■愛らしい姿の幽霊(久保史緒里)が、突然、陽平(萩原利久)の部屋に出現!「うちも、一回くらいはキスとかしてみたいけ」
『サブスク彼女』など、若者を中心に共感を集める人気作を世に生み出している漫画家・山本中学(やまもとちゅうがく)が、2019年にヤングキング17号(少年画報社)にて連載スタートした『左様なら今晩は』。ごく普通のサラリーマン・半澤陽平と、陽平の部屋に突如姿を現した幽霊・アイスケとの奇妙な共同生活を描き、歪なふたりのハートフルでちょっぴり切ないラブストーリーが話題を呼び、翌2020年には単行本も発行された。
2022年1月に実写映画化が発表。先頃、幽霊の愛助(アイスケ)を、本作が映画初出演&主演となる乃木坂46・久保史緒里(くぼしおり)、陽平を注目の若手俳優・萩原利久(はぎわらりく)が演じることが明らかとなった。
そしてこのたび、本作の初解禁映像となる予告60秒と、ポスタービジュアルが解禁。さらに、追加キャストとして、小野莉奈、永瀬莉子、中島ひろ子、宇野祥平他の出演が発表となった。
乃木坂46の3期生としてメンバー入りし、同グループの30枚目シングルの収録曲「僕が手を叩く方へ」ではセンターに大抜擢され、現在、主演舞台『桜文』が上演中。さらに『乃木坂46のオールナイトニッポン』のメインパーソナリティを務めるなど、目覚ましい活躍ぶりに注目が集まる久保史緒里。そんな久保演じる愛助は、“生きている間に恋愛を経験しなかったウブでピュアな幽霊”という、原作とは異なるオリジナルのキャラクター設定となっている。
そんな愛助と共同生活を送ることになる平凡なサラリーマン・陽平を演じるのは、萩原利久。2021年放送の主演ドラマ『美しい彼』では、吃音症の男子高校生を演じ、体当たりな演技が中国でもトレンド入りするほど世界各国から大きな反響が寄せられ、第59回ギャラクシー賞マイベストTV賞グランプリを受賞。現在放送中のドラマ『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』では明智光秀役で注目を浴びるなど、今、日本で最も勢いのある若手俳優のひとりだ。
解禁された予告では、そんな愛助と陽平の奇妙な共同生活の一部が映像初公開。
一人晩酌をする陽平(萩原利久)の部屋に不気味なノイズが鳴り響き、突然部屋の電気が消え真っ暗に……。驚く陽平の叫び声とともに現れるのは、白いワンピースを身にまとった、愛らしい姿の幽霊(久保史緒里)だった。愛助は、この部屋に昔住んでいた住人で、陽平の暮らす部屋にずっと居座っていたのだった。生きている間に恋愛を経験しなかったという、ウブでピュアな愛助。「うちも、一回くらいはキスとかしてみたいけ」。
愛らしさ満点の台詞は、本作のロケ地である広島県・尾道市の“備後弁”で、愛助は尾道の方言を話すキャラクター設定ということから、久保は全編を通して備後弁で演じている。
突然始まった幽霊との共同生活に動揺を隠せず戸惑う陽平(萩原利久)の様子や、愛助が陽平の“喉仏を触る”といった不思議なやりとりにはコミカルさも。しかし、人間と幽霊、交わらない世界に生きるふたりの葛藤、ラストの愛助の台詞と陽平の涙のわけ、そしてふたりに待ち受ける運命とは――。ふたりの行く末が気になる予告となっている。
予告と同時に解禁となったポスタービジュアルは、愛助と陽平が暮らす部屋のベランダからのひとコマ。大好きな誰かを想うような愛助と陽平それぞれの優しい表情はもちろん、背景の美しい尾道の街並みが相まって、美しくエモーショナルなビジュアルに仕上がっている。
陽平に想いを寄せる同僚の果南(かなん)に小野莉奈、陽平が同棲していた元カノ・玲奈に永瀬莉子、果南の叔母でスナックのママで霊媒師でもあるみさきに中島ひろ子、陽平が住むアパートの不動産店主・奥田に宇野祥平。愛助と陽平を取り巻く、個性豊かなキャラクターたちにも注目だ。
本作の監督・脚本を務めるのは、高橋名月。高校在学中に執筆した『正しいバスの見分けかた』で、第14回『伊参スタジオ映画祭 シナリオ大賞』短編の部のグランプリを映画祭史上最年少の18歳で受賞した新進気鋭の若手監督だ。
本作は、11月11日より渋谷シネクイントほか全国の劇場にて公開される。
映画情報
『左様なら今晩は』
11月11日(金)渋谷シネクイント他 全国ロードショー
原作:山本中学(『左様なら今晩は』少年画報社『ヤングキング』刊)
監督・脚本:高橋名月
脚本:穐山茉由
出演:久保史緒里(乃木坂46) 萩原利久 他
配給:パルコ
(C)2022「左様なら今晩は」製作委員会
映画『左様なら今晩は』作品サイト
https://sayokon-movie.com