“ジャイアンのスーパーリサイタル”がリアルに実現！声優・木村昴、17年越しの夢がかなう

■「17年前に（ジャイアンの）声優をやらせていただくことを発表した舞台も、今日と同じこのステージだったんです！」（木村昴）

ちょっと乱暴だけど、いざというときはとても頼りになる我らがガキ大将“ジャイアン”こと剛田武。

そんなジャイアン初のフルアルバム『ジャイアンのスーパーリサイタル』の発売を記念して、8月17日、東京・六本木ヒルズアリーナで開催中の『SUMMER STATION』にて『木村昴の「ジャイアンスーパーリサイタル」』が開催された。

開演時間の11時になると、『サマステ』のステージにジャイアンの声を務める人気声優・木村昴が登場。“ジャイアンといったらこの曲！”というほど愛され続けている名曲の最新バージョン「おれはジャイアンさまだ！2022」が披露され、会場に集まった750名のファンから温かい拍手が沸き起こった。

この日はステージ上にみかん箱が設置され、あたかもジャイアンが空き地でリサイタルを行っている雰囲気を演出。

そして、木村から「皆さん、暑い中『SUMMER STATION「ジャイアンスーパーリサイタル」』にようこそ！　世紀のジャイアンリサイタルなので盛り上がっていきましょう！」と挨拶があり、2曲目のジャイアンを象徴するガキ大将をテーマにした楽曲「ジャイアンにボエボエ」を披露。歌が始まると自然と観客が耳を塞ぐようなジェスチャーもあり、会場に一体感が生まれた。続いて3曲目の「そこのけ！ジャイアンさまだ」へ。

その後は「みんなありがとう！　どうですかみんな！　普段『ドラえもん』観てもらっていますか？　ジャイアン好きですか？？」と木村がトークし、「僕が2代目のジャイアンをやり始めて17年ですよ！　17年目でやっと夢がかないました」「17年前に僕らが声優をやらせていただくことを発表した舞台も、今日と同じこのステージだったんです」とジャイアン役が決まった当時のことを振り返った。そして、4曲目の「ありがとう、オーレ！」を披露したあと、舞台裏に下がり再度着替えをして登場。

ステージには、キッズダンスチーム“ジャイドリキッズ”も加わり、6月11日のアニメ『ドラえもん』にて放送された「ジャイアン誕生日スペシャル」で初公開され大反響となった新曲「ジャイアントドリーム」のダンスをレクチャー。会場に集まったファンと「ジャイアントドリーム」をパフォーマンスし、大盛況のなかで第1部が終了した。

5分ほどの休憩を挟んで、第2部の『木村昴のスーパートークライブ』がスタート。木村とともに、イベントゲストのしずか役、かがずゆみが登場。「皆さんこんにちは！　暑いなか、熱いステージを私も観ていました！　改めて、しずかちゃんの声がとっても上手な、かかずゆみです。よろしくお願いします」と挨拶した。

第2部冒頭では、9月3日に『ドラえもん誕生日スペシャル』で放送予定の「探せ！野比家のへっぽこご先祖さま」というお話にまつわるゲームを実施。会場に用意されたモニターにランダムに表示されるアニメ『ドラえもん』のキャラクター。そのうち、のび太一族が出たらいっせいに手を叩くというゲームは、難易度を分けて2回行われた。おなじみのキャラクターが表示されるタイミングで間違えてしまいそうになるファンも続出し、会場は大いに沸いていた。

ゲームが終わると、スペシャルゲストのドラえもんが登場し、「僕もダンスが上手に踊れるようにのび太くんと一緒に練習しようと思います！」とコメント。

この日はドラえもんの誕生日が近いということからサプライズのタワシタワーが用意され、会場でプレゼントされた。このタワシタワーは来場者にも配られたものと同じタワシで作られており、「やったー!!　一瞬どら焼きかな？　と思ったけど、よく見るとオレンジ色のたわしー！　みんなと一緒でうれしいです！」とコメントした。

イベントの最後に、木村は「皆さま今日は本当にお越しくださりありがとうございました。皆さんのお顔を拝見できて、一緒に盛り上がれたことを一生の宝にします。僕すごく感動したのが、雨だったのがジャイアンリサイタルのパワーでこんなに晴れました！」とコメントし、イベントは終了した。

＜セットリスト＞
1.おれはジャイアンさまだ！2022（2022読み：にいまるにいにい）
2.ジャイアンにボエボエ
3.そこのけ！ジャイアンさまだ
4.ありがとう。オーレ！
5.ジャイアントドリーム