きになってくれてありがとう。いつまでも大好きです。」と本人からの直筆メッセージが表示され、歴史に残るであろう『齊藤なぎさ卒業コンサート』は名残り惜しい雰囲気のなかで幕を下ろした。
今後の活躍が期待される齊藤なぎさ、そして10名体制で新スタートを切る=LOVEの今後に注目しよう。
この卒業コンサートの模様は、3月22日に映像商品としてリリース。また、セットリストプレイリストも公演後に公開されている。
■指原莉乃(プロデューサー) コメント
プロデューサー1年目の私の前に現れた女の子は、気付いた頃には大物アイドルになっていました。見送るのはとても寂しいけど…“俳優齊藤なぎさ”と“国民的アイドル=LOVE”と“タレント指原莉乃”がどこかの番組で共感する“いつか”を楽しみに送り出したいと思います。これからも齊藤なぎさの応援をよろしくお願いします。
■セットリスト
1.現役アイドルちゅ~
2.Want you!Want you!
3.Be Selfish
4.Oh!Darling
5.CAMEO
-MC-
6.それでも好きだよ ※指原莉乃カバー
7.狼とプライド ※SKE48カバー
8.推しのいる世界
9.言い訳Maybe ※AKB48カバー
10.わたし、魔法使い
11.流星群
12.君はスパークル ※≠ME カバー
13.ズルいよ ズルいね
14.いらない ツインテール
-MC-
15.僕らの制服クリスマス
16.The 5th
17.「部活中に目が合うなって思ってたんだ」
18.青春“サブリミナル”
19.スタート!
-MC-
20.探せ ダイヤモンドリリー
[ENCORE]
-MC-
1.君だけの花道 ※齊藤なぎさソロ初披露新曲 卒業記念ソング
2.=LOVE
-MC-
3.笑顔のレシピ
-MC-
4.届いてLOVE YOU▽
リリース情報
2023.01.25 ON SALE
Blu-ray&DVD『過去最上キュン』
2023.02.22 ON SALE
SINGLE「タイトル未定」
2023.03.22 ON SALE
Blu-ray&DVD『=LOVE ~齊藤なぎさ卒業コンサート~ 現役アイドルちゅ~ みんなのこと大好きだよ▽』
『~齊藤なぎさ卒業コンサート~ 現役アイドルちゅ~ みんなのこと大好きだよ▽』セットリストプレイリスト
※未配信曲はなし
https://equallove.lnk.to/3CNx8G
=LOVE OFFICIAL SITE
https://equal-love.jp/