■80年代当時の高田馬場を完全再現した巨大セットに「Snow ManのMV1本撮れる」(目黒蓮)
12月2日に公開される映画『月の満ち欠け』より、スペシャルメイキングムービー&場面写真解禁が公開された。
主演・大泉洋の撮影クランクアップ時の様子から始まる本映像は、大泉をはじめ、主要キャスト陣の撮影風景やコメントが随所に盛り込まれている。
三角哲彦役の目黒蓮(Snow Man)は、本作の重要な舞台のひとつである80年代の高田馬場駅前が忠実に再現された巨大セットに「いかつすぎません!? このセット(笑)。Snow ManのMV1本撮れるくらいの。その中でお芝居が出来るのはすごい貴重だな」と興奮を隠せない様子で語った。時代設定的にも現在の高田馬場駅での撮影は叶わず、茨城県筑西市の全面協力のもとこのセットは構築された。
今回はこのセット内で撮影されたシーンの中から、場面写真も解禁された。
俯瞰で高田馬場駅前の全体を写した場面写真に加え、横断歩道ですれ違った正木瑠璃(有村架純)と三角のふたりが振り向きざま互いを確認する豊かで切ない表情がエモーショナルに切り取られた場面写真も。合成前の写真も用意されており、どこまでがセットによる再現かよく分かり、興味深い対比となっている。
そして、同じく主人公の小山内堅役の大泉洋も、このセット内で当時7歳の娘・瑠璃(阿部久令亜)とのシーンを撮影。7歳にして突然、高田馬場にあるレコードショップをひとりで訪れていた瑠璃。小山内と妻の梢(柴咲コウ)が必死で探し回ったところ、瑠璃は無事警察に保護。なぜそんな場所にたったひとりで向かったのか? 戸惑いながらも瑠璃を迎えに行った小山内は、駅前の横断歩道で瑠璃から思いがけない言葉をかけられる。
撮影時、重要なシーンを任された子役の阿部に、廣木隆一監督は「いかに自然に見えるか」をメインに演出。撮影前から大泉も何度も阿部の芝居練習に付き合い、時には優しくアドバイスしていた。阿部が言いやすく、かつより自然に映るよう台本からセリフが変更されるなどフレキシブルな対応も廣木組ならでは。ある意味で台本以上に大きく膨らんだ、感動的なシーンが完成した。今回解禁された場面写真はそんな瑠璃を安堵した表情で見つめる小山内の姿が収められている。
正木瑠璃と小山内瑠璃の物語が、一体どのように交錯するのか。本作の最重要ランドマークとも言える高田馬場駅での出来事がそれらを繋げる鍵となるのかに注目だ。
映画情報
『月の満ち欠け』
12月2日(金)公開
原作:佐藤正午「月の満ち欠け」(岩波書店刊)
主演:大泉 洋
出演:有村架純 目黒蓮(Snow Man) 伊藤沙莉 / 田中圭 柴咲コウ
菊池日菜子 小山紗愛 阿部久令亜 尾杉麻友・寛一郎 波岡一喜 安藤玉恵 丘みつ子
監督:廣木隆一
脚本:橋本裕志
音楽:FUKUSHIGE MARI
劇中曲:John Lennon「Woman」(ユニバーサル ミュージック)
配給:松竹株式会社
【STORY】
“もう一度逢いたい”と願う純粋な想いが、27年の時を超えて奇跡を起こす——
仕事も家庭も順調だった小山内堅(大泉洋)の日常は、愛する妻・梢(柴咲コウ)と娘・瑠璃のふたりを不慮の事故で同時に失ったことで一変。
深い悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男(目黒蓮)が訪ねてくる。事故に遭った日、小山内の娘が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたこと、そして彼女は、かつて自分が狂おしいほどに愛した“瑠璃”という女性(有村架純)の生まれ変わりだったのではないか、と告げる。
【愛し合っていた一組の夫婦】と、【許されざる恋に落ちた恋人たち】。
全く関係がないように思われたふたつの物語が、数十年の時を経てつながっていく。
それは「生まれ変わっても、あなたに逢いたい」という強い想いが起こした、あまりにも切なすぎる愛の奇跡だった——。
(C)2022「月の満ち欠け」製作委員会
映画『月の満ち欠け』作品サイト
movies.shochiku.co.jp/tsuki-michikake/