■「高橋海人にしかできない織田判斗というキャラクターを誕生させてくれたことに感謝しています」(中江功監督)
King & Princeの高橋海人(「高」は、はしごだかが正式表記)が、12月16日に公開される映画『Dr.コトー診療所』に出演することが発表された。
『ドラゴン桜』(2021年)や『未来への10カウント』(2022年)など多数のドラマに出演し、その演技力の高さが注目を集め、先日公開されたベストセラー作家・池井戸潤原作の映画『アキラとあきら』では優秀な兄にコンプレックスを抱き、親族同士の企みに巻き込まれ苦悩する若手社長という難しい役どころを見事演じきった高橋海人。さらに、10月放送ドラマ『ボーイフレンド降臨!』では、初の単独主演をつとめるなど、役者として着実に実力派俳優の階段を上り続けている高橋が、『Dr.コトー診療所』で自身初の医師役を演じる。
高橋海人が演じるのは、志木那島に2ヵ月間、へき地医療の勉強でやってきた新米医師・織田判斗。大病院の御曹司で、一見チャラそうな見た目とふるまいから島民に受け入れられないが、それでいて腕は悪くなく、物事を冷静に見ている一面もある、「コトー」の世界感の中では異色とも言える役どころだ。
中江監督は高橋について「柔らかくて真面目な好青年、というのが最初に会ったときの印象です。『コトー』のレギュラー陣はクセも個性も強いベテラン揃いです。こんな繊細なトップアイドルがその中でやっていけるだろうか、と少し不安でした。でも、現場に入るとそんな心配はすっかり払拭され素晴らしい化学反応が起きました。一人の役者として、高橋海人にしかできない織田判斗というキャラクターを誕生させてくれたことに感謝しています。『お芝居を真剣にやりたい』と言う言葉に強い意志と野心も感じられました。これからが本当に楽しみな役者です」と高橋の演技に対する真摯な姿勢に太鼓判を押している。
なお、10月7日放送のめざましテレビではその役への想いを、深く語った独占インタビュー映像も解禁予定だ。
※急きょ内容の変更になる場合あり。
■高橋海人 コメント
出演が決まったときは「あの作品に出られるの!?」という気持ちでした。僕が4歳のときに始まったドラマですが、再放送を母と一緒に観ていたので、あの世界観に自分が入れるのか…と思うと、気持ちが高ぶりましたし、自分がいただいた役の重みを受け止めながら、自分にできることを一つ一つ、真剣に熱を持ってぶつかろうと思いました。
僕が演じた判斗とコトー先生は、医療に対しての向き合い方がまったく違って、判斗自身は現実主義でマニュアルに従って今までやってきた人で、それとは対照的に、効率も関係なく島民に対する愛情や優しさで仕事をするコトー先生は判斗からしたらすごく浮世離れしていて…でも、判斗がただ嫌な奴ではなくて「判斗みたいな人間もいるよな」と共感してもらえるようにと考えながら演じました。
僕は自分の中で解決しようと思ってしまうタイプの人間なのですが、現場では、監督をはじめ皆さんが全員揃って、シーン一つ一つを良くするために話しあっていて。しっかりと細かいところまで突き詰めるから、「Dr.コトー診療所」はこれほど人の心を打つのだと感じました。
映画情報
『Dr.コトー診療所』
12月16日(金)全国公開
出演:吉岡秀隆 柴咲コウ
時任三郎 大塚寧々 高橋海人(King & Prince) 生田絵梨花
大森南朋 泉谷しげる 筧利夫 小林薫
監督:中江 功(『冷静と情熱のあいだ』、TVドラマ『教場』シリーズ)
脚本:吉田紀子(『涙そうそう』『ハナミズキ』)
原作:山田貴敏「Dr.コトー診療所」(小学館)
配給:東宝
(C)山田貴敏 (C)2022映画 「Dr.コトー診療所」製作委員会
映画『Dr.コトー診療所』作品サイト
coto-movie.jp