■「サビの低いメロディを、芯を持ってパワフルに歌い抜く聖恵さんの凄さと、作曲家として聖恵さんを熟知してる水野さんの凄さを感じた」(緑黄色社会・小林壱誓)
緑黄色社会の小林壱誓(Gu)が、レコメンドしたい音楽を紹介する『誰だってNeed music』。第21回となる8月21日放送で紹介した楽曲は、いきものがかりの「BAKU」。
「この楽曲は昨年リリースされた、いきものがかり33枚目(!)のシングルということで。いきものがかりさんは僕ら、緑黄色社会が所属しているソニー・ミュージックレーベルズ、エピックレコードジャパンの大先輩なのですが、ウチのボーカルの長屋晴子は小学生の頃、いきものがかりの吉岡聖恵さんの歌を聴いて、『こんなに楽しそうに歌を歌う人がいるんだ!』と感銘を受けて、歌手を目指したという逸話がありますけど。そういう風にいきものがかりさんの存在に影響を受けて、音楽の道に進んだ人は間違いなく多いと思います。それくらい時代を築いてきたアーティストなので、僕もとても尊敬しています」と、メンバーのエピソードも交えて、いきものがかりへのリスペクトを語る。
続けて、楽曲について、「この『BAKU』という曲は、2021年に爆(バク)誕した曲ということで、記憶に新しい人も多いと思うんですが。ここにきて、33枚目ですよ! 33枚目のシングルにして、本当に新しいことをしてくれるなという、“いきものがかり史上最大のマッスルソング”だと思います!」と断言し、「こんな表現してる人は他にいないと思うんですけど(笑)、いきものがかりチームと聖恵さんのパワーをムキムキと感じる一曲です」と熱弁。
「作詞作曲が水野(良樹)さん、編曲に江口亮さんということで。個人的にいきものがかりさんの楽曲において、この組み合わせはパーフェクトだと思ってるんですよね。他にもこのおふたりの組み合わせは『ブルーバード』とか『ホタルノヒカリ』とかあるんですが、その中でも僕は『BAKU』という曲をすごく推してます」と語ると、「この曲、本当に聖恵さんと水野さんの信頼関係がとてもよく分かって。どういうところで分かるかというと、メロディの低さ、特にサビですよね。普通の女性ボーカルなら、こんな派手なオケの中、埋もれてしまうような低さのメロディを、芯を持ってパワフルに歌い抜くってところにボーカリストとしての聖恵さんの凄さと、作曲家として聖恵さんを熟知してる水野さんの凄さの両方を僕は感じました」とこの曲のすごさを分析。
曲のアレンジについては、「歌詞のない部分のオケに注目してもらいたい」と話し、「ホーンとか、ギターの細かいフレーズの入れ込み方が本当に上手なんですよね。これは江口さんのアレンジなんですけど、このアレンジがなんでこんなに気持ち良いのかな? と思って分析すると、結局、リズムに行き着くんですよ。特にスネアの位置。予想を裏切りながらも、ただ奇をてらってるわけではなくて、メロディとのリンクがある。それが本当に素晴らしい」とミュージシャンならではの視点で丁寧に説明していく。
「実は緑黄色社会の楽曲にも『またね』とか、僕の大好きな『Regret』は、インディーズの頃に江口さんにアレンジしていただいて。アレンジの制作過程を何度か間近で見て勉強させてもらったことがあるんですよ。で、さっき言ったような緻密なスネアの入れ方とか、リズムアレンジがほぼ即興のように出来上がっていくのを見て…、逆に勉強にならないくらい異次元でした(笑)」と振り返り、「また僕らも江口さんとご一緒したいなと思いつつ、水野さんのスタジオにも遊びに行かせていただきたいと思います!」とラブコールを送った。
『誰だってNeed music』は、J-WAVE(81.3FM)で毎週日曜午後に放送中の『SAISON CARD TOKIO HOT 100』内で、13時30分~、15時25分~(※)放送。毎回1曲ずつ、小林壱誓が自らセレクトしたおすすめ楽曲を紹介。熱量の高いレコメンドで、楽曲の新たな魅力を伝えていく。
『THE FIRST TIMES』では、放送しきれなかった小林の言葉もノーカットで紹介。radikoでは、放送後から1週間、視聴可能となっている。
『誰だってNeed music』プレイリスト
『誰だってNeed music』概要
8月21日(日)放送
毎週日曜13:30~、15:25~放送
※放送時間は毎週入替
※J-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』内で毎週放送される120秒の長尺CM企画。
リリース情報
2022.07.04 ON SALE
緑黄色社会
DIGITAL SINGLE「ブレス」
緑黄色社会 OFFICIAL SITE
https://www.ryokushaka.com/
いきものがかり OFFICIAL SITE
https://ikimonogakari.com/