■「人に迷惑をかけず、体に気をつけて、より良い明日に向かっていきましょう!」(ホクロマン半ライス!!!)
nobodyknows+が、7月18日に神奈川・横浜赤レンガ倉庫イベント広場で行われた『CURRY&MUSIC JAPAN 2022』最終日にヘッドライナーとして出演した。
「カレーフェス×音楽ライブ」をテーマにしたイベント『CURRY&MUSIC JAPAN 2022』は、7月16日から18日まで開催。3日間で計17組のアーティストが出演したライブエリアで最終日の大トリとして登場したnobodyknows+は、YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』でのパフォーマンスが注目を集めている「ココロオドル」、TVアニメ『NARUTO(ナルト)~疾風伝~』主題歌「Hero’s Come Back!!」などを披露。会場に集まった幅広い年齢層のオーディエンスを巻き込むステージを見せつけた。
美しい夕日に照らされ、爽やかな海風が吹き抜けるステージに最初に姿を見せたのは、DJ MITSU。強靭でしなやかなビートが大音響で響き渡るなか、ノリ・ダ・ファンキーシビレサス、ホクロマン半ライス!!!、ヤス一番?、Crystal Boyが登場し、「Hero’s Come Back!!」でライブは幕開け。“Everybody Stand Up!あげろ 今日一番の時間だ”というフレーズで観客が一斉に手を上げ、体を揺らし始める。
パワフルな4つ打ちビートと攻撃的なラップが響き合うダンスチューン「Let’s Dance」では、ノリ・ダ・ファンキーシビレサスがホクロマン半ライス!!!にコブラツイストをかけ、エレクトロ系のトラックに乗せて4MCが個性的なラップを突き立てた「Winds of Wins」ではオーディエンスが飛び跳ねながらダンス。そしてメロウ&グルーヴィーな「ワサワサ」では<ワサワサ>のコール&レスポンス(“声出し禁止”の観客は手の動きで反応)によって心地いい一体感を演出した。自由で開放的なパフォーマンスは健在。何よりも音楽を全身で楽しんでいるメンバーの姿が心に残った。
「名古屋からやって参りました、nobodyknows+です! いい天気でよかった。ですが我々、雨が降ったときのための曲も用意してました!」(ノリ・ダ・ファンキーシビレサス)というMCからは、オーディエンスとの手拍子とともに披露された「アンダーレイン」。そして「コロナが始まってからライブができなかったんですが、最近、いろんな場所でやらせてもらっていて。ここから一気にガチーン!といきたいと思います。ついてこれますか!?」(ホクロマン半ライス!!!)という言葉に導かれたのは、そう「ココロオドル」だ。
2004年にリリースされた代表曲「ココロオドル」は、今年6月にYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』で一発撮りのパフォーマンス映像が公開され、1週間で再生回数570万回を突破。現時点で1,600万再生を超えるなど、すさまじいばかりの注目を集めている。この日のパフォーマンスでは強烈な4つ打ちを軸にしたリミックスバージョンを挟み、爆発的な盛り上がりを演出。躍動感に溢れたパフォーマンス、メッセージ性とノリの良さを併せ持ったラップを含め、“Enjoy音楽は鳴り続ける”というフレーズを体現する圧巻のステージを繰り広げた。リリースから18年が経ち、4MCは40代になったが、そのインパクトはまったく減衰することなく、2022年夏の横浜を鮮やかに彩っていた。
そのままノンストップで「イマイケサンバ」につなぎ、ラテンフレイヴァ―をたっぷり込めたトラック&フロウによって観客はさらに踊りまくり。「ラスト、みんなで手を叩いてくれ!」(ホクロマン半ライス!!!)という声にリードされたラストナンバーは「愛のテーマ」。ディスコ、ソウル、ラテンが混ざり合うビートと“またいつか会える時まで”というフレーズによってライブ本編はエンディングを迎えた。
アンコールを求める拍手に導かれて、再びメンバーが登場。「人に迷惑をかけず、体に気をつけて、より良い明日に向かっていきましょう!」(ホクロマン半ライス!!!)と「シアワセナラテヲタタコウ」を放ち、イベントを締めくくった。
ハッピーな笑顔でステージを去った5人。地元の名古屋を拠点にマイペースに活動を続けている彼らだが、この日のパフォーマンスを目撃した観客はまちがいなく、「今のnobodyknows+の音楽をもっと聴きたい」と感じたはずだ。
撮影:(c)キセキミチコ(KISEKI inck)
リリース情報
2022.07.20 ON SALE
アナログ「ココロオドル/Hero’s Come Back!!」
nobodyknows+ OFFICIAL SITE
https://nobodyknows-fc.com/