■一方、ikuraは大の本好き。「(4人の直木賞作家とコラボするプロジェクト『はじめての』で)コラボさせていただく作家の皆さんの作品もたくさん読んできたので、とにかくうれしくて」
4人の直木賞作家とのコラボレーションしたプロジェクト『はじめての』が話題のYOASOBI。
第1弾楽曲として先日、島本理生氏の短編小説を原作にした新曲「ミスター」を配信したばかりの人気ユニットが、働く女性のファッション誌『Oggi』4月号に登場。ラジオDJのサッシャがナビゲーターを務める音楽連載「働く私にMusik」(Musikはドイツ語で音楽の意)で、プロジェクトのこと、そして一気にスターダムに駆け上った“今”の心境を語っている。
デビューしてわずか2年余り。数々のヒットチャートを独占したデビュー曲「夜に駆ける」は、現在もストリーミング回数を伸ばし続け、昨年末にはBillboard Japanストリーミングソングチャート“Streaming Songs”で史上初の累計再生回数7億回を突破。他にも数々のヒット曲がチャートを賑わし、CMソングやアニメ、ドラマの主題歌の声もかかるヒットメーカーに。
そんなふたりがテーマにするのが、“小説を音楽にする”。その真骨頂といえる今回のプロジェクトについて、コンポーザーのAyaseはこう話す。
「とても光栄なことで感謝の気持ちでいっぱいです。でも、一般の方が書いた小説であれ、プロの書いた小説であれ、楽曲との向き合い方は変わらないです」
あくまでも自分が小説から感じたものをリスナーと共有できるように作ること。その感性がYOASOBIの世界観を作っている。
さらにこんな意外な言葉も。
「僕、曲の原作になる小説くらいしか読まないし、今までも本はあまり読んでこなかったんですよ」
これにはサッシャも「ええっ!?」と驚き。
「YOASOBIの曲の原作になる小説はすごく短いので、本に少し苦手意識がある僕でもスラスラ読めるんです。今って本離れしている子も多いけれど、僕たちの曲をきっかけに、小説を好きになる人が増えたらいいなと思います」
一方のボーカル・ikuraは大の本好き。
「今回コラボさせていただく作家の皆さんの作品もたくさん読んできたので、とにかくうれしくて…。でも、歌うことに関しては、Ayaseさんと同じ。目の前の作品とまっすぐ向き合って、その世界観を表現できるように頑張るだけです」
撮影は、本の街、東京・神田神保町で行われ、古書店で本に囲まれて映るふたりは、あたかも新しい本の楽しみ方を未来に切り開くパイオニア的存在のよう。
『Oggi』のインタビューは、他にも、ふたりの出会いから「夜に駆ける」誕生秘話、2度の紅白歌合戦出場についてなど、YOASOBIの「怒涛の日々」の裏側に迫る内容。『Oggi』4月号は、2月26日に発売。ぜひ、チェックしてみよう。
リリース情報
2022.02.16 ON SALE
DIGITAL SINGLE「ミスター」
2022.03.23 ON SALE
Blu-ray『THE FILM』
書籍情報
『はじめての』
発売日:2月16日(水)
本体価格:1,650円(税込)
頁数:224頁
体裁:四六判上製
出版社:水鈴社
<収録作>
島本理生「『私だけの所有者』――はじめて人を好きになったときに読む物語」
辻村深月「『ユーレイ』――はじめて家出したときに読む物語」
宮部みゆき「『色違いのトランプ』――はじめて容疑者になったときに読む物語」
森絵都「『ヒカリノタネ』――はじめて告白したときに読む物語」
『はじめての』特設サイト
https://yoasobi-music.jp/hajimeteno
YOASOBI OFFICIAL SITE
https://www.yoasobi-music.jp/