■「我々自身も色々なものと戦いながら演劇を続けている最中、今のご時世と非常にリンクする部分も多いです」(松下洸平)
3月12日、東京・Bunkamura シアターコクーンにて、松下洸平主演の音楽劇『夜来香ラプソディ』(「夜来香」の読み:イエライシャン)が開幕した。
舞台は、第二次世界大戦末期、租界という治外法権が存在し“魔都”とも称された都市・上海。「蘇朴夜曲」や「別れのブルース」などを作曲した新進気鋭の作曲家・服部良一(松下洸平)を中心に、「夜来香」の作曲家・黎錦光(れいきんこう/白洲迅)や、絶世の歌姫・李香蘭(りこうらん/木下晴香)など様々な人々が、音楽を通じて絆を結び、人種やイデオロギーの壁を乗り越えコンサートを開催しようした、葛藤と夢を描く。
音楽は、J-POP屈指のプロデューサーにして作曲家の本間昭光が担当。至極の服部メロディーをはじめ、オリジナル曲も加えた、エンターテインメント性豊かな日本オリジナルの音楽劇を誕生させた。演出は、華やかさの中に毒を含む独特な手法で多彩な作品を生み出し、演劇ファンの信頼も厚い演出家、河原雅彦。
東京公演は、Bunkamura シアターコクーンにて3月27日まで開催、以降、名古屋公演、大阪公演、長岡公演が予定されている。
■松下洸平 コメント
まずは、こうして無事に初日を迎えられることが、今のこの時世にありがたいことです。我々はしっかり感染予防対策をして、お客様に楽しんでご来場頂けるよう、最善を尽くしていきたいと思います。
1945年6月の物語ですが、輝かしい経歴をお持ちの音楽家で指揮者の服部良一さんが、上海で音楽の可能性を求めて、黎錦光や李香蘭など支えてくれる人々と共に、時世と戦い駆け抜けていく物語です。我々自身も色々なものと戦いながら演劇を続けている最中、今のご時世と非常にリンクする部分も多いので、初日を迎えた時に、お客様そして我々がどう感じるのか非常に楽しみです。沢山の登場人物の中に、それぞれにすごく濃い物語が詰まっています。そして生バンドで素晴らしい演奏が聴けます。ジャズや皆さんも良くご存知の歌謡曲も沢山出てきますので、笑って泣いて、芝居と音楽を楽しんで頂けたら嬉しいです。(※初日開幕コメント)
リリース情報
2022.03.14 ON SALE
松下洸平
DIGITAL SINGLE「KISS」
公演の詳細はこちら
https://www.cubeinc.co.jp/archives/theater/cube25thpresents
松下洸平 OFFICIAL SITE
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