■「全力で頑張っていきますので応援のほどよろしくお願いします」(今江大地)
関西ジャニーズJr.として活動し、多くの舞台に出演する今江大地の主演作、舞台『新選組始末記』が11月11日に東京・ヒューリックホール東京で開幕した。
『新選組始末記』は、『座頭市』などの執筆者として知られている子母澤寛が新聞社時代に関係者への取材をもとに作成した小説であり、日本の“新撰組”作品のベースとも言われている作品。1963年には映画化、1961年と1977年にはテレビドラマ化もされている。
舞台は約60年ぶりとなる今回は、今江大地(関西ジャニーズJr.)、林一敬(ジャニーズJr.)をはじめ、伊崎龍次郎、校條拳太朗、日向野祥、毎熊宏介、そして河相我聞、酒井敏也といった個性あふれる俳優陣が集結。
ナレーターとしても活躍する劇作家・鈴木智晴が脚本を、役者の個性を引き出す手腕に定評がある扇田賢が演出を担当し、令和の時代に新たな新撰組の風を起こさせる。
11月10日、初日に先駆けて公開ゲネプロが行われ、主要キャストが本番に向けての意気込みを語った。
舞台『新選組始末記』は11月11日から20日まで、ヒューリックホール東京で上演。上演時間は約2時間10分(休憩なし)。
TEXT BY 田中隆信
PHOTO BY GEKKO
<キャスト コメント>
■今江大地(藤堂平助役)
ここにいるキャストの皆さんと、見えへんところで頑張ってくれているスタッフさんがいっぱいいるので、その人たちと「新選組始末記」を作れたことをすごく幸せに思っています。明日から初日ですけど、全力で頑張っていきますので応援のほどよろしくお願いします。■林一敬(沖田総司役)
今、演劇エンターテインメントではいろんな見せ方があると思うんですが、このような歴史をなぞって見せる演劇はあまりないと思いますので、今、この時代にできる「新選組始末記」という作品を楽しんでいただけたらなと思います。■伊崎龍次郎(斎藤一役)
稽古場から今江くんと林くんを筆頭に、真っ直ぐガムシャラに走る二人を見て、我々一同は感化されて熱い作品を作り上げてきました。たった6年しか存在しなかった新撰組が、何を思い、何のために戦ったのか、それを皆様に感じていただければ嬉しいです。■校條拳太朗(土方歳三役)
歴史に名を刻んだ伝説の男たち、新撰組にまつわる話をこの「新撰組始末記2022」のチームで作れることを本当に光栄に思います。稽古場からみんなで掲げてきた“誠”をしっかりと最後まで、怪我なく届けられるように頑張りますので、皆様の力で一人でも多くの方に拡散していただけたらなと思います。よろしくお願いします。■日向野祥(原田左之助役)
新撰組はファンの方がたくさんいる人たちで、映画であったり、ドラマであったり、舞台であったり、たくさんの方が演じてきた人物たちです。それを僕たちが演じさせていただくということは、“誠”を掲げてという信念、そして伝えるべきものがあると思いますので、全力で会場にお越しいただいて、見ていただく方にこの気持ちを届けられるように精一杯最後まで走り抜けて参りますので、応援のほどよろしくお願いします」■毎熊宏介(永倉新八役)
この舞台は殺陣の見どころもたくさんあって、いろんなところで熱いバトルを繰り広げております。それと、この時代ならではの正義と正義のぶつかり合いというか、意志を持った熱い男たちの話になっておりますので、人間同士のストーリーも見ていただけたら嬉しいと思います。楽しんでいただけるよう、作品を作り上げていこうと思いますので応援のほどよろしくお願いします。■河相我聞(伊藤甲子太郎役)
この作品は新撰組をよく知ってる方も知らない方も楽しめる作品になっていると思います。キャストの方も素敵で、僕の息子でもおかしくない年齢で、以前は自分も若手だと思っていましたが、いつの間にか「もう若手ではないのかな」と感じながらやっております。いろんな方に足を運んでいただきたいのでよろしくお願いします。■酒井敏也(杉村義衛役)
若さ溢れる、スピード感あふれる作品ができました。皆様にいっぱい見てほしいです。よろしくお願いします。
舞台情報
『新選組始末記』
11/11(金)~11/20(日)東京・ヒューリックホール東京
[出演]
今江大地(関西ジャニーズJr.)/林一敬(ジャニーズJr.)/伊崎龍次郎、校條拳太朗、日向野祥、毎熊宏介、木村優良、株元英彰、成松慶彦、碕理人、八神蓮、永岡卓也、在原桂馬、溝呂木賢、コウガシノブ/河相我聞/酒井敏也
【アンサンブル】
生谷一樹、小林諒大、隈本秋生、後藤真、小倉江梨花、西山大地、東井隆希、鎌田優花
■あらすじ
時は文久三年(1863年)。月光照らす京の町を駆け抜ける、若き狼たちがいた。その名を、会津藩守護職御預「新選組」。
物語は、血気盛んな性格から“魁先生”の異名を持ち、異彩を放った藤堂平助。そして、新選組一番隊組長にして“若き天才”と呼ばれた沖田総司。ともに美少年と名高く、短い生涯ながらも新選組の歴史に名を残した、「同い年の剣士」の悲喜交々を中心に描く青春群像劇。
江戸・日野の試衛館道場で剣技を競ったふたりは、やがて京へ上洛し、「新選組」隊士となる。剣に優れ、ともに“新選組四天王”と呼ばれたふたりは隊内での信頼も厚く、その人柄ゆえ、京の人々からも愛されていた。しかし、新選組の名を世に知らしめたあの“池田屋事件”、そして“尊敬する隊士の死”をきっかけに、ふたりの運命の歯車は狂い始める……。
『新選組始末記』公式サイト
https://shimatsuki-stage.com