■「この10周年イヤー内にはアルバムを出したいと思っています。これはお約束できると思います」(藤巻亮太)
10月1日、2日の2日間、山梨県の山中湖交流プラザ きららにて、藤巻亮太がオーガナイザーを務める野外音楽フェス『Mt.FUJIMAKI 2022』が開催された。
2018年にスタートした『Mt.FUJIMAKI』だが、新型コロナウィルス感染症対策を鑑みて、2020年は開催断念、2021年は都内からの無観客生配信による開催を経て、3年ぶりの現地開催となった。
初日の10月1日は山中湖村村長の挨拶、地元である山中湖中学校のビッグバンドBLUE LAKE BEATによる演奏をオープニングセレモニーとして、オーガナイザーの藤巻亮太によるアコースティックセットから演奏スタート。竹原ピストル、橋本絵莉子、中島美嘉、岸谷香と続き、初日のラストには奥田民生が登場した。
続く10月2日は、Salyu(×salyu)、Saucy Dog、小山田壮平(バンドセット)、MONGOL800、真心ブラザーズ、そしてフェスのフィナーレを藤巻亮太(バンドセット)が飾った。
本編中はオーガナイザーの藤巻がホストを務め、このフェスへの思いやアーティストへのリスペクトを込めて進行。アコースティックギター1本で力強い歌声を響かせた竹原ピストル、新曲「宝物を探して」やチャットモンチーのナンバー「恋愛スピリッツ」を爽やかに届けた橋本絵莉子、藤巻自身が率いるMt.FUJIMAKIバンドとともにコラボ曲「真冬のハーモニー」を含むバラエティに富んだセットリストとなった中島美嘉、しっとりとした鍵盤の弾き語りからエレキギターをパワフルに弾く姿まで、さまざまな姿で観客を虜にした岸谷香、そして、バンドとソロの曲に加えて、レミオロメンの「粉雪」を藤巻とのコラボでも披露した奥田民生で1日目が終了。
2日目はの冒頭は、ギターとコーラスというシンプルな編成で幻想的なハーモニーで魅せたSalyu(×salyu)。キャッチーな楽曲でオーディエンスを盛り上げたSaucy Dogは、山中湖のステージで「こんなにいい天気は初めてです! ありがとう!」と楽しそうに話す場面も印象的だった。
続いて、圧倒的かつエモーショナルなパフォーマンスで観客を魅了した小山田壮平、「小さな恋のうた」などのヒット曲やダンサーの登場で会場をひとつにしたMONGOL800、傾いた陽の光に包まれながら「BABY BABY BABY」「素晴らしきこの世界」をMt.FUJIMAKIバンドとともに届けた真心ブラザーズと、オーガナイザー藤巻亮太のリクエストも盛り込まれた、このフェスならではのスペシャルなセットリストの2日間となった。
2日目のラストをバンドセットで飾った藤巻亮太は、ソロ1stアルバムから「オオカミ青年」や、昨年リリースした新曲「まほろば」、さらにバンド時代の「雨上がり」など8曲を披露。
2012年のソロデビューから10周年を迎えたということもあって「この10周年イヤー内にはアルバムを出したいと思っています。これはお約束できると思います。新しい自分なりの景色が見えているような気がします」と新しいアルバムのリリースを予定していることを発表した。
本編最後には、初披露となる新曲「Sunshine」を届けた藤巻。「(現地開催ができなかった)2年分の思いも成就できたのかな」と言いながらスタートしたアンコール曲「3月9日」では、観客がスマートフォンのライトを点灯させるサプライズがあり、客席に広がった幻想的な景色を前にした藤巻もまた、思いが込み上げた様子で楽曲を歌い上げていた。
天候にも恵まれた山中湖と富士山をバックに、抜群のロケーションで2日間開催された『Mt.FUJIMAKI 2022』の様子は、10月8日10時から10月12日23時59分の期間、有料アーカイブ配信で視聴することができる(Salyu(×salyu)、Saucy Dogの放映、アーカイブ配信はなし)。詳細についてはオフィシャルサイトで確認を。
Photo by Ryo Higuchi
配信情報
『Mt.FUJIMAKI 2022』アーカイブ配信
10/8日(土)10:00~10/12(水)23:59
配信チケット販売期間:9/2(金)10:00~10/12(水)15:00
※ZAIKOの会員登録が必要。海外からも視聴可能。
『Mt.FUJIMAKI 』 OFFICIAL SITE
http://www.mtfujimaki.com/
藤巻亮太 OFFICIAL SITE
https://www.fujimakiryota.com/