■「ロンドンでのロケは本当に楽しかったよ。おかしなシーンはB級の探偵映画を思い出したね(笑)」(マネスキン)
イタリアのロック・バンド、マネスキンが最新ヒット曲「スーパーモデル」のMVを公開した。
ロンドンで撮影されたMVは、デュオの映画監督ベッドルーム・プロジェクツ(映像代表作:The1975)とベン・チャペル(映像代表作:アークティック・モンキーズ、ナイン・インチ・ネイルズ)が監督を担当。
クエンティン・タランティーノやアルフレッド・ヒッチコックの伝統的な要素を組み合わせ、大惨事が次々と展開する中、楽曲の激しいムードと遊び心のある歌詞を完璧な形でとらえている。メンバーはグッチに身を包み、自身たちによる脚本で出演。全編にわたるシネマティックなビジュアルも注目の作品に仕上がっている。
同曲について、メンバーは最近公開されたインタビューで「あるスーパーモデルと過ごしたいと思うんだけど、そうしたらトラブルに巻き込まれてしまうかもしれない。タバコみたいなものだよね。大好きだけど、そいつに残念ながら殺されてしまうことも分かっているんだ」と語っており、クールなロックサウンドにどこかシニカルな世界観が漂う、彼らの真骨頂ともいえる世界観をMVに反映している。
また、『SUMMER SONIC 2022』への出演、単独での初来日公演も決定しているマネスキンの初来日を記念して、2021年リリースのアルバム『テアトロ・ディーラVol. I』の来日記念盤が完全生産限定で8月3日にCDリリースされることも決定。オリジナルの内容に加え、ライブのお供となるラバーバンドが付属。2021年にLAで行われたライブ音源4曲も追加収録される。ヒットシングル「ベギン」「マンマミーア」などのライブ音源が聴けるのは、この記念盤のみとなっている。
さらに、日本ではCD未発売であった1stEP『チョーズン』、1stフルアルバム『イル・バッロ・デッラ・ヴィータ』の日本盤CDが8月3日にリリースされる。
■マネスキン コメント
今回のMVは、僕たちが好きな90年代の映画へのトリビュートにしたかったんだ。曲の中でとらえようとした、謎めいたキャラクターのシネマティックな雰囲気を、ビジュアルにも反映させたかった。アイデアを考え付いてからは監督たちと密接に連絡を取り合って、僕たちの大好きな90年代の映画から切り出したフレームやシーケンスを再現していった。ロンドンでのロケは本当に楽しかったよ。おかしなシーンはB級の探偵映画を思い出したね(笑)。■ベン・チャペル(監督) コメント
このMVはLAのプールサイドで1週間くらいのんびりした後で生まれた。メンバーが90年代のヴォーグ誌を指でパラパラとめくっていたので、メンバーと好きな90年代の映画などについて語り合った。MV全体を通じて、小さなオマージュをできるだけたくさん忍び込ませようとしたんだ」。またもう一方の監督ベッドルーム・プロジェクツは「MVは『ラン・ローラ・ラン』、『レザボア・ドッグス』のような90年代の映画やヒッチコック、それから1950年代のハリウッド映画などを参考にインスピレーションを得たプロジェクトだった。謎のハンドバッグというマクガフィン(訳注:ヒッチコックの造語。ストーリー展開に一役買うもの)は『マーニー』や『パルプ・フィクション』から思いついた。スーパー16mmフィルムで撮影したんだ。
リリース情報
2022.05.13 ON SALE
DIGITAL SINGLE「スーパーモデル」
ライブ情報
マネスキン単独初来日公演
08/18(木)東京・豊洲PIT
マネスキン OFFICIAL SITE
https://www.sonymusic.co.jp/artist/maneskin/