■「“朝の顔”としては、私は威圧感があって不向きな気がしましたが(笑)、その威圧感こそが求められていたようです」(吉川晃司)
吉川晃司が、10月3日放送開始のNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』に出演することが決定した。
本作でテレビ小説初出演となる吉川晃司が演じるのは、航空学校・帯広校の教官・大河内守(おおこうち・まもる)。航空自衛隊の戦闘機パイロットとして活躍したが、30代半ばで地上勤務にシフトした折、航空学校からの誘いがあり教官職に就いた。学生たちからは鬼教官として恐れられ、ヒロインの舞(福原遥)やエリート学生の柏木(目黒蓮/Snow Man)がいる班の担当教官として、着陸が下手な舞を厳しく指導する。容赦なく学生をフェイル(退学)させると言われており、舞にはなかなか理解してもらえないが、そこには大河内なりの人生哲学がある。
今回の出演決定に際して、吉川晃司と制作統括・熊野律時からのコメントも到着している。
■吉川晃司 コメント
朝ドラの出演は初めて。「朝の顔」としては、私は威圧感があって不向きな気がしましたが(笑)、その威圧感こそが求められていたようです。「パイロットを目指す若い学生たちの前に立ちはだかる壁、妖怪でいう“ぬりかべ”のような存在でいてほしい」と言われて、オファーをいただいた理由がわかりました(笑)。そんな大河内を演じる にあたっては、むしろ物腰の柔らかい、言葉遣いも丁寧な人物として演じたいと提案させていただきました。そのほうが本当の怖さや厳しさが出ると思ったんです。大河内の厳しさの中にある、彼なりの哲学に注目してください。■制作統括・熊野律時 コメント
人間が空を飛ぶのは、大変なことです。大勢の人の命を預かって飛ぶ旅客機のパイロットになるには、幾多の厳しい訓練を乗り越える必要があります。舞が越えるべきその高いハードルを体現していただける方は、誰だろうと考えたときに、真っ先に思い浮かんだのが、吉川晃司さんでした。ご本人は、柔らかな笑顔で気さくにお話しされる方ですが、役に入り込んだときにみなぎる緊張感は、これぞ鬼教官というすごみがあります。それと同時に、厳しさの奥にある人間性もじわりと感じさせる吉川さん演じる大河内教官に、ヒロイン・舞がどのように挑んでいくのか、ご期待ください!
番組情報
2022年度後期連続テレビ小説『舞いあがれ!』<4K制作>
10月3日(月)から放送
作:桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太
音楽:富貴晴美
語り:さだまさし
出演:福原遥、横山裕、高橋克典、永作博美、赤楚衛二、山下美月/目黒蓮、高杉真宙、長濱ねる、山口智充、くわばたりえ、又吉直樹、吉谷彩子、鈴木浩介、哀川翔/吉川晃司、高畑淳子 他
【ものがたり】
本作のヒロイン・舞は、ものづくりの町・東大阪で町工場を営む父・浩太と母・めぐみ、そして兄・悠人との4人暮らし。引っ込み思案だった舞だが、自然豊かな長崎の五島列島にいる祖母・祥子の元を訪れ、五島列島の広い空に風を受けて力強く舞いあがる「ばらもん凧」に魅入られ、本物のパイロットになるべく努力を重ねるが、想像以上に厳しい道のりが待っていた。
東大阪で実感する「ものづくり」の喜びと、自然とともに生きる離島での暮らし。ふたつの故郷である東大阪と五島、それぞれの土地に暮らすさまざまな人との絆を深めた舞は、やがて新しい形で空への夢を見つけていく。
夢の飛行機作りに情熱を燃やす仲間たちとともに、舞の夢は、みんなの夢をのせた新しい翼となって大空へ飛び立つ!
吉川晃司 OFFICIAL SITE
https://kikkawa.com/