■乃木坂46・久保史緒里の愛らしい方言演技(=備後弁)にも注目
乃木坂46・久保史緒里が映画初出演&主演する『左様なら今晩は』より、本編シーンが公開された。
久保史緒里演じる愛助は、原作とは違うオリジナルのキャラクター設定で、“生きている間に恋愛を経験しなかったウブでピュアな幽霊”。ある日、同棲していた恋⼈・玲奈(永瀬莉子)に振られた平凡なサラリーマン・陽平(萩原利久)の部屋に愛助が突如姿を現してから、ふたりの奇妙な共同生活がスタートする。
このたび特別に公開となった本編シーン映像では、慣れない幽霊との生活に戸惑う陽平と愛助のおかしな会話や、一緒に晩酌をするひとときなどをのぞき見ることができる。
愛助を除霊しようと、買ってきた線香に火をつけて部屋の中で振り回す陽平。そこに現れ、「はぁ。えぇ匂い。癒されますね」と和んでしまう愛助。あきれる陽平は、線香をマグカップに立てかけ、「火事になりそうだったら消してよ」と、愛助をまるで都合のいい同居人のように扱う。ふたりの会話がどこかおかしくて微笑ましいシーンとなっている。
陽平が愛助を誘い、ビールを一緒に飲むシーンでは、幽霊なのになかなかの飲みっぷりを見せる愛助に、感心する陽平。だが、もう一杯飲もうとすると、空になったはずのグラスにはなぜかビールが残っていて……。グラスを見つめ不思議がるふたりの姿が、目新しいものを見る子供のようで愛らしさ満点だ。
最後のシーンでは、真剣な表情で、寝ている陽平の喉仏(のどぼとけ)を見つめる愛助の姿が。どうやら男の人の喉仏に触れてみたかったという愛助。実際に触ってみて「結構骨っぽいんじゃねぇ〜!」と嬉しそうにはしゃぎ、そんな愛助を陽平は意味深な表情で見つめる。恋愛経験がないまま死んでしまった愛助にとって、男性との共同生活は、驚きと発見の連続であるようだ。その後のふたりのいじらしい会話と愛助のふてくされる姿があまりにも可愛く、目が離せないシーンとなっている。
本作のロケ地は広島県・尾道市で、愛助は尾道の方言(=備後弁)を話すキャラクター設定ということから、久保は全編を通じて備後弁で演じている。
映画情報
『左様なら今晩は』
11月11日(金)渋谷シネクイント他 全国ロードショー
原作:山本中学(『左様なら今晩は』少年画報社『ヤングキング』刊)
監督・脚本:高橋名月
脚本:穐山茉由
出演:久保史緒里(乃木坂46) 萩原利久 他
配給:パルコ
(C)2022「左様なら今晩は」製作委員会
映画『左様なら今晩は』作品サイト
https://sayokon-movie.com