■「物語はフィクションではありますが “ほんとにいるよ”という証明として写真や動画を載せることでよりリアルに感じていただけるんじゃないかと」(プロデューサー)
9月30日より全国公開中の相葉雅紀主演映画『“それ”がいる森』。そのエンドロール制作、撮影秘話をプロデューサーが明かした。
不可解な怪奇現象が多発するという実在の森を舞台に、 実際に数々の“それ”を見たという目撃情報をベースに描かれる本作は、 主演・相葉雅紀演じる田舎で農家を営む・田中淳一が、元妻・爽子(江口のりこ)が東京で暮らしていた息子・一也(上原剣心)と暮らすことになり、森の中で得体の知れない“それ”を目撃したところから、松本穂香演じる一也の担任・絵里(松本穂香)とともに怪奇現象に巻き込まれていく、未知の恐怖を描いた物語。
驚きの“それ”の正体に加え、もうひとつ話題の種になっているものが本作のエンドロールだ。
プロデューサーは「『事故物件 恐い間取り』に引き続き本作でも、企画段階から実際に撮影された写真や動画を使用したいと中田監督とも話していました。もちろん物語はフィクションではありますが、 “ほんとにいるよ”という証明として、写真や動画を載せることでよりリアルに感じていただけるんじゃないかと」と、このエンドロールの形になった経緯を語る。そして、実際に使用された映像について、「素材をどう集めるかが課題で、結果的に自分たちで撮ったらいいんだという結論に至りました(笑)」と驚くべき事実を明かした。秋山眞人氏などその道の専門家に同行してもらい、何度も森に通いようやくカメラに収めることができたという。
エンドロールの後半、“ほんとにいる”という映画の余韻をさらに盛り上げてくれるのが、新規制作されたエンディング音楽だ。アニメ『ドラゴンボール』の主題歌、「摩訶不思議アドベンチャー!」の作詞家・森由里子が作詞を担当。我々にとって“未知”となる“それ”関連の言語が用いられているという。タイトルの「at za dooou」は“森”という意味で、民族音楽のような不思議な雰囲気を味わえる。
SNSでは「エンドロールで鳥肌立った」、「楽しく観ていたのに一気に現実の世界との境目が無くなる。まさに“それほんとにいるよ”って感じで不気味」など、フィクションとノンフィクションの境界に揺さぶられるユーザーが多数本作注目のエンドロール全編は劇場で確認しよう。
映画情報
『“それ”がいる森』
9月30日(金)全国ロードショー
出演:相葉雅紀 松本穂香 上原剣心 江口のりこ 眞島秀和 宇野祥平 松浦祐也 酒向芳 野間口徹 / 小日向文世
監督:中田秀夫(『リング』『スマホを落としただけなのに』『事故物件恐い間取り』)
脚本:ブラジリィー・アン・山田 大石哲也
企画・配給:松竹
(C)2022「“それ”がいる森」製作委員会
『“それ”がいる森』作品サイト
https://movies.shochiku.co.jp/soregairumori/