■「すごいね、貞ちゃん!今日は女子会ということで僕もガールズトークしたいと思います」(THE RAMPAGE・川村壱馬)
「見た者が必ず一定期間ののち死に至る」という“呪いのビデオ”の恐怖を描き、呪いがビデオを介して拡散されるという衝撃的な設定が世界中を震撼させた最恐ホラーの最新作『貞子DX』の公開を記念して、“永遠のティーンズ”である貞子が同世代の友達を作りたいという想いから、自らプロデュースした女子会イベントを10月21日に東京・神楽座で実施した。
映画本編の上映後、突如色鮮やかなピンク色のハート型風船と貞子のトレードマークである長い髪のウィッグでチャーミングにデコレーションされた会場で、貞子悲願の女子会がスタート。
上映を終えた女性限定の観客から大きな拍手で迎えられた貞子は、MCへ念で心の声を代弁してもらい、「Yれしすぎて成仏しそう」と怨霊最大級の表現で夢を叶えた喜びを表現。
女子会に備えて美容にも力を入れてきており、「“うるおい”“ハリ”“艶”を強化しました」と意気込み、会場を沸かせた。
早速、女子会にちなみガールズトークとして、『貞子DX』鑑賞直後の観客の女性たちから感想やトークテーマを受け付けることに。
最初の女性客が「映画は最初から最後まですごく怖かったんですが、それより印象に残っていることがあって質問したい…」という前置きから、「(川村壱馬演じる)王司が最初から最後まで好きな人にグイグイいっているのが印象に残っていて、私も好きな人がいるのですが、王司みたいにアタックできないのでアドバイスをください」と、まさかの最初から恋のお悩み相談が飛び出す展開に。
恋愛相談に対してうまく答えられずにあたふたする貞子だったが、どこからともなく出現したスケッチブックに怨念で文字を念写し、「代打:スペシャルゲスト!」と明かすと、なんと主人公のIQ200の天才大学院生・一条文華役を演じた小芝風花と、文華とともに呪いに挑む自称占い師・前田王司役を演じた川村壱馬がサプライズ登場。まさかのうれしい事態に会場からは黄色い歓声ならぬ、悲鳴が巻き起こった。
貞子によって飾り付けられた会場を見た小芝は「“貞子”とは思えないくらい、ポップでかわいらしい空間ですね。ところどころ髪の毛があるので貞ちゃんらしい。貞ちゃんプロデュースということで楽しみにしてきました」、川村は「すごいね、貞ちゃん! 今日は女子会ということで僕もガールズトークしたいと思います」と意気込みを語った。
先ほど貞子が答えられなかった恋の悩みについて尋ねられると、川村は「好きって言われて嫌な人はいないし、それは恥ずかしいことではないので、シンプルにまっすぐに好きって伝えればいいと思います!」と回答。
それに小芝が「それができなくて悩んでいるんだよね! アピール方法をアドバイスしないと」と横から説明すると、ハッとした川村は「めっちゃ(心臓が)バクバクするとは思うんですけど、緊張はみんな同じなので頑張って一歩頑張るしかない…(と語るが、先程と変わらない回答なので)…どうしろって言うん?」と困り果て助けを求めると、小芝は「他の人より目を合わせてみるとか、目があったら笑ってみるとかどう?」と助言。
続けて根掘り葉掘り質問したふたりは、好きなお相手がまだデートもしたことがないバイト先の先輩だということを知り、「きゃー! バイト先の人だって!」(小芝)とふたりして大興奮。
仕事の相談を理由に食事に誘うことを提案し、川村は「最初は他の誰かを誘って何人かでもいいですし、行けるならふたりで行くとかでも」とアドバイス。
ふたりのトークを聞いていた貞子からも「『貞子DX』で吊り橋効果を狙おう!」とちゃっかり最新作をアピールするアイデアが出ると、小芝も「そうだ! もう1回観に行きましょう! 貞ちゃんの案がいちばんよかったかも」と笑顔になり、川村も「(うまくいくことを)祈っています!」とエールを送った。
次の質問者からは「いつも貞子さんのYouTube観ていて、かわいいな~と思っていたら映画では怖くてビクビクしました。私はよく友達から男を見る目がないと言われるのですが、王司はヘタレだけど、たまに優しくていいなと思いました。小芝さんと貞子さんは、王司みたいな男性はどう思いますか?」という感想と質問が投げかけられると、小芝は「ちょっと嫌かも(笑)。私も結構怖がりなので、王司みたいになにかに隠れるのではなく、怖がりながらも守ってくれる人がいいって思っちゃいますね」と回答。
貞子に尋ねると「裏がない(占い師だけに)」とダジャレを披露し、会場は乾いた拍手に包まれ、背筋が凍るほどのある意味ホラーな空気に。
続いて、「ホラー映画が好きなんですが、今日ふたりの掛け合いがとっても面白くて、こんなクスクスできるホラー映画はないなと思って楽しかったです! 川村さんは、文華と王司コンビのように引っ張ってもらいたい派ですか? 自分がリードしたい派ですか?」と二択が投げかけられると、川村は「どちらかというと引っ張りたいと思いますね。まかしとけ! くらいの気持ちでいたいです。王司みたいに“助けて!”みたいなキャラクターは自分で情けなくなっちゃうと思います(笑)」と男気を見せた。
さらに「ホラー苦手で怖かったんですが、ふたりの掛け合いは笑える部分もあって、面白かったです。もしおふたりの前に貞子が現れたら、文華みたいに頭脳で戦いますか? それとも、力技で勝負しますか?」と尋ねられると、小芝は「呪いに対して、頭脳でいけるって思える…?」と重ねて川村に質問。川村は「無理無理! だってどうやったら悪霊を退散できるか知らないから…。でも目の前にいて触れるならまずは力技で!」と、空手を11年やっていたという川村らしい頼もしい回答。
貞子は思わず怯える素振りをみせるが、渾身の呪いのポーズで対抗。川村は「やっぱり俺殺されるかも…」と弱気になってしまうなど、一連のやり取りに会場は笑いに包まれた。
「ホラーが苦手で、誰と一緒でも観れないんですが、今回はストーリーも面白いし、皆さんが演じたキャラクターがかわいくて見入ってしまいました。関係ない女子会的な質問ですが、今日皆さんに会って肌がとてもきれいだと思ったんですが、美の秘訣やこだわっているケアがあれば教えてください」という質問に、小芝は「パックをしています! ビタミン系、鎮静系、保湿系があって、そのときの肌の悩みに合わせてパックするようにしています。化粧水をしてからパックするのが良いそうです」と小技とともにコメント。
川村は「メイクしていない日でもクレンジングをやっています。乾燥肌なのでクレンジングバームが合うことに気づいて。それでごっそり取ってから、洗顔では(手のひらを裏返しても)落ちない泡を作って、手が肌につかないように顔を洗って、そのあとすぐに二層オイルの導入美容液をつけて、化粧水をつけて終わりです」とメンズらしからぬしっかりとした工程を説明。
あまりの女子力の高さに「全然私よりしっかりやっている…」と愕然とする小芝が、貞子にも同じ質問を尋ねると、貞子は「保湿」とシンプルに回答。「これからの季節大事! いつも井戸のなかで潤ってるもんね!」とふたりとも激しく同意し、ガールズトークに花が咲いた。
最後には、貞子からもふたりへ「貞子のことどう思う…?」と照れながら質問が。小芝は「本当にかわいいと思います。最初は怖いっていう印象が強かったんですが、宣伝活動でご一緒すればするほど、かわいくて仕方がないと思うようになりました。ホラーが苦手な方はたくさんいると思いますが、普段の貞ちゃんをみてから映画に臨むと、入りは優しいんじゃないかなと思います(笑)。YouTubeとかいろんなことに挑戦していて尊敬してます!」と明かし、川村は「僕も日本のホラーといえば貞子というイメージありましたが、この前ランウェイを一緒に歩く機会があって、(待機しているときに)裏で音楽に合わせて踊っているんです! その姿がかわいくて…普通に好きよ」と告白。貞子も指ハートを炸裂させ、大熱狂するなど、共演陣ならではの仲の良さをみせつけた。
ガールズトークで大盛り上がりの貞子プロデュース女子会もいよいよ終盤。最後は貞子から「貞子DXを拡散してね!」、川村から「今観ていただいたように面白いというか、怖さに全振りではないホラーなので、ホラーが苦手な方でも楽しめる映画だと思うので、身近の方におすすめしていただき、たくさん拡散してもらえればと思います」、小芝から「今までの作品では呪いのビデオで呪いが広がっていたんですが、SNSで拡散力が莫大になりました。ということでも皆さんもぜひSNSで『貞子DX』を拡散してください! そして…(冒頭の恋の相談を振り返り)デートの感想を誰か教えてください!(笑)ぜひ、吊り橋効果も狙ってください!」と映画の見どころとともに観客へメッセージ。
同世代の友達を作るという貞子の野望も実現し、映画のアピールにも見事大成功した貞子プロデュース女子会は、貞子のじっとりとしたホラーのイメージとは一変、女子会らしい眩しいほどキラキラとした空気に包まれながら幕を閉じた。
映画情報
『貞子DX』
10月28日(金)全国ロードショー
出演:小芝風花 川村壱馬(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE) 黒羽麻璃央 八木優希 渡辺裕之 西田尚美 池内博之
監督:木村ひさし
脚本:高橋悠也
世界観監修:鈴木光司
主題歌:「REPLAY」三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(rhythm zone / LDH JAPAN)
配給・制作:KADOKAWA
(C)2022『貞子DX』製作委員会
映画『貞子DX』作品サイト
https://movies.kadokawa.co.jp/sadako-movie/