■2012年の40周年時に、大滝詠一本人が企画し、曲順まで決まっていたが諸事情によりリリースできなかった幻の再発盤が、最高の音質でCD2枚組仕様として登場!
大滝詠一が、伝説のバンド”はっぴいえんど”在籍中の1972年11月25日に発表した、1stソロアルバム『大瀧詠一』の50周年を記念して、『大瀧詠一 乗合馬車(Omnibus)50th Anniversary Edition』が、発売からちょうど50年後の2022年11月25日にリリースされる。
1stソロアルバムは、“日本ポップス界の巨人”のまさに原点ともいえる傑作として、数多くのミュージシャンに影響を与えてきた。特に「指切り」は、シュガー・ベイブや田島貴男在籍時のピチカート・ファイヴに歌い継がれ、そのルーツとして海外のCITY POPコンピレーション盤にも収録されている。
コンポーザー&アレンジャー&プロデューサー時や、“はっぴいえんど”在籍時のアーティスト名として使われている「大瀧詠一」名義で発表された1stソロアルバムは、最初の企画ではシングル盤6枚を出してそれを集めた作品集として計画されており、アルバムタイトルも『オムニバス』となる予定だった。今回の50周年記念盤は大滝の当初の構想をもとに、『大瀧詠一 乗合馬車(Omnibus)50th Anniversary Edition』として発売されることになった。
本作は10年前の40周年時に、大滝本人が再発盤を企画し、曲順まで決まっていたが、諸事情によりリリースできなかったもの。今回はオリジナルマスターテープから最新マスタリングされ、大滝が望んでいたサウンドを高音質で実現。50周年記念盤はCD2枚組仕様としてリリースされる。
Disc1は1972年に発表されたオリジナルアルバムをベースに、大滝が2012年に構想したあらたな曲順となる。当時、シングル盤のみでリリースされ、人気曲ではあったが、“はっぴいえんど”やロックの時代に受け入れられるには早すぎると、あえて外された「空飛ぶくじら」や、カセットテープの音色に変えてまで趣味性をカモフラージュしていたラスト曲の「いかすぜ!この恋」も堂々のオリジナルミックスで収録。サウンド面も本人希望の音色となり、半世紀を経て、新鮮なイメージで大滝入魂の1stソロ・アルバム完結編がやっと日の目を見ることとなった。
Disc2には、アルバム曲のシングルバージョンや別ミックスに加え、このたび初公開となる貴重な未発表音源、「乱れ髪(アウトロ・ストリングス・バージョン)」「びんぼう(ハニホレ・バージョン)」「あつさのせい(インスト・バージョン)」「あつさのせい(リハーサル・バージョン)」「おもい(UNDUBBED VERSION TAKE 1-4)」などを収録。それも単なるレア音源集ではなく、“アナザーサイドオブ『大瀧詠一』”として、単独のアルバムとしても楽しむことができ、大滝自身による選曲&曲順に感心させられる仕様だ。
数多くのミュージシャンに影響を与えてきた歴史的名盤の魅力を余すことなくコンパイルしたパッケージは、初めて本作に触れる新しい世代のファンのみならず、従来の大滝詠一ファンも充分に楽しめるコンテンツとじて登場。さらにCDには60Pを超える豪華ブックレットが封入される予定で、掲載内容などの詳細は後日オフィシャルサイトにて発表される。
リリース情報
2022.11.25 ON SALE
ALBUM『大瀧詠一 乗合馬車(Omnibus)50th Anniversary Edition』
『大瀧詠一 乗合馬車(Omnibus)50th Anniversary Edition』特設サイト
https://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/eiichiohtaki-omnibus/
大滝詠一 OFFICIAL SITE
https://www.sonymusic.co.jp/artist/EiichiOhtaki/