■「ミックスボイスの透明感とふくよかな声の倍音がきわ立って、『マジ、神のいたずら!』って感じ。とにかく歌が上手すぎる!」(緑黄色社会・小林壱誓)
緑黄色社会の小林壱誓(Gu)が、レコメンドしたい音楽を紹介する『誰だってNeed music』。第18回となる7月31日放送で紹介した楽曲は、Omoinotakeの「EVERBLUE」。
「Omoinotakeは島根県出身のピアノトリオバンドで、2012年、中学からの同級生だった3人でバンドを結成。で、昨年、『EVERBLUE』でメジャーデビューしました。『EVERBLUE』は、『ブルーピリオド』というTVアニメのOPテーマになっていて。そのアニメに感情移入しまくって、作られた楽曲だそうです」と、まずはバンドと曲を紹介。
そして興奮気味に、「まず、この曲、イントロですよ!」と、楽曲について語りだし、「細かいシンセフレーズを、ベースがじわじわなぞっていくという展開があるんですけど。それを聴いた途端に『これは当たりだ!』って身体が揺れだすんですよね」とイントロ部分を絶賛。「その次、Aメロ。休符が活かされたメロディで、どこか山下達郎さんのエッセンスを感じるような、心地よさがあって、♪七つの海から~、みたいな(山下達郎「SPARKLE」のものまね)。全然違うんですけど(笑)、個人的にはそういったルーツを感じました」と、歌メロについて山下達郎のものまねも混じえて解説。「しかもこれ、ピアノのバッキングが…、なんだろ、(口ずさみながら)サンバのリズムなのかな? サンバのリズムをポップスに落とし込んでて。これもひとつ発明だと思います! しかもそれを弾きながら、あのクオリティの歌を歌い上げる、ボーカルの藤井(怜央)さんも本当にすごいですね!」と、アイデアとスキルの高さを褒め称える。
さらに、「この曲自体、かなりキーが高く設定された曲だと思うんですけど。ミックスボイスの透明感とふくよかな声の倍音がきわ立っていて、『マジ、神のいたずら!』って感じですね。とにかく歌が上手すぎる!」と藤井のボーカルを絶賛。続けて、「楽器隊のスキル、テクニックは聴いていただいたら分かる、言わずもがななんですけども」と演奏面も絶賛し、「僕がいま、ライブを見に行きたいバンドNo.1です!」と明言した。
最後は「このバンド、9年間のインディー活動、ストリートライブなどを経験していて。初期衝動の蒼さ、苦悩、その先の希望みたいなね、9年間の長い年月を同じバンドメンバーと共にして、ずっと音楽を磨き上げ続けてきたバンドだからこそ、『EVERBLUE』っていう楽曲は出来たんだろうなと、本当に思います」と、この楽曲が生まれた背景について考察し、Omoinotakeにリスペクトを贈った。
『誰だってNeed music』は、J-WAVE(81.3FM)で毎週日曜午後に放送中の『SAISON CARD TOKIO HOT 100』内で、13時30分~、15時25分~(※)放送。毎回1曲ずつ、小林壱誓が自らセレクトしたおすすめ楽曲を紹介。熱量の高いレコメンドで、楽曲の新たな魅力を伝えていく。
『THE FIRST TIMES』では、放送しきれなかった小林の言葉もノーカットで紹介。radikoでは、放送後から1週間、視聴可能となっている。
『誰だってNeed music』プレイリスト
『誰だってNeed music』概要
7月31日(日)放送
毎週日曜13:30~、15:25~放送
※放送時間は毎週入替
※J-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』内で毎週放送される120秒の長尺CM企画。
リリース情報
2022.07.04 ON SALE
緑黄色社会
DIGITAL SINGLE「ブレス」
緑黄色社会 OFFICIAL SITE
https://www.ryokushaka.com/
Omoinotake OFFICIAL SITE
https://omoinotake.com/