■通常のライブでは考えらえないオーディエンスの近さに、出演メンバーもびっくり!
超特急とONE N’ ONLYが出演した『MUSICGLOBE~Buzz the World~』初の公開収録の模様が、スターダストチャンネルの公式YouTubeにて公開された。
世界でのブレイクを目指すアーティストの魅力を日本から発信すべく、YouTubeのスターダストチャンネルで2022年9月に放送開始となった『MUSICGLOBE~Buzz the World~』。クレーンカメラやLEDを駆使し、YouTube番組としては規格外のスケールで撮影されたライブパフォーマンスが楽しめると話題沸騰。パフォーマンス自慢の多彩なアーティストをゲストに招き、これまで3回が放送されてきた。各グループの歴史や個性をたどるトークも大好評だ。
8月に新メンバー4人を迎えて新体制となった超特急、海外での人気も高くTikTokフォロワー数で日本人アーティスト第1位を誇るONE N’ ONLYという、2組のダンス&ボーカルグループを迎えて行われた初の公開収録。オーディエンスの力も借りながら、熱のこもったパフォーマンスが繰り広げられた。
まずは、初回から番組MCを務めている男女混合10人組グループ、ONE LOVE ONE HEARTの洸瑛とイーチがステージに登場。「皆さん、どちらからいらしたんですか?」「もう12月ですね…」と客席に語りかけて、初めての公開収録に緊張気味な自身とオーディエンスの心をほぐしていく。
■超特急
そこに登場した1組目のゲストは、8月に9人組の新編成となったばかりの超特急。頭の自己紹介からトップバッターのカイが「ONE LOVE ONE HEARTの……」とボケたり、熊本出身の14号車ハルは「ハル……ばい!」と気合を入れて、すっかりステージ上は和やかムードとなる。
それもそのはず、新メンバーと司会2人の間には浅からぬ繋がりがあり、以前イーチと同じグループのメンバーだった13号車アロハが「こうやって再会できることがホントにうれしいね」と声をかければ、イーチは笑顔で「こんにちは!」と返答。超特急も所属する若手アーティスト集団、EBiDANの研究生だったハルも「洸瑛とは昔、一緒にやってた時期があったので……YEAH!」と互いに腕を突きだして再会を祝した。
新体制になったばかりということで、新メンバーには“超特急のメンバーになっていちばんうれしかったことは?”という質問が。アロハから「(ファンである)8号車に出会えたことですね」とうれしい答えが飛び出す一方、“いちばん驚いたことは?”という問いには「ユーキくんのドジっ子がガチ」(11号車シューヤ)、「意外とユーキくんの背がデカかった! 俺と同じくらいかと思ってたのに」(ハル)とユーキネタが続く。また「移動中、車の中でオリジナルメンバーがひと言も喋らない! 事前にマネージャーから“機嫌が悪いわけじゃないから”と言われていたけど、さすがに怖かったですね!」と12号車マサヒロが告白すると、オリジナルメンバーからは「そんなこと言われてたの?」(タクヤ)、「猛獣の取り扱い注意みたい!」(タカシ)と不満が噴出。こうしたメンバーも知らなかったマル秘エピソードが聞けるのも『MUSICGLOBE』ならではだろう。
これからの目標として「結成当時から変わらず、東京ドームに立ちたいです!」とリーダーのリョウガが宣言すると、客席からは大きな拍手が。さらに「そこから日本のみならず、世界に向けて進出していきたい」ということで、“世界に向けて個人的に意識していること”を各メンバーが発表していく。カイの「語学の勉強」、マサヒロの「ダンスを磨く」に続き、「日本の音楽業界で最強のツインボーカルになる」と決意を語ったシューヤに対して、タカシは「筋トレやで!」とニッコリ。「ボーカルの相方バカやん!」(タクヤ)とツッコミも飛んだが、その真意についてはぜひ番組をチェックしよう。
その他「Bruno Marsをcheck!」(ユーキ)、「いろんなことに挑戦!」(アロハ)、「SNSの活用」(ハル)と納得の回答が飛び出すなか、「海外ファンの急増」と答えたのはタクヤ。『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』『みなと商事コインランドリー』と出演ドラマが次々と海外でもバズったことを受けて、「海外ではBL作品がすごく人気で、海外の皆さんから温かいコメントも頂いた。僕をキッカケに超特急を知ってグループ全体を推してくださる方もいるので、キッカケがあればファンのいる海外に足を運んでいきたい」と現実味のある展望を述べた。しかし、最後にリョウガが取り出したフリップには「苦手な食べ物を克服!」という文字が。「海外で飢えるリスクを減らそうと。最近、キノコ類が普通になりました……ごめん、ちょっと苦手!」と笑いで締めるのも、実に超特急らしい。
ライブパフォーマンスでは新体制となって初のシングル「宇宙ドライブ」と、そのカップリング曲「颯爽とハローマイラヴ」を披露。「宇宙ドライブ」についてタカシが「トラックはめちゃめちゃカッコいいんですけど、歌詞は言葉遊びを交えていて、良い意味で思ってたんと違う!」と語れば、洸瑛も「超特急さんの色が出ている。真面目にふざけるって、すごくカッコいい!」と褒めちぎった。「颯爽とハローマイラヴ」に関しても「サビの終盤で掌を頬につけて上下させる振りはかわいらしいので真似してほしい」とカイがバズりポイントを挙げ、「腰振りダンスでメンバーがワチャっとするのはかわいいポイント」とシューヤがアピール。タカシは「海外でも人気なシティポップ調の曲なんで、海外進出したとき“この曲や!”って思ってくれるんじゃないか」と自信を見せた。
実際の収録では、照明やカメラの種類を変えながら各曲を3~4回ずつパフォーマンス。客席とのあまりの距離の近さに「すごい、こんなところで…」(タカシ)と最初は戸惑いを見せつつも、カイが「よろしくな!」と挨拶すればすぐに立ち上がり、サウンドチェックからペンライトを振りそうになってしまう8号車はさすがである。
収録は「颯爽とハローマイラヴ」からスタート。『MUSICGLOBE』といえばLED映像のゴージャスさが特色で、この曲でも冒頭9人のメンバーカラーバーが8号車色のピンクに広がっていく等、心憎い演出が施されていたが、9人で繰り広げられる巧みなフォーメーションのほうに完全に目を奪われてしまう。タクヤが「チェックしてほしい」と言うオリジナルメンバーと新メンバーの対比を表す振りつけから、9人が交じり、カイとタクヤの作った輪からハルが飛び出すさまも、カメラマンがステージに上がって接写。爽やかな楽曲を笑顔いっぱいで見せながら、タカシとシューヤの躍動的なラップの掛け合いがあったり、ユーキがバク転したりと見どころ満載だ。極めつけは最後のエンディング妖精で、ロボットのようにぎこちない動きで「タカシやで!」と魅せる笑顔に、客席から笑いとメンバーから「怖い、怖い!」の声が。初めてのエンディング妖精に、タカシいわく「正解がわからなかった!」ということである。
繰り返し同じ曲をやるということで、客席の8号車に向けカイから「次も初めて見た感じで!」という要望も。セッティングを変える間には「都内から来た人! 関東近郊の人!」とカイがアンケートを取ってみたり、「どうですか?“ここ揃ってなかった”とかありませんでした?」とリョウガが聞いたりと、こまめに客席へ声をかける。「メンバーがステージ上を目的なくほっつき歩く姿、あんまり見せないよな」とタカシが言うとおり、普段は絶対に見られない“仕事中の超特急”の姿が次々に飛び出して、ステージ上でメイク直しするユーキにシューヤがマイクを向けると「とうもろこし!」という謎のワードも。照明が逆光になるとタカシが「♪逆光もハローマイラヴ~」と歌いはじめてシューヤを「無駄に上手い!」と驚かせたりと、待ち時間の間にもしっかり8号車を楽しませていく。
続いて「宇宙ドライブ」の収録では、頭から“超特急”とグループ名が大写しになって、派手な原色が躍るLEDをバックに、振りつけを担当したユーキいわく「とにかく破壊力でしかない!」パフォーマンスを披露。サビの土下座ダンスと寿司ダンスに至っては「世界に向けてバズるようなダンスなんじゃないか」というタクヤの言葉も納得のインパクトで、アロハのアクロバット等、激しいダンスで床ごと揺らしていく。その勢いは「まず1ドライブ」(タカシ)が終わったとたん、「もう無理だ!」とタクヤが音を上げたほど。カロリー消費量の高いナンバーを何度も繰り返しつつ、エンディング妖精では楽曲のテーマである“和”を活かして寿司や蕎麦、茶道といったネタを各自が盛り込み、超特急の武器である“ダサかっこいい”の本領を見事に発揮してみせた。
■ONE N’ ONLY
2組目のゲストONE N’ ONLYのターンでも、オーディエンスの目前で撮影準備が進んでいくさまに「不思議なんだけど……みんなどういう感情なんだろう?」とTETTAが観客を慮(おもんばか)るひと幕も。さらにカメラが回れば、ファンを目の前にしてのトークに「テンションあがります!」(REI)「ライブしてる感覚」(EIKU)と口にし、初回放送以来2回目の出演となることに「こんなに早く2回目呼ばれていいんですか?(前回の)反響もすごかったですよ!」とNAOYAが喜びを示す。
トークパートではメンバーそれぞれのセンスに迫り、まずはSNSで自撮りを発信する際の“キメ顔”や“キメポーズ”を各自が実演。角度や画角などのこだわりをそれぞれ公開したが、渾身の“ばいちゃ!”ポーズに微妙な空気が流れたREIは「絶対流行らせるから、これ!」と気色ばんでみせる。公式YouTubeチャンネル『ワンエンちゃんねる』での人気企画“私服コーデバトル”での最新画像も紹介され、これまでの3回すべてで1位を獲得しているTETTAには、ワンエンのファッションリーダーNAOYAも「(その座を)あげます。自分がいいと思っていれば何でもいい」と太鼓判。対照的に「街の人のコメントが厳しくて……ボロクソ言われた!」というHAYATOの革ジャンコーデに対しては、客席に「HAYATOの格好で来られたら、ないよね?」と問いかけて同意を得るという、公開収録ならではのコミュニケーションも見られた。
また、ムチャぶりに強い彼らを見込んでか、なぜかEBiDANメンバーのモノマネを強制披露させられる場面も。しかし、HAYATOの口癖「確かに!」を再現したREIは「まったく似てない!」と大不評で、KENSHINが「Beautiful」のNAOYAパートを声真似すると、その誇張ぶりに「バカにしてる!?」の声と客席からは笑いが起きる。一方、NAOYAは兄である超特急・タクヤのライブでの自己紹介を「ポイントは“プラスー?”のバカっぽい言い方」と容赦ない口ぶりで真似し、HAYATOも実弟FUMIYA(BUDDiiS)のラップをそっくりコピーして、兄弟ならではのDNAの強さを証明。また、EIKUはライブ中に唇を噛みがちなTETTAの顔真似をして客席の共感を呼び、逆にTETTAはつねに肩のズレを気にするEIKUの歩き方を実演してみせた。「やる、やる!」とメンバーも沸くほど、何気ない細かな特徴まで的確に捉える観察眼の鋭さは、つねに一緒にいるメンバー特有のものでもあるだろう。
さらに6人からは、この冬オススメのMV紹介も。超特急の「宇宙ドライブ」や「Revival Love」、M!LKの「STARS」やSUPER★DRAGONの「Don’t Let Me Down」といった先輩グループの曲名が次々に飛び出すなか、HAYATOが選んだのはONE LOVE ONE HEARTの「YOUTH」。「落ち葉のところで踊っていて、メチャクチャ好き」と伝え、洸瑛を「不意打ちで恥ずかしい!」と喜ばせていた。
そして『MUSICGLOBE』最大の目玉とも言えるライブパートでは、「Good Day」と「L.O.C.A(PT-BR ver.)」をパフォーマンス。海外に向けて英詞メインで書かれた「Good Day」は「みんなの背中を押せる明るい楽曲」で、ポイントとして「サビ頭のバタバタダンス」(KENSHIN)と「その後の手をくるくるさせるところ」(REI)が挙げられた。ポルトガル語の「L.O.C.A(PT-BR ver.)」も当然、世界を視野に入れたもので、NAOYAいわく7月のブラジル公演で1曲目に披露した際「現地のファンの方も喜んでくださった」そう。また「構成を僕が、振り付けをHAYATOが担当していて、メンバーが関わっているぶん愛情が注がれてる」と選曲理由を語った。
ライブの収録はマイクチェックから立ち位置や振りの確認まで、前準備からしっかり見せていくスタイル。その様子を起立して興味深そうに見つめるSWAG(ONE N’ ONLYファンの呼称)に、KENSHINは「変な感じするわ」と落ち着かない様子で、TETTAも「ライブより近いね」と恥ずかしがりながらも、「めちゃくちゃ楽しんで」(NAOYA)、「踊っちゃっていいからね」(HAYATO)と声をかける。巨大LEDの幾何学的映像をバックに、まず「Good Day」の収録が始まると、通常のライブでは考えらえない近距離でのパフォーマンスにSWAGもやや緊張気味。だが、そのぶんポップでかわいらしい曲調からすると、意外なほど機敏で全力なダンスに全神経が惹きつけられてしまう。1回目のパフォーマンスを終え、TETTAは「みんな一日に何回も『Good Day』を観ることなんてないよね。あと何回かあるからボルテージあげて!」と頼もしく呼びかけ。その反面、エンディング妖精ではHAYATOと共に謎のアクションをして、スタッフを「……大丈夫ですか?」と困惑させるのも彼らしい。
収録の合間にはステージ上で失敗箇所を振り返っての反省会をし、客席のペンライトの光をフィーチャーする回では、メンバーに一切照明を当てずに撮影するというレアなシーンも。TETTAが「みんなのペンライト、かなりイイじゃない? 綺麗!」と喜べば、色とりどりに変化するLED映像を観て一緒に「おー!」と歓声をあげたり、手を振って話かけたりと、この機会にSWAGともコミュニケーションを交わしてくれるのがうれしい。2曲目の「L.O.C.A(PT-BR ver.)」では南国らしい鮮やかで華やかな映像をバックに、めまぐるしく変わるフォーメーションでSWAGたちを翻弄。特に、ステージに上がったカメラマンが6人の間を縫うように撮影した回では、メンバーが美しく重なっていく間奏のパートを躍動感たっぷりに捉えており、オンエアでは要チェックだ。
エンディング妖精ではトークで披露した自撮りポーズをそれぞれキメる流れになったが、TETTAだけはEIKUに顔真似されたように唇を噛みしめ、収録が終わると「全然気づかなかった!」と苦笑い。最後にリーダーのHAYATOから「慣れなくて変な感じだったけど楽しかったです。完成どうなるかわからないけど、たくさん観てください!」と、参加したSWAGにメッセージが贈られた。
2022年秋から始動した『MUSICGLOBE』だが、2023年は音楽塾ヴォイスとタッグを組んでのボーカルオーディションも開催されるなど、あらたな展開も続々。SNSで世界が繋がる新しい時代にふさわしい音楽番組として、独自の進化を続ける『MUSICGLOBE』に注目だ。
超特急 OFFICIAL SITE
https://bullettrain.jp
ONE N’ ONLY OFFICIAL SITE
https://one-n-only.jp