「崎山くんは自分のイメージを常に更新していて、楽曲の聴きやすさを演出する度量、技量、J-POPに寄り添うアティテュードも持ち合わせている」(緑黄色社会・小林壱誓)
緑黄色社会の小林壱誓(Gu)が、レコメンドしたい音楽を紹介する『誰だってNeed music』。第41回となる1月8日放送で紹介した楽曲は、崎山蒼志「嘘じゃない」。
「2002年生まれ、2021年にメジャーデビューした崎山蒼志さん。聴いてもらったら分かる通り、本当に唯一無二の声と世界観で注目を高めるシンガーソングライターですね。この曲は2021年リリース、テレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』のEDテーマでした」と紹介すると、「ご存知の方も多いと思うんですけど。2018年頃ですかね? 「五月雨」っていう曲で注目されて、『ギターをとてつもなく鋭利にかき鳴らしながら歌う、高校生のソングライターが現れたぞ! 崎山蒼志って何者だ!?』って、めちゃくちゃ話題になったんですよね」と、崎山について詳しく説明した小林。
「その頃、崎山くんとサーキットイベントで同じ日になったので、ライブを観に行ったんですよ。その時は100人も入るかな? くらいの会場で、入場規制がかかってパンパンの中、自信にあふれたギタープレイと、その真逆をいくMCの謙虚で穏やかな佇まいがすごく印象に残ってます」と、自身が初めて崎山のライブを見た時の印象を振り返り、「今はね、もっと大きな会場でしか、なかなか見れないと思うんですけど。彼の弾き語りのお客様満足度は、かなり高いんで。機会があったら、ぜひ、みなさんも行ってみてください」と太鼓判を押した。
楽曲に関しては、「本当に驚きなんですけど小学校6年生から作曲をしてるみたいで。おそらく崎山くんはギターで曲を作ることが多いと思うんですが、この曲はピアノ始まりで。崎山くんの曲でピアノ始まりってあんま聴いたことがない気がするんですよ」と話し、「そうやって、自分のイメージを常に更新していくというか。聴きやすさを演出する度量や技量。J-POPに寄り添う、アティテュードってのも持ち合わせていて。これからへの期待感が、さらにぐんと上がるような1曲でした」と楽曲から見えた崎山の姿勢や、そこに抱く期待を語った小林。
「本当に作曲スキルが高いなと思ったのが、Bメロの折り返しですね。“湛えられた炎を見ろよ”ってところの転調が、もう、さすがだなって。作る人間からすると、『このタイミングで転調するんだ』って、チャレンジングに聞こえるんですけど。崎山くんがやると何か説得力があって、ナチュラルに捉えられるのも、また凄みだなと思います」と作曲面のすごさを具体的に語ると、「あと、アウトロの歌のフェイクと一緒に飛び出してくる、ギターソロのワウプレイがめちゃくちゃ気持ちいいですね。ワウって、ギターの♪ワウワウワウって鳴るエフェクトのことなんですけど。それがめちゃくちゃ絶妙で気持ち良かったです」とこの曲の聴きどころを語った。
最後に、「今回の曲のことではないんですけど。去年の頭くらいに石崎ひゅーいさんとコラボ楽曲『告白』も出されてたりして。個性と個性のぶつかり合いみたいな、溶け合いせめぎ合いみたいな、とてもハラハラとする内容で。そういったコラボも、色んな方との組み合わせでこれから聴いてみたいな、なんて思いました」と、崎山への希望と期待を語り、番組を締めくくった。
『誰だってNeed music』は、J-WAVE(81.3FM)で毎週日曜午後に放送中の『SAISON CARD TOKIO HOT 100』内で、13時30分~、15時25分~(※)放送。毎回1曲ずつ、小林壱誓が自らセレクトしたおすすめ楽曲を紹介。熱量の高いレコメンドで、楽曲の新たな魅力を伝えていく。
『THE FIRST TIMES』では、放送しきれなかった小林の言葉もノーカットで紹介。radikoでは、放送後から1週間、視聴可能となっている。
『誰だってNeed music』プレイリスト
『誰だってNeed music』概要
1月8日(日)放送
毎週日曜13:30~、15:25~放送
※放送時間は毎週入替
※J-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』内で毎週放送される120秒の長尺CM企画。
緑黄色社会 OFFICIAL SITE
https://www.ryokushaka.com/
崎山蒼志 OFFICIAL SITE
https://sakiyamasoushi.com/