■「“かぶおの”と僕たちふたりをずっと応援してくれたらうれしい」(山中柔太朗)
MBSで毎週木曜日深夜に放送中のドラマ『飴󠄀色パラドックス』。W主演を務める木村慧人(FANTASTICS from EXILE TRIBE)と山中柔太朗(M!LK)が最新話の先行上映イベントに登壇した。本稿ではそのオフィシャルレポートを掲載する。
集まったファンの温かい拍手に迎えられ、木村は「尾上聡役の木村慧人です。本日は足を運んでいただきありがとうございます。楽しんでいきましょう!」と場を盛り上げ、山中も「蕪木元治役、山中柔太朗です。今日はよろしくお願いします!」と挨拶し、和やかな雰囲気でイベントがスタート。
放送開始後、毎週Twitterトレンドにランクインするほど話題となっている本作。反響の大きかった第1話の“耳フー”シーンや第3話のキスシーンについて、木村は「キスシーンとかはこの角度がいいとかカメラマンさんと話し合いながら作りましたね」と明かし、「途中から相談しなくてもだんだん息が合ってきたけど、細かい相談はたくさんしましたね。慧人くんだから言いやすかったっていうのもありました」と撮影を振り返る。
完成した作品を観た山中は「もっと恥ずかしいかな~と思ったんですが、物語が面白いから意外と観れましたね(笑)」と冷静な反応。木村は「どんどん面白くなっていくんですけど、最初は『どんな反応がくるのかな』とか緊張してました。回を重ねるごとに『尾上と蕪木らしい』って言ってくださる方が多かったので、ほっとしています」と語り、山中も「目に見えてコメントをたくさんもらっていますし、元々ファンではなかった方も観てくださっているというのが、とてもうれしいです」と、初主演の手ごたえをにじませた。
本作ではエンドクレジットで撮影時のオフショットが使用され好評を博しているが、まだ公開されていない秘蔵写真を披露。木村が背負ったリュックをぎゅっと握ってカメラに微笑む写真と、山中が蕪木愛用のカメラを構えている写真が披露されると、木村はすかさず「ふたりっぽいですね! 尾上と蕪木らしい」とコメント。ふたりがお互いに撮り合った写真ということで、撮影された際のこだわりも明かされた。
木村は自身の演じた尾上について「この尾上のカバンの持ち方は、個人的にもけっこう意識している持ち方ですね。原作だともっときゃぴきゃぴしたり表情が激しめなキャラクターなんですが、映像作品ということで監督と話し合ってより自然に。(監督には)『天使でいて』と言われて。天使ってなんだろうなと思って『可愛い』が出てきました。尾上らしい可愛らしさと、言うところは(はっきり)言うシーンもあるので、そこも楽しみに待っていてくれたらうれしいですね」と役へのアプローチを語った。
蕪木を演じた山中は「衣装的にもゆるめな感じで、けだるい表情も(原作に)近づけられるように意識しました」と語った。木村が撮影した山中のショットについて、木村が「我ながらうまいな! 人を撮るのが最近好きで。普段FANTASTICSとして活動しているんですが、そこでも画角とか勉強していたので、ここで発揮できてよかったです」と自画自賛。「個人的には僕たちが大好きな音声さんも写っているっていうのがポイントです(笑)」と山中も続ける。
第4話から登場する印南役の猪塚健太との河原での仲良し3ショットも披露。共演した猪塚について、山中は「素敵な方でした。お兄さんですし、お芝居もすごく引っ張ってくれて頼もしかったです」と振り返り、猪塚とのシーンが多かった木村は「撮影の時もたくさん話してくださって、アドリブで話すシーンも毎回違ういろんなワードで僕たちを笑わせてくれて、場が明るくなったのですごく素敵な方だなと思いました」と明かした。オフショットはフィルムカメラを3台使ってたくさん撮られたとのことで、「僕たちもこの写真欲しいよね」「ね、欲しいな」と撮影を懐かしみ、木村は「本当にありがたいことに皆さん優しく接してくださいました。監督もすごく寄り添ってくれる方で、緊張していたんですがほぐしてくれて良い撮影だったなと思います」と振り返った。
12日深夜に放送となる第4話については、「冒頭のシーンは注目してほしいです。(3話最後の)車のシーンからの続きなんですが、尾上の可愛らしい一面が見られるし、蕪木のかっこよさも見てほしいです」と語り、MCから「皆さん声出ちゃうんじゃないかな」と振られると「出ちゃいますね(笑)感情が忙しいと思う!」と得意げ。「僕も4話は尾上回だと思ってます。アイドルの春田と蕪木が絡むシーンがあるんですけど、それを見ている尾上(の表情)を見てほしいです」と注目ポイントを観客にしっかりアピールした。
ドラマ内で登場する週刊誌にちなみ、「年明け早々のスクープ」を聞かれると、木村は「今、FANTASTICSがラウンドワンさんとコラボさせていただいていて、(ボウリングで)スコアによってエキサイターに出てくるメンバーが変わるんです。僕は、ダブルを出さないと登場しなくて、番組の企画とかで何度かやらせていただいたんですけど自分が全然出なくて。でも、プライベートで行ったら出せました!ラウンドワンさんの一ファンなので個人的にもスクープでした」と語った。
山中は、木村の話で思い出したようで「年末年始に妹とカラオケに行ったんですけど、そこでFANTASTICSさんがコラボしてるキャンペーンをやっていてQRコードを読み取ったらメンバーの壁紙がもらえるんですが…慧人くんが出なかったんです(笑)」と残念エピソードを披露し、木村が「出なかったんかい!!」とツッコミ。「今度一緒に行こう(笑)」とリベンジの約束も交わした。
撮影を通して仲を深めたふたりだが、「好きなものが一緒。サウナにも一緒に行くし、好きな食べ物も似ています。この間誕生日のお祝いもできて、キャスケットをプレゼントしたんですがめちゃめちゃ似合っててよかったです」と木村が明かし、「服の趣味もすごく合います。一緒に買い物も行ったんですが、似たようなお店に行ってるんだなと」(山中)「いつも行ってるルートが一緒だったよね」(木村)と仲良しエピソードが飛び出した。山中も「見ているポイントも一緒だなと。現場が終わったあと撮影の振り返りしているときに『あそこ、こうでしたよね』って言ったら慧人くんも『あ、俺も思ってた!』みたいなことがけっこうあって。なかなかないことなので気が合うんだろうなと思います」と語った。
さらに、作品愛を確かめ合うため、放送済みのシーンから○×クイズが出題。全問正解しないと罰ゲームという厳しいルールの中、「週刊DASH!編集部の壁にあるロゴマークに描かれている人の人数」、「木内(小柳友)が編集部での打合せの時に持っている水筒の色」、「第3話で潜入捜査の際に名乗っていた架空の会社名とふたりの名前」など、予想以上にマニアックで細かいクイズに苦笑する木村と山中。答えを考えるときに椅子の背もたれに寄りかかるポーズまでそっくりで息ぴったりなふたりだが、結果は山中が全問正解で勝利。
2問の不正解を出してしまった木村は床にしゃがみ込み「まじかー!!」と悔しがったが、罰ゲームがタイトルにちなんだ飴玉シールを顔中に貼られる!という可愛いものだと発表されると「そんなのでいいんですね…?」と戸惑い気味。勝者の山中が「おしゃれにしよう!」と気遣いながら木村の顔や耳、ジャケットにシールを貼っていき、木村が「“耳フー”みたい!」とくすぐったがる一幕も。
山中は「可愛いな。ここ(胸ポケットにのぞかせたタイトルロゴシール)、意外とキーですね。あと慧人くんのトレードマークのほくろに飴を貼ることにより良さが出る!」とこだわりのコーディネートに満足気だが、そんな仕上がりに木村は「意外と恥ずかしいな…」とつぶやいた。可愛い罰ゲームに会場も微笑ましい空気に包まれた。
最後に、ドラマの今後の展開を楽しみにしているファンへふたりからメッセージ。木村は「回を重ねるごとに尾上と蕪木の関係性、周りとの関係性も変わっていきますので楽しみにしていてほしいです。僕たちのケンカップル感もさらにエスカレートしていくので、ぜひたくさん観て『このシーンが好きだな』とか、感想があればTwitterとかにたくさん投稿していただいて、またトレンド入り毎回させて…? やってもらえるとうれしいなと思います。飴玉貼ってるからか調子悪いな…」とシールを貼ったままで少し噛みながらコメント。
山中は「終わってからも何回も観てほしいドラマだなと思いますし、“かぶおの”と僕たちふたりをずっと応援してくれたらうれしいです」とコメントし、イベントは締めくくられた。
番組情報
MBSドラマシャワー『飴色パラドックス』
12/15(木)初回放送スタート(全8話)
※各放送局のオンエアスケジュールは番組サイトまで
※Huluにて見放題独占配信
※TVer、MBS動画イズム、GYAO!にて見逃し配信1週間あり
(C)『飴色パラドックス』製作委員会・MBS
(C)夏目イサク/新書館
『飴色パラドックス』番組サイト
https://www.mbs.jp/amepara