■「圧倒的スケールで聴く者を慈愛で包みすべての傷を肯定してくれる。歌声に胸が締めつけられ涙がこみあげてくる。だからこれは救いの音楽だ」(乙一)
シドが3月23日にリリースする最新アルバム『海辺』から「大好きだから…」の先行配信がスタートした。併せて『海辺』の商品展開写真も公開され、小説家・乙一氏からの推薦コメントも公開された。
アルバム『海辺』は“令和歌謡”をテーマに、令和という時代に新しいシドの表現に挑戦した意欲作。そのなかでも先日配信開始された「騙し愛」は、“シド節”全開ともいえる歌謡曲サウンドを、令和の時代にアップデートした1曲として話題となっている。
3月8日配信スタートとなった「大好きだから…」は、作詞をマオ、作曲をゆうやが務め、タイトルと歌詞からは想像もできない衝撃のラストが待ち受ける、ミステリーホラーのような1曲となっている。
さらに、『海辺』のアルバムパッケージを余すことなく楽しむことができる、商品展開写真が公開された。
「Poetic盤」はレザー風の表紙が目を引くだけでなく、100ページの重厚なブックレットと一体となった、まさに本のような1枚。ブックレットには歌詞やマオによる解説が掲載されており、パッケージの手触りと合わせてCDならではの楽しさを感じ取れる仕上がりとなっている。
さらに、帯には小説家・乙一氏からの『海辺』推薦コメントが掲載されていることが発表となった。
「Artistic盤」には40ページとなるフォトブックレットの他、メンバーの凛々しい眼差しをとらえた生写真などを収録した、豪華な商品内容となっている。
大盛況となった北海道から『海辺』全国先行試聴会ツアーもスタート。渾身の作品となったアルバム『海辺』のリリースを楽しみに待とう。
■乙一(小説家)コメント
まるで恋愛小説の短編集のようなアルバム。上質で奥深い内容の何度でも読み返したくなる物語の集合体。歌声はひたすらに格好良くロマンチックで「女性的な繊細さを感じる筆致」を思わせる。人を愛することの美しさと、愛し続けることの難しさを実感した。世界には何と多くの恋愛の形があるのだろう。どうしてこんなに傷つきながら人はだれかを好きになるのだろう。
痛み、後悔、苦しみ。
裏切られ、傷ついて、絶望して。
ぼろぼろになった人生の、最後にたどりついた『海辺』で、確かな愛をようやく見つけられたかのような情景に出会う。この短編集は『海辺』で幕を下ろす。圧倒的スケールで聴く者を慈愛で包みすべての傷を肯定してくれる。歌声に胸が締めつけられ涙がこみあげてくる。だからこれは救いの音楽だ。
リリース情報
2022.03.08 ON SALE
DIGITAL SINGLE「大好きだから…」
2022.03.23 ON SALE
ALBUM『海辺』
シド OFFICIAL SITE
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