■「(福原遥さんは)初めての共演ですが、イメージどおりすぎて、すぐに仲良くなれました」(山下美月)
NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』で、ヒロイン・舞(福原 遥)の同級生・望月久留美を演じる山下美月のインタビューが公開された。
■山下美月が演じる望月 久留美の役柄
舞の同級生。幼いころに両親が離婚して父子家庭で育ち、実業団のラグビー選手だった父がけがで失職したせいで経済的に貧しい子ども時代を過ごす。舞が気にかけてくれたのをきっかけに親友になるが、舞とは対照的に堅実な看護師の道を目指すようになる。
■山下美月 インタビュー
Q1.『舞いあがれ!』に出演することが決まったときのお気持ちは?
初めてお話を聞いたときは「まさかあの“朝ドラ”に!」という驚きが本当に強かったです。私自身、“朝ドラ”がとても好きで、いつか出られたらいいなという夢を持っていました。こんなにありがたい機会をいただけるとは思っていなかったので、全力で頑張ろうと思いました。情報解禁までは誰にも言えなかったので、情報が解禁されると、いちばんに母に電話しました。「“朝ドラ”に出るよ」と伝えると、本当にすごく喜んでくれて、実家もお祭り騒ぎになっていたようです。Q2. ご自身の役柄についての印象(ご自身との共通点・異なる点など)や、 演じるうえで楽しみにしていること、役のここに注目してほしいという点などを教えてください。
久留美ちゃんはお父さんを支えながら苦しい幼少期を過ごしてきたけれど、周りの人に恵まれて、ちゃんと強くたくましく芯のある女性に育ったなと思います。看護師という堅実な仕事を選んだのはお母さんが看護師だったからというのもありますが、お父さんを金銭面や健康面などあらゆる面でサポートしたいという思いがあったからこそだと思います。実際に、もしもこんなお父さんだったら……でも、やっぱり支えたくなっちゃうと思います。母性が出てくるのはわかりますね。私も久留美ちゃんと同じく一人っ子なので、家族に対する愛情の強さ、お父さんを支えたい気持ちがすごく共感できるなと思います。最初に監督から「舞ちゃんとは逆のタイプの女の子にしたい」と聞いたので、声も低くして話すテンポを速くして、ちゃきちゃき感みたいなものを意識しています。大阪ことばでの演技が最初は難しかったので、ひとりでランチに行ってカフェの店員さんが話している声が聞こえるように、いちばんレジに近い席に座って聞き耳を立てたりしました(笑)。芸人さんの動画を見て突っ込んだり、現場でカメラが回っていないときも、舞ちゃんと大阪ことばで話したりしています。Q3. 物語や舞役の福原さんの印象を教えてください。
登場人物それぞれが葛藤を持ちつつも、みんなあきらめずに前向きに頑張っているので、人の温かさやつながりをたくさん感じられる作品だと思います。
台本を読んで、イメージしていたとおりの舞ちゃんを、遥ちゃんがそのまま演じていると思います。舞ちゃんの明るくてあったかくて優しくてみんなから愛される人間性は、遥ちゃんそのものです。初めての共演ですが、イメージどおりすぎて、私も最初から演じやすかったですし、すぐに仲良くなれました。ロケで五島に行ったときに、3人で五島のきれいな海をずっとみているというシーンがあったのですが、そのときに、幼なじみだから「青春な写真」を撮ろう! と3人でピースしている写真を自分たちのスマホで撮りました! そんなことをする機会はなかなかないので「一生思い出に残るね」って3人で話しました。五島での撮影では、3人の絆を感じられることがいっぱいあってとても印象に残っています。Q4. 放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
朝から勇気をもらえたり、一緒に今日も頑張ろうと思えたりする作品になっていると思います。幼なじみ3人でのシーンはとても温かくて、見ていて懐かしい気持ちになるような関係性だと思います。お父さんとの親子のシーンは、久留美が抱える心の葛藤と戦う場面もあったりして、久留美の力強さや芯を持っている部分に、演じている私自身もすごく助けられることが多いので、皆さんにも笑顔になっていただけるように頑張りたいなと思います。東大阪でのロケで、地元の方たちが「絶対に観るね!」と言ってくださったので、東大阪の方々にも喜んでいただける作品にしたいなと思っています。皆さんにたくさんの勇気や元気を与えられるよう頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
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