■「とても素敵な機会に新しい自分を持ち寄ることができたんじゃないかなと思って、とても充実感に満ちています」(アヴちゃん)
伊坂幸太郎のベストセラー小説『マリアビートル」を、『デッドプール2』のデヴィッド・リーチ監督がブラッド・ピット主演でハリウッド映画化した『ブレット・トレイン』が8月5日にアメリカで劇場公開(日本公開は9月1日)。併せてオリジナル・サウンドトラックの配信がスタートし、国内盤CD『ブレット・トレイン オリジナル・サウンドトラック』の発売情報も解禁となった。
日本を舞台にした作品ということもあり、本サウンドトラックには1969年に発表されたカルメン・マキのヒット曲「時には母のない子のように」、ビルボードのBillboard Hot 100で1963年に3週連続ナンバー1を記録した坂本九の「上を向いて歩こう」、ドラマ『スクール☆ウォーズ』の主題歌として大ヒットした麻倉未稀の「ヒーロー」(ボニー・タイラーのカバー)、元ハイファイセットの山本潤子、元オフコースの鈴木康博、元ふきのとうの細坪基佳によって結成されたSong For Memoriesによる「Five Hundred Miles」(へディ・ウェストのカバー)といった日本のアーティストの楽曲が多数収録されている。
なかでも、「Kill Me Pretty」は「日本のロバート・プラントを探している」という映画監督からのオファーに対して、奥田民生がレアなハイトーンボイスを披露し、見事な歌唱力で応えたというエピソードをもつ本映画のためのオリジナル楽曲だ。
奥田は「どっからこういう話になったのかよくわからないですけれども、英語の曲ですし、なかなか映画の挿入歌でっていうのも珍しい仕事だったなと思いますけど。まあ、いちばんは英語だというところで、ちゃんと伝わってんのかな? というのもありますし。結構激しめの曲で、キーも高いし、そこもなかなかハードルも高かったなと思います」と、ハリウッド映画の挿入曲への初挑戦を語っている。
また、映画予告編がグローバルで解禁された当初、女王蜂のアヴちゃんが歌う「Stayin’ Alive」が話題になっていたが、アルバムのデジタル配信とともに、サウンドトラックの1曲目を飾るリード曲として、本楽曲のフルバージョンもついに解禁された。
原曲は映画『サタデー・ナイト・フィーバー』を象徴する楽曲として今もなお全世界で愛されているビージーズの代表曲。映画『ブレット・トレイン』のために制作された本バージョンは、全編を大胆に日本語詞にアレンジし、アヴちゃんの美しい歌声が映える煌びやかな楽曲となっている。
本楽曲起用に当たってアヴちゃんは「オーディションの話を去年いただいて、少しの緊張感と楽しみな気持ちで臨むことができました。大ヒット曲をどう解釈するか自分なりに考え、思いっきりビビらずに表現して、そしてオーディションで合格をいただき、劇中でもとても素敵なシーンにかけていただいております」と振り返っている。
また、映画予告編でも「Stayin’ Alive」が使用されていたことについて「歌い方をいつもと違う歌い方にしたので、気づかれた方がいなかったみたいで、とても素敵な機会に新しい自分を持ち寄ることができたんじゃないかなと思って、とても充実感に満ちています」と語っている。
全14曲入りの国内盤CD『ブレット・トレインオリジナル・サウンドトラック』は、9月14日に発売予定。ぜひともチェックしてみよう。
映画情報
『ブレット・トレイン』
9月1日(木)全国の映画館で公開
原作:伊坂幸太郎『マリアビートル』(角川文庫刊)
監督:デヴィッド・リーチ
脚本:ザック・オルケウィッツ
キャスト:ブラッド・ピット、ジョーイ・キング、アーロン・テイラー=ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、アンドリュー・小路、真田広之、マイケル・シャノン、バッド・バニー(ベニート・A・マルティネス・オカシオ)、サンドラ・ブロック
日本語吹替版声優:堀内賢雄(レディバグ)、山本舞香(プリンス)、津田健次郎(タンジェリン)、関智一(レモン)、木村昴(ウルフ)、井上和彦(エルダー)、阪口周平(キムラ)、立川三貴(ホワイト・デス)
レーティング:R15+
リリース情報
2022.08.05 ON SALE
DIGITAL ALBUM『ブレット・トレイン オリジナル・サウンドトラック』
2022.09.14ON SALE
ALBUM『ブレット・トレイン オリジナル・サウンドトラック』
映画『ブレット・トレイン』作品サイト
https://www.bullettrain-movie.jp/