■「毎日求められることが変わるなんてしょっちゅう。そんな状況のなかでできるのは、目の前に集中することくらいしかないんです」(Snow Man・岩本照)
Snow Manの岩本照が、エンタメ専門誌『日経エンタテインメント!』8月号(7月4日発売)にソロで初登場。「過ごした時間がくれるもの」というタイトルで、この夏に相次ぐ主演作を通じての気づきや、Snow Manのパフォーマンスを作るプロセスなど、自身の仕事観をたっぷりと語っている。
7月8日に映画『モエカレはオレンジ色』、8月11日にミュージカル『キャッチミー・イフ・ユー・キャン』と、この夏は単独で初の主演が続く岩本。Snow Manの筋肉キャラとして『SASUKE』(TBS系)に懸ける姿はおなじみになったが、ここにきて俳優仕事が増えていることについて、「踊るのも歌うのもセリフを言うのも、湧き上がってくる何かを表に出すという意味では同じ。僕らは並行していろいろなジャンルの仕事をしているので、皆さんが思うほど『今年はこれにフォーカスしてます』という感じはないんですよね」——インタビューは、そんな率直な受け答えから始まっている。
一見そっけない態度に思えるが、すべては長年の下積みに裏打ちされた正直な答えだ。「『あれやりたいな、これやりたいな』とイメージするんじゃなくて、ただ、自分に来たことをチャンスと捉えて食らいついていく。“ジャニーズあるある”なのかもしれないですが、目標をイメージしたところで思いどおりには絶対にならないし、特にジャニーズJr.って、毎日求められることが変わるなんてしょっちゅう。そんな状況のなかでできるのは、目の前に集中することくらいしかないんです」。岩本の真っすぐな性格がよく分かる、飾らない物言いが続く。
発表のたびに話題になるSnow Manのダンスパフォーマンスに対する姿勢も興味深い。岩本は振付師として携わっている作品も数々あるが、そこではグループへの評価よりも大事にしていることがあると明かしている。その言葉からは、なぜ多くの人がSnow Manに惹かれるのかが見えてくる。
グルーブの快進撃もあり、今では彼らに携わるチームも巨大になった。コロナ禍でのCDデビューから2年半。エンタメ界は少しずつかつての景色を取り戻しつつあるが、「僕らはまだ観客の歓声を浴びたことのないグループ」(岩本)。かと言って「『かわいそう』とか『普通なら……』と過去を意識して生きていくことはしたくない」とキッパリ。「コロナの世界を経験し、人生何があるかわからないということを痛感した。だからこそ、いつ何が起こっても後悔しないで済むようにしたい」――この考え方がSnow Manの原動力になっていると語る。
日経エンタ! 恒例のプライベートトークでは、「家飲みする時のお酒」「豆腐は絹派? 木綿派?」「ステージドリンクは?」など、10問を掲載。「好きなパスタは?」の質問に対しては、「そんなにこだわりはないけど……」と言いつつも、超具体的なメニューを「これ一択」と挙げた。岩本垂涎のその種類とは?
表紙&巻頭インタビューはKinKi Kids。CDデビューから間もなく25年、ジャニーズ事務所で音楽活動をしているグループとしては最長不倒ゾーンに入った彼ら。「ふたりが作ってゆくジャニーズイズム」と題し、プレーヤーとして、またクリエーターとして前進する活動スタイルについて、じっくりと話している。
書籍情報
『日経エンタテインメント!』2022年8月号
発売日:7月4日(月)
特別定価:790円(税込)
発行:日経BP
Snow Man OFFICIAL SITE
https://mentrecording.jp/snowman/
https://www.johnnys-net.jp/page?id=artistTop&artist=43