■「この映画には大切な人のために戦う勇気や意見が違ってもお互いを理解する努力の大切さといった要素があり、ぜひこの映画から学んでいただきたいです」(中村正人)
映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』 の初日舞台挨拶が8月19日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン7で行われ、中川大志、山寺宏一、木村昴、広橋涼、そして中村正人(DREAMS COME TRUE)が登壇した。
全米公開からおよそ4ヵ月、遂に満を持して日本公開を迎え、全国226館、254スクリーンでスタートした本作を祝して、豪華吹替キャスト陣が集結。ソニック、テイルス、ナックルズも特製巨大うちわを持っての“お祭り仕様”で駆け付けた。
登壇者たちの挨拶もそこそこに、まずは無事、初日を迎えることができたことについて、中川は「前作ではお客さんの前に立たせてもらう機会がなかったので、控室で今日ってお客さんの前に立てるんですよね!? と言っちゃって…(笑)。本当にそれくらい皆さんと久々に会えてうれしかったです! しかも初日ですしね」と喜びの気持ちをアピール。
ソニックの宿敵のドクター・ロボトニック役を演じた山寺も、中川の成長を「僕が育てたようなものですからね!…嘘です!(笑)。そばにいただけですから。大志を中学生のときから知っているというのが僕の自慢です」と絶賛。対して中川は「(山寺は)もう、お父さんです」と応え、仲睦まじいやりとりをみせた。
山寺は続けて、ソニック役として再びアフレコに臨んだ中川に対して「大志の成長が止まらないです! すごいです。完成した作品を観て、ますまずすごくなっているなと思いました! こんなにかわいらしくてピュアなソニックをやりながら、鎌倉を支えるとんでもない実力派武将をやっているんですよ!?」と称賛した。また、山寺が「今日、おはスタ率高いんですよね!」と中川と木村をいじるひと幕も。
今回、映画に初参戦を果たしたキケンな戦士ナックルズ役を務めた木村昴は、中川演じるソニックを追い詰めるキャラクターかつ、大先輩・山寺演じるドクター・ロボトニックとタッグを組む役柄。「この日本が誇るゲームのキャラクターを演じさせていただいて光栄な気持ちと、あとは中川さん、山寺さん、“おはスタファミリー”とご一緒できてエモい感情がすごくあります…! 作品もとても楽しかったのでやりがいがありました。僕はなぜか赤いキャラクターに縁があるんですけど、なかでもナックルズは真っ赤だなと思い、より気合が入りました!」と感慨深く語った。
劇中でソニックを全面的にサポートする、モフモフしっぽがキュートなテイルスを演じた広橋は収録時には中川の声が入った状態で声の演技を行ったそうで、“中川ソニック”を慕う弟キャラとして、「今までもテイルスを演じさせていただいているんですが、こんなに大きい画面でモフモフしたテイルスを観られるなんて、とてもうれしかったです! 中川さんが演じられたソニックがすごくヤングで、ぴちぴちなのでテイルスも出会ったときの気持ちを思い出すように、ちょっと幼い感じで演じました」と役作りに関して語った。
また、DREAMS COME TRUEとして本作の日本版主題歌を提供、そしてチャンプ役として声優初挑戦し、さらに吹替版音声監修と様々なポジションを担い大活躍した中村が「チャンプ役は、山ちゃんが指導してくれたので本当にスムーズにできました!」と述べたのに対して、山寺は「もう、最初から全開で流石だなと思いました!」と吹替初挑戦の中村を絶賛。
中村は「ソニックはゲーム音楽でもう30年間付き合っている存在ですから、そういう意味では人生を共に歩いているというか。吉田美和、ソニック、中村正人…という感じですね!」と、ソニックへの思い入れを明かした
ひと通りのトークセッションが終わると、次は来場したファミリーと一緒に楽しめるゲーム企画を実施することになり、劇中でソニックとテイルス、ドクター・ロボトニックとナックルズがそれぞれタッグを組むことから、中川・広橋チーム、山寺・木村・中村チームで“対決”をすることに。
まずは、チーム間を温めるためにお互いの演じたキャラクターの良かったところを褒めあうひと幕をもうけ、ナックルズチームがお互いをほめる場面では、ミュージシャンとしての活動がメインである中村の吹替初挑戦を山寺が太鼓判を押し、中村が激しい戦闘シーンの多い木村の迫力に満ちた演技を大絶賛。山寺も「ナックルズがドカンの上でオレ様コンサートをする場面はすごかった!」とジョークを入れ大盛り上がり。
対する木村は、長年ジム・キャリーの声を担当する山寺に「本当にすごい。ジム・キャリーの面白さを日本語に変えて伝えることができるのは、この人にしかできない!」とリスペクトの意を表した。
また、ソニックチームの中川と広橋もお互いのキャラクターの良かったところをトーク。中川が「やっぱりすごく好きなところが、劇中で(ソニックが)テイルスのしっぽをお布団みたいにして寝るシーン。めちゃくちゃかわいかったです!」と述べ、広橋も「私も! そのシーン、本当にかわいかったと思いました! 先に言われた~」と意気投合。劇中のソニックとテイルスのようなピュアでかわいらしいやり取りを見せ、ナックルズチームからは「かわいいな~。なんか負けた感じがするな」と声が上がった。
そうして始まった、最初のゲームは「史上最速で一人を目指せ!!」というもので、登壇者が来場客全員に向けてひとつ質問を投げかけ、その質問に来場客は、事前に配られた裏表にYES/NOと記載の入ったうちわで回答。ソニックが描かれたYESの面のうちわを掲げた人がひとりだけになることを目指すという、懐かしの100分1チャレンジを彷彿とさせるルール。
なかなか難しいお題に、登壇者それぞれ悩みながらも、「ナックルズはパワーがすごいキャラだが、握手したときに力強いねと言われたことがある人」「朝からステーキを食べてきた人」「中川大志と同じ、6月14日が誕生日の人」「ソニックはハリネズミですが、自宅でハリネズミを飼っている人などバラエティに富んだ質問を観客に投げかけ、会場は賑やかな雰囲気に。
質問の答えにピッタリひとりだけがYESに該当するのは、なかなかハードルが高いようだったが、最後に中川が「今日、六本木までテイルスのようにしっぽを回転させて、しりコプターで来たよっていう人?」という質問を投げかけ、YESの回答者ひとりを見つけようとしたものの10人ほどYESの団扇が上がる驚きの展開に、会場は笑いに包まれつつ勝敗は僅差でソニックチームに軍配が上がった。
次に行ったゲーム対決は、8月19日が俳句の日であることにちなんだ「史上最強の俳句を目指せ!!」という、俳句バトル。今年の夏休みにしたいことを、ソニックの青、テイルスの黄、ナックルズの赤、いずれかの色に絡めて、一句つくるというもので、どちらのチームが夏らしい俳句だったかを来場客の団扇の反応でジャッジして競う。
それぞれ夏らしい俳句を披露し、会場は拍手に包まれた。ふたつのバトルを終え、ソニックチームとナックルズチーム、来場者の団扇での反応によって決まる勝負の結果は…中川、広橋のソニックチームに。
最後に、広橋、木村、山寺は夏休みで子供たちが数多く足を運んでいることから、テイルス、ナックルズ、ドクター・ロボトニックのキャラになり切ってメッセージを贈った。
続けて中村は、来場した子供たちのお父さんお母さんに向けて「この映画には大切な人のために戦う勇気や意見が違ってもお互いを理解する努力の大切さといった要素があり、ぜひこの映画から学んでいただきたいです」とエール。
そして締めくくりに中川は「2年前から比べると仲間が増えて、本当にパワーアップしたなと思いました。この映画はソニックたちがいろんなところへ冒険して、そしてドクター・ロボトニック、ナックルズ、テイルスといった新しいキャラと出会う、アトラクションのようなすごく爽快感がある作品ですので夏にぜひ大きな映画館で楽しんでいただきたいです! 僕も楽しんで演じさせていただきました! これから『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』をよろしくお願いいたします!」と述べ、お祭りのように大盛り上がりな要素マシマシな本イベントは終了した。
映画情報
『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』
超音速 大ヒット上映中!
日本語吹替版:中川大志、山寺宏一、木村昴、広橋涼、中村悠一、井上麻里奈、中村正人
日本語吹替版音声監修:中村正人
日本版主題歌:DREAMS COME TRUE 「UP ON THE GREEN HILL from Sonic the Hedgehog Green Hill Zone- MASADO and MIWASCO Version -」
配給:東和ピクチャーズ
(c)2022 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC.
リリース情報
2022.08.19 ON SALE
DIGITAL ALBUM『Sonic the Hedgehog Tribute』
映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』公式サイト
https://sonic-movie.jp/