■神はサイコロを振らない×Rin音「六畳の電波塔」MVドキュメント&インタビュー映像も公開!
神はサイコロを振らないが、5月21日にバンド結成地である福岡からスタートさせた全国13都市14公演のツアー『Live Tour 2022「事象の地平線」』が、メジャーデビュー2周年となる7月17日に、LINE CUBE SHIBUYAにてファイナルを迎えた。
本ツアーのために「事象の地平線」をイメージしてボーカル・柳田が制作したオープニングSE曲が鳴り響き、照明演出が濃く彩るなか、観客の拍手喝采に包まれながらメンバー一人ひとりが順次登場。ギター・吉田、ベース・桐木、ドラム・黒川が揃うとインストゥルメンタルのパフォーマンスが始まり、会場の熱が高まっていく。そしてボーカル・柳田が登場し、「タイムファクター」を披露すると一気に会場のボルテージはMAXに。会場を神サイの世界観に包み込み、立て続けに「1on1」「クロノグラフ彗星」とアップテンポの人気楽曲をパフォーマンスし、場内をヒートアップさせた。
冒頭のMCで柳田は「皆さん、一瞬たりとも目を離さずに皆さんの記憶に焼き付けて行ってください!」と煽ると、「少年よ永遠に」をはじめ、インディーズ時代から愛されている楽曲「illumination」、メジャーデビュー曲であり夏唄としても人気の高い「泡沫花火」を、メジャーデビュー2周年を迎えたこの日に、応援し続けてくれたファンに感謝の気持ちと共にパフォーマンスした。
ライブ中盤では、ボーカル・柳田の呼び込みで、Rin音がサプライズで登場。大歓声に包まれながら、神はサイコロを振らない×Rin音「六畳の電波塔」をコラボで初披露。楽曲オープニングではそれまで背負っていたバックドロップ幕のセンターに大きく記されたツアーロゴがレーザーで染まり切ったところで、ドロップ幕が振り落とされ、巨大な照明トラスが出現するという演出でRin音のゲスト出演も大いに盛り上げたが、若手アーティスト2組がそれぞれの観点から、争い事の絶えないこの世界に疑問を投げかけ、愛と平和を願い、世界を変えようと歌う姿が観客を何よりも魅了していた。
その後も、「愛のけだもの」「夜永唄」「あなただけ」「イリーガル・ゲーム」とパフォーマンスし、終盤に向けての世界観を作り上げながら、観客をよりディープな世界に引き込んでいく。「揺らめいて候」では、観客と共にハンドクラップ&レスポンスを展開し、場内の一体感をいっそう高めた。
そして、神はサイコロを振らないの最新楽曲で、デジタルリリースされたばかりのNHK EテレのTVアニメーション『アオアシ』第2クールのエンディングテーマ曲でもある「カラー・リリィの恋文」をパフォーマンス。浮遊感のあるサウンドと伸びやかな歌声が重なり、場内に夏風が吹いたような感覚に包まれた。
本編ラストのMCでは柳田が、「メジャーデビュー2周年の日に、こうしてここでライブができて幸せです。ありがとうございます!」「時折プレッシャーに押しつぶされそうになるときもあるけど、ここにいるみんなのおかげで、僕ら4人は音楽をやれています。その感謝を伝えるためのツアーでもありました。こうやってライブをすれば、みんなが温かい目で迎え入れてくれるし、僕らが音楽をリリースすれば、みんながSNSで良かったとか、この曲に生かされてます、とか伝えてくれます。僕らにとってはそれこそが生きがいです」「心がどうしても悲しくなったとき、心がどうしても辛くなったとき、そんなときに僕らの音楽がみんなのそばにいてくれたらなと思います」「どうか生きてください。生きてくれたら、また会えます!」と心からのメッセージを伝えた。
その後、「未来永劫」を披露し、生バンドのライブならではの高揚感に包まれ、場内のボルテージはMAXへ。本編最後には雨と涙を表現する映像演出のなか「僕だけが失敗作みたいで」を披露、ボーカル柳田の歌声が特化し、観客の感情を揺さぶり、ファンに語り掛けるように熱唱した。
アンコールでは、インディーズ時代の楽曲をこれでもかと連続で演奏。これまで全ツアーで行ってきた「LOVE」「巡る巡る」を披露しないかと思わせておきながらも、最後にはその2曲も披露された。
「LOVE」では場内にLOVE&PEACEを願うウイングハートが舞い、「巡る巡る」では全身全霊のパフォーマンスを見せるメンバーに呼応したかのように、会場を埋め尽くしたファンが全身全霊のジャンプをしながら、一体感を作り上げてライブを締めくくった。
さらに、パフォーマンスをすべて終了したあと、2023年1月〜2月に『Zepp Tour 2023「雪融けを願う飛行船」』を開催することを発表。会場は歓喜の拍手に包まれた。
「事象の地平線」は会場で一体となったファンと共に、まだ見ぬ世界に向けて彼らの道のりは続いていく。2023年1月から始まるツアーでも、さらに進化した4人の姿が見られるに違いない。
なお、ライブ後には、『神はサイコロを振らない×Rin音「六畳の電波塔」MVドキュメント&インタビュー』映像も公開。こちらも要チェックだ。
<セットリスト>
01.タイムファクター
02.1on1
03.クロノグラフ彗星
04.少年よ永遠に
05.illumination
06.泡沫花火
07.六畳の電波塔 with Rin音
08.愛のけだもの
09.夜永唄
10.あなただけ
11.イリーガル・ゲーム
12.揺らめいて候
13.カラー・リリィの恋文
14.未来永劫
15.僕だけが失敗作みたいで
PHOTO BY Viola Kam(V’z Twinkle)
リリース情報
2022.07.15 ON SALE
DIGITAL SINGLE「カラー・リリィの恋文」
神はサイコロを振らない OFFICIAL SITE
https://kamisai.jp/