■5月14・15日に開催されたキャンプインフェス『FUJI & SUN ’22』には2日間で総勢29組が出演!
5月14・15日に静岡・富士山こどもの国でキャンプインフェス『FUJI & SUN ’22』が開催された。
今年で3回目を迎える『FUJI & SUN』は、富士山を望む最高のロケーションのなか、“音楽”“アクティビティ”“キャンプ”など「本物の体験」をコンセプトに2019年にスタートした野外フェス。
昨年に引き続き“WITHコロナ時代”のフェスとして、新型コロナウイルス感染予防ガイドラインに基づき、会場のキャパシティを50パーセントに制限し、入場時の検温、参加者全員の個人情報登録など、安心して楽しめるよう“ほどよい距離感”を重視しながら行われ、2日間でおよそ4,500人が来場した。
■14日公演
1日目は開場直前までの悪天候から一転し、夕方には見事な富士山と夜には美しい朧月が見える絶好の野外フェス日和となった。
出演は、KIRINJI、CHAI、フジファブリック、ROTH BART BARON、渡辺貞夫グループ、青葉市子、OLAibi × U-zhaan + 大友良英、川村亘平齋(滞空時間)、Salyu、切腹ピストルズ、吉原祇園太鼓セッションズ、Akie、悪魔の沼、AKIRAM EN、TOP DOCAの計15組。
SUN STAGEのトップバッターを飾ったCHAIは、カラフルな衣装に身を包みネオかわいいダンスパフォーマンスで心躍らせた。
『FUJI & SUN ’20』の開催キャンセルで2年越しの出演を果たしたフジファブリックのステージでは、「若者のすべて」の演奏中に雲隠れしていた富士山が姿を現す感動的な場面も。
この日は、ヘッドライナーとしてジャズ界のレジェンド、渡辺貞夫が凄腕プレイヤーを率いて登場し、80~90年代の名曲を中心とした圧巻のパフォーマンスで観客を大いに沸かせた。そして、ラストはジョン・レノンの「イマジン」を演奏し、会場が平和に思いを馳せた。
■15日公演
2日目は奥田民生、踊ってばかりの国、GEZAN、スチャダラパー、AJATE、角銅真実、ハンバート ハンバート、んoon、INOYAMALAND、DJ KENSEI、どんぐりず、Hana Hope、YOSI HORIKAWA、Ramzaの計14組が出演。
真っ赤な衣装がトレードマークのGEZANは、OLAibiを招いたツインドラムで終始会場を轟音と熱狂の渦へと巻き込んだ。
「やめずにこりずにやってたら32年やってました!」と笑い飛ばすスチャダラパーは、心のベストテン第1位の「今夜はブギーバック」をはじめフェス定番曲を網羅し、親子で楽しむ光景も見られた。
どんぐりずは中毒性のあるトラックメイクで子供も一緒に踊って盛り上がり、Stone stageが入場制限となる賑わいだった。
大トリの奥田民生の出番になる頃から突然雨が降り出し、奥田は「マシマロ」を“富士山もないけど気にしない!”と歌いながらステージをスタート。雨が激しくなる一方で、雨ニモ負ケズ集まった多くの観客の声援を受けながら、ユニコーンの「ロックンロールのバラード」や「イージュー★ライダー」「さすらい」などの名曲を次々と熱唱。最後は鳴り止まない拍手に応え、「ありがとう、また来ますので!」と告げ、アンコールに「風は西から」を歌い、『FUJI & SUN ’22』の幕を閉じた。
会場では、開催初年度から人気の“冒険のプロ集団”「人力チャレンジ応援部」と楽しむアクティビティプログラムも行われ、アウトドアや登山の基礎を学ぶ講習や冒険家のトークショーなどに多くの人が参加した。あらたに加わったヤマハ発動機による親子バイクなどの体験コンテンツも大好評だった。
また、各エリアでは、静岡県の素材を活かした名店を中心に、地元農家の店舗など地場の環境を活かした他とは違う“絶品フェス飯”や『FUJI&SUN』限定のオリジナルビールを販売。イベント限定の人気アウトドアショップも出店し、友達や家族連れで連日賑わった。
なお、『FUJI & SUN ’22』の模様は、7月にWOWOWで放送・配信される。
番組情報
WOWOW『FUJI & SUN’22』
2022年7月放送、配信予定
出演者:奥田民生、踊ってばかりの国、KIRINJI、GEZAN、スチャダラパー、CHAI、フジファブリック / ROTH BART BARON / 渡辺貞夫グループ 他
番組サイト
https://www.wowow.co.jp/music/fjsn/
『FUJI & SUN ’22』OFFICIAL SITE
https://fjsn.jp