■ダブル主演の伊崎花菜、服部樹咲も登壇! “日曜日の夜だけ開館する映画館”として、YouTubeプレミアにて無料生配信も決定!
8月7日、東京・下北沢にある映画館「シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』」にて公開された短編映画『日曜日とマーメイド』。
当初は、8月中の毎週日曜日のみの公開予定だったが、全国のファンに向けて“日曜日の夜だけ開館する映画館”として、8月中の毎週日曜日21時より30分間だけYouTubeプレミア公開にて無料生配信が決定した。
『日曜日とマーメイドは』中毒的なファニーボイスとキャラクターが人気で、MV動画累計3億回再生を突破しているナナヲアカリと、乃木坂46や日向坂46のMV映像などを手がけている頃安祐良監督とのコラボレーションによるオリジナル短編映画。頃安祐良監督がナナヲアカリの楽曲やLIVEシーンの世界観に合う短編企画・プロットを作成し、ナナヲアカリと意見交換しながらシナリオは完成した。
将来の進路に迷う高校生ふたりが、あるアニメをきっかけに一歩前に進むことになる物語。短編映画としては異例の本格アニメーションシーンも盛り込まれている。また、ナナヲアカリは劇中アニメ主題歌と映画主題歌の2曲を担当し、本人役としても出演。
主演には、2020年大ヒットとなった『ミッドナイトスワン』のヒロインとして注目を集めた服部樹咲、2020年に『STARDUST×sweetモデルオーディション』でグランプリを受賞し、本作が映画初出演となる伊崎花菜のふたりを迎えている。
そして、8月7日、「シモキタ – エキマエ – シネマ『K2』」にて舞台挨拶が開催された。
【短編映画『日曜日とマーメイド』舞台挨拶レポート】
2022年8月7日(日)シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』
ゲスト:頃安祐良監督、ナナヲアカリ、伊崎花菜、服部樹咲
■映画の成り立ち
監督:映画の成り立ちからお話できればと思いますが、映像監督とアーティストがコラボした映画を作ってみようというところから始まりましたね。
ナナヲ:すごい不思議な成り立ちですよね。私も映画に関わるのが初めてで、まずは監督にナナヲアカリの楽曲を聴いてもらったり、インタビューを受けましたよね。こういうことを聞くんだ? 的なことを、いろいろと聞かれて、それをまた脚本に落とし込む作業を繰り返して出来上がりましたよね。面白かったです。ナナヲで本当にいいのかな? と何回も思っていたのですが、そうしたらナナヲのエッセンスが入っていって、『日曜日とマーメイド』という作品になっていきました。
監督:お互い同時進行で曲も作りつつ、脚本も作っていきましたよね。
ナナヲ:映画の楽曲もいろいろ提出しました。どれが正解かわからなかったですよね。最終的に「陽傘」がナナヲ側も監督側もこれだ! 的なドンピシャでした。
監督:「陽傘」は、台本を元に作られたんですよね。
ナナヲ:そうですね、最初の台本のひとつ手前の登場人物や流れが決まったものから、「陽傘」の歌詞は作られました。
■ダブル主演からの感想
監督:それでは、今作でダブル主演を務めていただきました、伊崎花菜さん、服部樹咲さんをお呼びしたいと思います。
伊崎:ホトリ役を演じさせていただきました伊崎花菜です。本日はよろしくお願いします。
服部:キョウコ役を演じさせていただきました。服部樹咲です。よろしくお願いします。
監督:今回おふたりでダブル主演を務められましたがいかがでしたでしょうか?
伊崎:私は映画の出演自体初めてで、この役が決まったときにうれしかったんですが、それと同時に不安がすごく大きくて、上手く撮影できるかな、演じられるかなって思っていたんですが、監督はじめスタッフの皆さんが本当に温かく迎えてくださって、すごく楽しく撮影に参加することができました。あと、共演者の皆さんとは年代が近い方が多くて、すごくワイワイと過ごせました。
監督:最初は、ナナヲさんともどうやって、役者を選ぼうかと悩みましたよね?
ナナヲ:今回、リモートでオーディションをしていましたが、「どんな子が来るんだろう?」と思いつつ、実はこっそりスタッフっぽい別の名前で参加してオーディション見ていました。花菜ちゃんが「不安だった」と言っていたけど、その感じがホトリのイメージだったんですよね。監督とjふたりで“みぃーつけた”という感じでした。
服部:私は同世代の方と撮影するのがほぼ初めてでした。私、人見知りなんですけど、少しでも仲良くできたらいいなと思い撮影に挑みました。花菜ちゃんのほうからもたくさん話しかけてくれて、今ではプライベートで一緒に遊びに行ったりするくらい仲良くなることができて、いい出会いでした。一緒に撮影できてすごくうれしかったです。
監督:どこにふたりでいったの?
伊崎・服部:新大久保です。
一同:(笑)
監督:ナナヲさんは映画初めてでしたがどうでしたか?
ナナヲ:私は、ナナヲアカリ本人役として少し参加していました。これまで舞台には、出演したことがあったんですけど、映画は初めてで撮影ってこんなに大変だったんだと思いました。舞台と違って、ひとつのシーンで、何回も同じお芝居をするじゃないですか。この人の目線、ここの人の目線という感じで。よく考えたら当然ですけど、今まで自分が映画とかドラマとか観ているときに観ていたものって、ひとつのセリフを撮るのも、最低3ヵ所ぐらいから撮っているんですよね。そういうことを女優さんとか、俳優さんは当然のようにやっているんだっていうことを目の当たりにして、すごいって思いました。そこに感動しましたね。すごい貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
監督:緊張はしましたか?
ナナヲ:セリフはなかったんですけど、最後ふたりを見送るシーンを“微笑みのお芝居”をしてくださいと言われたとき、そんな”母の聖なる気持ち”を持ったことないぞ? と思いましたが、とてもふたりがかわいかったから微笑むことができました。
■映画の感想を教えてください。
伊崎:そうですね。ラストシーンのホトリとキョウコが灯台のところで喋るシーン、海で撮影されたシーンがとても印象的でした。ふたりは小さい頃に仲良かったんですが、大きくなるにつれて距離が離れてしまっていました。最後のシーンはふたりが仲直りをして自分の気持ちをすべて出すことができました。演じている側だったんですけど自分の中でもうれしかったです。そして、風がすごく強くて他の共演者の皆さんと風を防ぐためにガードレールに隠れたのも印象的でした。
監督:風が強くてセリフが何言っているかわからなかったですよね。
服部:私も同じで海のシーンでした。最後の放送は、素で本当に楽しんでいる感じでお芝居していたので、あとから完成版の映像を観てニヤニヤしちゃいました。
監督:最後のシーンよかったですよね。いいタイミングで鳥が飛んでいるので、皆さんもまた観てください。
ナナヲ:敢えて違うところをあげると、ライブ中に男の子が「(人魚を)本当に見たのかって?」言い寄ってくるところが好きでした。どれだけ虚言というものに対して、この男の子は敵意をもっているだろう? と思いながら、役としてもすごくイラっとしましたよね(笑)。やっぱ、お芝居って掛け合いなんだなと思いました。でも、キョウコがクールだから無視を決め込むことも含めて、あそこのシーンが好きでした。
監督:あそこのシーンすごいですよね。あんな狭いところでライブをしているのを邪魔をするやつ(笑)。
一同:(笑)
監督:このシーン撮りながらライブ成功するのかと思っていました。ナナヲさんが止めるんじゃないかって、(笑)。
■アニメーションの部分どうでしたか?
伊崎:そうですね。変身するアニメーション部分は、私が動いていたものを参考にしてアニメーションにしたんですよね? 髪型とか目とかが私になっていて、その映像を観たときにアニメーションすごいって思いました。
監督:アニメーションの部分は、スペースネコカンパニーの青木さんに制作していただきました。僕も個人的にはアニメーションを初めてやったので、その過程も学べて個人的には楽しかったです。ここまでお金かかることも驚きましたが(笑)。
■撮影の感想
伊崎:撮影は、4日間ぐらいで時間きつきつで撮影していましたよね(笑)。
監督;だいたい海のシーンを2日、教会のシーンを2日でした。
伊崎:海のシーンを撮影してから、家のシーンの撮影をしていたのですが、海風に当たってしまっていたせいで、疲れてしまい勉強しているシーンがすごく眠かったです。でも、年代が近い子が多くて楽しかったです。写真撮ったり、ゲームをしたりしていました。
ナナヲ:他の撮影シーンも観たかったんですよ。ナナヲは、ライブの撮影シーンの1日しか皆さんと一緒になっていないんですけど、その撮影の合間や、この舞台挨拶の直前もふたりできゃいきゃいしているのを見て「あぁ、カワイイ!」ってなってました。
■楽曲を聞いてみてどうでした。
服部:初めて聞かせていただいて、この映画の雰囲気に合うような楽曲でした。特に教会での緊迫感が楽曲とマッチしていてよかったです。
伊崎:灯台に行くまでの走るシーンがあるじゃないですか。あそこで音楽が流れ始めるシーンが映像と音楽の雰囲気がマッチしていて、私はすごく好きでした。
監督:ありがとう(笑)。
■シェア上映に関して
伊崎:私にとっても初出演の映画で初主演でした。本当に撮影も楽しくて、皆さんにも青春感が伝わるんじゃないか、という映画になっているので、皆さんもシェアして盛り上げていただければうれしいです。
服部:この作品は、ホトリが夢をお父さんに伝えられなくてうずうずしている姿だったり、キョウコの人魚になりたいという夢を客観的に見ていて、初々しく青春をしていると思える映画でした。これから8月の間毎週日曜日に公開されるので、いろんな視点で何回も観ていただけたらうれしいです。 いろんな方法でシェアしていただけるとうれしいです。
ナナヲ:楽曲もそうなんですけど。この作品は、思春期にある「まわりに言うのが恥ずかしくなってしまった」という、その年代の葛藤や夏のヒリヒリ具合を短い時間にすべて詰め込んだ作品になっています。楽曲もそれに準じて「陽傘」も「二度目の花火」も苦しい感じ、切ない感じ、でも前に進みたい感じをすごく表した作品になっているんじゃないかなと思います。何度も何度も観て、今、思春期の人たちも過ぎた人たちもいろんな楽しみ方をしていただければと思います。
監督:というわけで、短い時間でしたが、舞台挨拶これで終了させていただきます。このあとのシェア上映も皆さん楽しんで、そしてガンガンシェアをして広げて盛り上げていっていただけたらと思います。今後は、8月中の毎週日曜日にこの劇場で28日まで上映しますので、他の上演回もぜひご覧ください。本日はありがとうございました!
リリース情報
2022.08.08 ON SALE
ナナヲアカリ
DIGITAL SINGLE「二度目の花火」
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ナナヲアカリ
SINGLE「恋愛脳/陽傘」
映画情報
短編映画『日曜日とマーメイド』
シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』にて8月限定上映中
上映日程:14日(日)、21日(日)、28日(日)各日1回上映
※21日は、シェア上映日。1動画につき60秒以内のみ、劇場内でのスマホ撮影、実況中継(声出しNG)、切り抜き拡散ができます。
出演:伊崎花菜 服部樹咲
Jua 西田圭李 飯塚瑠乃 酒井大地
杉木隆幸 石本径代 金子乃彩 松竹結愛 上杉美風 吉田悠莉
ナナヲアカリ
監督・脚本:頃安祐良
脚本:マキタカズオミ
◇“日曜日の夜だけ開館する映画館”
短編映画『日曜日とマーメイド』YouTubeプレミア上映
8月14日(日)、21日(日)、28日(日)
各日21:00~21:30 無料生配信
URL
https://youtu.be/GsARqjD1OdQ
シモキタ-エキマエ-シネマ『K2』公式サイト
https://k2-cinema.com/
短編映画『日曜日とマーメイド』公式サイト
https://sundayandthemermaid.com
ナナヲアカリ OFFICIAL SITE
https://www.nanawoakari.com/