■音楽プロデューサー・Yaffleのプロデュースにより、ヴァーチャルアーティスト・KOEがリアルデビュー!
9月9日に公開される、映画『百花』の主題歌が発表された。
川村元気の体験から生まれ、2019年に発表した自身4作目となる小説『百花』を、川村自身が監督・脚本を手掛け、映画化した本作は、記憶を失っていく母と向き合うことで、母との思い出を蘇らせていく息子・葛西泉(菅田将暉)と、すべてを忘れていくなか、さまざまな時代の記憶を交錯させていく母・葛西百合子(原田美枝子)が、親子の愛を紡ぎ出す物語。
そんな本作の主題歌を歌うのは、劇中に登場する“ヴァーチャルアーティスト”KOE。
劇中で“AI”に<数々の音楽の記憶>を学習させ、理想のヴァーチャルヒューマンアーティストをデビューさせるという、泉(菅田)と、泉の妻・香織(長澤まさみ)が携わる音楽プロジェクトが現実のものとなり、9月7日に主題歌「Hello,I am KOE」でデビューする。
KOEのプロデュースを手掛けるのは、映画『キャラクター』などの音楽制作や、藤井風などへの楽曲提供など、今最も注目される音楽プロデューサー・Yaffle(ヤッフル)。
新進気鋭のアーティスト・Doul、大貫妙子など多くのアーティストの作編曲を担当し、この映画のサントラも手掛ける音楽家・網守将平といった一流のクリエイター陣が、本作の主題歌「Hello,I am KOE」を含むデビューアルバムを手掛けている。
そんなKOEが歌う主題歌「Hello,I am KOE」、美しく透き通った声が印象的な主題歌は、先月解禁となった予告篇の一部で聞くことができる。
■菅田将暉 コメント
洗練されていながら、何かが欠けているような、何かを探しているような切なさを感じました。記憶を辿る物語がまた何層にも膨れ上がる楽曲だと思います。■川村元気監督 コメント
菅田将暉演じる泉が、目の前で記憶を失っていく母を目の当たりにしながら、仕事においては記憶を集めて作るアーティストと向き合っている。覚えていくことと、忘れていくこと。そのコントラストの中に“人間とは何か”を浮かび上がらせたいと思いました。Yaffleを中心とした気鋭のアーティストたちに“記憶のアーティスト・KOE”を創造してもらいました。主題歌となった楽曲「Hello, I am KOE」はどこか懐かしく、儚く、人の記憶を辿るような美しさに満ち溢れており、映画の世界を何倍にも広げてくれました。
■Yaffle コメント
(楽曲制作時を振り返り)お題を聞いた時、とても面白そうだと思いましたし、光栄でした。今の時代ならではのテクノロジーとの向き合い方を自分なりに表現しました。今回のように複数のアーティストで、存在しない1人のアーティストをつくりあげるというプロジェクトは後にも先にも無いんじゃないかと思うので、とても貴重な経験でした。
映画情報
『百花』
9月9日(金)より全国ロードショー
出演:菅田将暉 原田美枝子
長澤まさみ/北村有起哉 岡山天音 河合優実
長塚圭史 板谷由夏 神野三鈴/永瀬正敏
監督:川村元気
脚本:平瀬謙太朗、川村元気
音楽:網守将平
原作:川村元気『百花』(文春文庫刊)
配給:東宝
海外配給:ギャガ
(C)2022「百花」製作委員会
映画『百花』作品サイト
https://hyakka-movie.toho.co.jp