■ももクロ・高城れに、ソロコンでギター弾き語りに初挑戦!
ももいろクローバーZ・高城れにのソロコンサート『まるごとれにちゃん2022 RENICHAN WORLD』が、3月7日に大阪・フェスティバルホール、3月8日に愛知・名古屋国際会議場センチュリーホール、3月9日に神奈川・神奈川県民ホールで開催された。
今回の『まるごれにちゃん』は、高城れにのONとOFFをテーマに、オリジナル曲メインで構成。ここでは、神奈川公演の模様をレポートする。
【ライブレポート】
開演時刻になると、会場に「overture」のオルゴールver.が響き渡り、ドーリーなピンクミニドレスに身を包んだ高城れにが4人のダンサーとともに登場。
昨年8月にリリースされた初のソロアルバム『れにちゃんWORLD』のリードトラックである、夏の青春応援ソング「SKY HIGH」を披露してライブがスタート。一気に“れにちゃんWORLD”へと導いた。
続いてソロアルバムに収録されている2曲をライブ初披露。シティポップチューンの「Voyage!」をダンサーたちとパフォーマンスし、ファンへの思いを歌ったバラードナンバー「何度でもセレナーデ」で透き通るような歌声を届けた。
「れにちゃんWORLDへようこそ!」とファンへ呼びかけ、「会場に来る前に横浜中華街行った人ー! 大さん橋行った人ー!」と横浜ならではの問いかけで、客席とコミュニケーションをとった。
その後は自身の楽曲「じれったいな」「Tail wind」を披露し会場全体のボルテージを上げ、島袋優(BEGIN)作曲・高城自身も作詞で参加した「『3文字』の宝物」を歌唱。
高城がステージを離れると、バックバンドによる演奏へと移る。その後、黒とシルバーを基調とした大人の雰囲気な衣装をまとった高城が登場し、ピアノと高城の歌声のみが響き渡る中でYOASOBIの「夜に駆ける」を歌い上げた。続けてスローテンポでアレンジされたTWICEの「Feel Special -Japanese ver-」、アコースティックギターを中心にアレンジされたロックテイストの「Go! Go! Heaven」を2曲続けて披露した。
さらに3月4日に配信リリースされた、wacciが作詞作曲編曲を手掛けた新曲「じゃないほう」をアコースティックギター弾き語りでバンドと共に初披露。
高城は今回のソロライブでギター弾き語りが初挑戦となり、ファンへの想いをていねいに歌で綴った。
「私もモノノフさんもきっと悩んでいることがあるんじゃないかな、と思って、今回のライブは2面性をテーマにしました。たまには後ろ向きになるときもあるけど、ももクロとしてステージに立つことができて、モノノフさんと会えるから元気をもらっています。基本的には私は元気です!」とファンに感謝を伝え、「どんな私も好きでいてください!」と告げた。
その後「まるごとれにちゃん」「Dancing れにちゃん」「everyday れにちゃん」とれにちゃん三部作を元気いっぱいのステージで披露。「お時間なんです」とライブが終わることを告げると、客席の反応は十人十色だったが「“えー”がないのは寂しいから全力でみんな首を振って!」という高城の声で会場の全員が同じ動きで一体化。会場を賑わせライブ本編を締めくくった。
アンコールを求める拍手を受けて、グッズパーカーを着用した高城が再び登場。ジャクソン5の「I WANT YOU BACK」に乗せて、ダンサーとバンドメンバーも交えてポップなダンスを披露し、会場一体となって盛り上がりを見せた。
ソロコン恒例となっているレミオロメンの「3月9日」、自身のバラードナンバー「しょこららいおん」で優しい歌声を届け、ラストスパートへと突入。「spart!」をエネルギッシュに歌唱し、最後はライブ定番曲「一緒に」を笑顔で歌い切った。
最後に「3日間ソロコンをやるのが初めてで不安もありましたが、無事完走することができました。39(サンキュー)の日なのでみんなも周りの人にありがとうを伝える日にしましょう。これからもたくさんのありがとうを伝えていきたいな。幸せな時間をありがとうございました!」と涙を浮かべながらモノノフ愛が溢れる思いを語り、高城の表と裏を魅せた『まるごとれにちゃん2022 RENICHAN WORLD』は幕を閉じた。
PHOTO BY 上飯坂一
リリース情報
2022.03.04 ON SALE
高城れに
DIGITAL SINGLE「じゃないほう」
ももいろクローバーZ OFFICIAL SITE
https://www.momoclo.net/