■「10代の頃はオトナになりたくて背伸びしたとか。ですから、周りの方にはずいぶん生意気なことも言ったのかなぁ」(郷ひろみ)、「そんなことがない気がする。すごく礼儀正しくて、いい人!」(松任谷由実)
10月21日に放送されたニッポン放送『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』に郷ひろみがゲスト出演。ともにデビュー50周年、同じ時代を歩んできたふたりによるレジェンド対談が届けられた。
実はふたりはほとんど会ったことがなく、約40年ぶりの再会。じっくり話すのも今日がほぼ初めてという。
ユーミンが「デビュー50周年! 郷ひろみさんです」と紹介すると、郷は「50年ってピンとこないですよね。そんなに経ったんだなぁ」と感慨深げ。
続けて、「いろんなことが思い出されますね。10代の頃はオトナになりたくて背伸びしたとか。ですから、周りの方にはずいぶん生意気なことも言ったのかなぁ」と語ると、ユーミンがすかさず、「そんなことがない気がする。すごく礼儀正しくて、いい人!」と返すと、ふたりは笑顔になり、対談は一気に打ち解けた感じに。
その後は、郷のデビューのきっかけが近所の人が勝手に送った1枚の写真だったエピソードや、郷がデビュー前の15歳の時ときに日本武道館にレッド・ツェッペリンのライブを観に行ったことなどが語られた。
ユーミンはその話を聞いて、「郷さんはリズムが良い」「だからカバーソングが合う」と、ユーミンが普段感じている郷の音楽性をべた褒めしたり、デビュー当時の郷のあまりの人気っぷりを振り返ったりと、当時を知っている間柄だからこそ語れる“同期トーク”に花を咲かせた。
番組では、郷のデビュー曲「男の子女の子」をオンエア。ふたりでじっくりとこのデビュー曲を聴いたあと、ユーミンは「やっぱり声のレンジが高いね~」としみじみ。また、歌詞についてユーミンが触れると、郷は「僕の曲って意味不明なものが多いんですよ(笑)」と冗談交じりに話し、あまり深く考えずに聴くことができる曲が多いことから、自身のことを「右脳歌手」だと紹介し、笑いを誘った。
続けて、50周年同士お互い質問タイムということで、郷はユーミンに「これからの僕はどうしたらいいと思いますか?」と質問。
ユーミンは想定していなかった質問に笑顔を浮かべながら、「そのままでいてほしいですよ! 郷ひろみでいてもらわないと困りますよね!」と即答。
続けて、郷は「僕の曲でいちばんお好きなものは?」と質問。ユーミンはリッキー・マーティンの「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ」のメロディに日本語の歌詞をのせた楽曲「GOLDFINGER’99」を挙げ、「もとの楽曲より好き!」と回答。曲中にある「A CHI CHI A CHI」という印象的なフレーズが生まれたきっかけが語られ、郷自身も同曲を気に入っていると明かした。
そんな郷が好きなユーミンソングは「ルージュの伝言」と「やさしさに包まれたなら」。「シンプルさのなかに深さがある、聴いていて人を心地よくさせる」と絶賛し、郷が1フレーズ歌って見せると、ユーミンは「郷さんにカバーしてほしい!」とラブコールを送った。
その後も番組は終始リラックスした感じで進行。50周年のレジェンドふたりがラジオで届けた届けした奇跡のラジオ生対談は終了した。
なお、この対談の模様は、ラジコのタイムフリーで放送終了後1週間に限り視聴が可能。
リリース情報
2022.10.04 ON SALE
松任谷由実
ALBUM『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』
『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』番組サイト
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